結論からいえば、将来的にロレックスの資産価値が低下する可能性は低いです。
しかし、なぜロレックスの資産価値が下がらないといえるのか気になる方も多いでしょう。
この記事では、以下の内容を解説しています。
- この記事で解説していること
- ロレックスの価値が下がらない理由
- 今後も価値が下がりにくいロレックスの種類
- 今後ロレックスの価値が下がる可能性
将来的にロレックスを売却したいと考えている方は、ぜひこの記事をお読みください。
【目次】
1.ロレックスの価値が下がらない理由
ここでは、ロレックスの価値が下がらない理由を4つ解説します。
- 低下が上昇を続けている
- 商品としての質が高い
- 常に需要が高い
- 長い歴史によるブランド力がある/li>
ロレックスの資産価値が下がらない理由には、さまざまな原因があります。
1つずつ見ていきましょう。
1-1.定価が上昇を続けている
ロレックスの価値が下がらない理由の1つとして、定価が上昇を続けていることが挙げられます。
ロレックスの需要は供給を上回るほど高いため、必然的に定価が上昇しやすくなっているのです。
特にロレックスで定価が上昇傾向になるモデルを4つご紹介します。
モデル名 | 2016年 | 2019年 | 2021年 | 2023年2月現在 |
---|---|---|---|---|
コスモグラフデイトナ | ¥1,274,400 | ¥1,309,000 | ¥1,457,000 | ¥1,757,800 |
モデル名 | 2015年 | 2019年 | 2021年 | 2023年2月現在 |
---|---|---|---|---|
サブマリーナ | ¥874,800 | ¥898,700 | ¥943,800 | ¥1,084,000 |
モデル名 | 2018年 | 2020年 | 2021年 | 2023年2月現在 |
---|---|---|---|---|
ディープシー | ¥1,296,000 | ¥1,365,100 | ¥1,434,400 | ¥1,684,100 |
モデル名 | 2017年 | 2019年 | 2021年 | 2023年2月現在 |
---|---|---|---|---|
シードゥエラー | ¥1,166,400 | ¥1,197,900 | ¥1,293,600 | ¥1,570,800 |
上記の表を見れば分かるように、コスモグラフデイトナであれば2016年から2023年の7年間で50万円近く定価が上昇しています。
このようにロレックスは定価が年々上昇しているブランドであるため、価値がなかなか下がりにくいのです。
1-2.商品としての質が高い
ロレックスの商品としての質が高いため、価値が下がらないことが考えられます。
なぜなら、ロレックスは高級ブランドでありながら実用性も兼ね備えているからです。
ロレックスが兼ね備えている主な機能性として、以下の2つが挙げられます。
- 防水・耐性機能
- 防水機能により雨に濡れても壊れることなく使用し続けられ、耐久性も兼ね備えているので高いところから落としても壊れにくい
- デイトジャスト機能
- 0時ちょうどに自動的に日にちが切り替わる機能で、さらに時間管理がしやすくなる
以上のようにロレックスは実用性・品質が高いため、人気が落ちることがなく価値が下がりにくいブランドといえます。
1-3.常に需要が高い
ロレックスの価値が下がらない理由として、常に需要が高いことが挙げられます。
ロレックスは全体的に流通数が少ないため、供給数よりも需要の方が高く、価値が下がりにくい傾向があります。
また、ロレックスは限定モデルや生産量が少ないモデルも多く、そのようなモデルはさらに需要が高まりやすいです。
ロレックスは供給に対して常に需要が高いため、なかなか資産価値が下がりにくい傾向があります。
1-4.長い歴史によるブランド力がある
ロレックスは長い歴史によるブランド力があるため、資産価値が下がりにくいです。
ロレックスは長年にわたって培われた品質の高い腕時計ブランドであり、安心して購入できます。
ブランド力を積み重ねてきたからこそ、資産価値が下がりにくいのでしょう。
2.ロレックスは投資対象としても魅力的
実は、ロレックスを用いた投資活動である「ロレックス投資」もあります。
ロレックスを購入する方のなかには、「いくらでもよいから購入したい」と考える富裕層が一定数存在するので価格が高まりやすく、投資対象として適しています。
現在ロレックスを保有していて投資活動の検討をしている方は、自身が持っているロレックスの商品を投資対象にするのも1つの手です。
3.価値が下がりにくいロレックスの種類
一言でロレックスといってもさまざまな種類があり、価値が上がりにくい商品と下がりにくい商品があります。
ここでは、価値が下がりにくいロレックスの種類として、以下の4つを解説します。
- デイトナ
- サブマリーナー
- GMTマスター
- エクスプローラー
3-1.デイトナ
デイトナとは、1963年に発売されたプロのカーレーサーのニーズに応えるために設計された腕時計です。
デイトナには、機械式自動巻クラノグラフムーブメント、キャリバー4130が搭載されており、約72時間ゼンマイを撒き上げた状態から動き続けます。
また、デイトナは細部の変更を頻繁におこなっているため、限定品が多く生産されており、必然的に価値が下がりにくい商品となっています。
3-2.サブマリーナー
サブマリーナーとは、1953年に発売された100m防水機能と潜水時間を測定するための回転ベゼルを搭載した腕時計です。
サブマリーナーが発売され始めてから70年近く経過しているものの、基本的なスタイルは変化しておらず、時代を感じさせない魅力をもっています。
サブマリーナーはデイトナと同様に限定品を多く発売していることに加え、防水性能に特化した種類であるため価値を下げにくい傾向があります。
3-3.GMTマスター
GMTマスターとは、1955年に発売された2か所の時刻を同時表示ができる腕時計です。
GMTマスターは2007年に大きなモデルチェンジをしたことから、2007年以降に販売されていた旧モデルへの人気も火が付き始めました。
3-4.エクスプローラー
エクスプローラーとは、1953年に発売された探検家のために開発された腕時計です。
エクスプローラーはロレックスのなかで最高級の視認数を誇っているため使いやすく、24時間針を兼ね備えています。
ちなみにエクスプローラーは、1997年に放送されたドラマ「ラブジェネレーション」で木村拓哉氏が着用していたことから、日本でかなり人気の時計になりました。
ほかにもエクスプローラーは、中居正広氏やハリウッドスターのトム・ハンクス氏が愛用しているため、かなり需要が高い種類です。
4.過去にロレックスの価値が下がったことはある?
過去にロレックスの価値が下がった実例はあります。
過去にロレックスの価値が下がったときの実例として、以下の3つが挙げられます。
- 新作発表によって旧モデルの価値低下
- 経済的不況の深刻化
- 為替変動
最初にロレックスの価値が下がる要因として、新作発表が挙げられます。
ロレックスの新作発表がされると、多くの人々は新作を購入しようと検討するため、すでに売られている旧モデルは価値が低下しやすいです。
また、新型コロナウイルスの感染拡大といった経済的な不況が深刻化すれば、ロレックスの価値が徐々に低下しやすくなるでしょう。
経済的な不況が深刻化することで顧客の財布の紐が固くなるため、売上が少なくなりやすいです。
売上が少ないと、ロレックスも事業を継続することが困難になるため、価格を低下させて顧客が買い求めやすい価格に設定する必要があります。
さらに、ロレックスは外国ブランドであるため為替変動によって、価値が大きく変動する可能性があります。
上記のロレックスの価値が下がった実例を参考にしたうえで、売却するタイミングを検討しましょう。
5.今後ロレックスの価値が下がる可能性
ここでは、今後ロレックスの価値が下がる可能性として、以下の3つを解説します。
- ロレックスのブランディング失敗
- 供給過多
- 景気悪化をはじめとした外的要因
ここで解説した内容を参考にし、ロレックスを売却するタイミングを検討しましょう。
5-1.ロレックスのブランディング失敗
今後ロレックスが下がる可能性として、ブランディング失敗が挙げられます。
例えば、今までロレックスは高級時計として販売していたのに大安売りセールを開催するといった顧客の反感を買うようなブランディングをしてしまえば、購入してしまう人が少なくなります。
もし、ロレックスが価格を高く設定して誰も購入してくれなかった場合は、商売が成り立たないので、価値が下がりやすくなりかねません。
とはいえ、ロレックスが今まで大安売りセールをおこなったことはないため、今後もセールがおこなわれる可能性はほとんどないといえるでしょう。
ですが万が一にも備えて適切なタイミングで売却するためにも、ロレックスの行動を逐一確認する必要があります。
5-2.供給過多
ロレックスが大量に商品を製造し始めると、価値が下がる恐れがあります。
ロレックスは手に入れられる人が少ないからこそ、価値が上がるブランドであるからです。
もし、ロレックスが大量の商品を販売してしまったら、中古商品をわざわざ購入する必要性がなくなるため、価値が下がりやすいです。
ただ、新型コロナウイルスや流通市場における価格の高騰などさまざまな要因で、ロレックスの大量量産は難しいとされているので、しばらくの間供給が増える見込みは薄いでしょう。
5-3.景気悪化をはじめとした外的要因
今後ロレックスの価値が下がる可能性として、景気悪化をはじめとした外的要因が挙げられます。
例えば、景気が悪化すれば、高い価格設定のロレックスの購入が難しくなるため、値段を下げざるを得なくなります。
ロレックスは、外的要因によって価値が低下する恐れがあると理解しましょう。
6.ロレックスは今が売り時!
実は、ロレックスは今が売り時です。
ロレックスを売却するなら今にするべき理由として、以下の3つが挙げられます。
- 2023年2月現在では価値が上がり続けている
- 輸出状況が増加している
- 新品流通量が少なくなっている
ロレックスが今売却するべき理由として、価値が上がり続けていることが挙げられます。
先ほど「低下が上昇を続けている」の表で解説したように、ロレックスは2023年2月現在価格が上昇し続けています。
いつ価値が低下してもおかしくないため、ロレックスは価値が上昇傾向にある現在に売却するべきです。
また、ロレックスの輸出状況が増加傾向にあるのも、理由の1つです。
ロレックスの原産国であるスイスが発表した2021年の時計輸出総額では、2020年と比較して31.2%上昇していることが明らかになっています。
ロレックスの輸出が増加傾向にあるのは、それほど需要が高いので今のうちに売却しておくべきです。
さらに、新型コロナウイルスの関係で新品流通品が少ない傾向にあるため、ロレックスの中古を売却しても買い取ってもらいやすいです。
上記の3つの理由を加味したうえで、ロレックスは今売却しておくべきといえるでしょう。
6-1.ロレックスを売るなら買取専門店がおすすめ
ロレックスを売却するのなら、買取専門店が適しています。
買取専門店であれば、専門の査定士が在籍しているため、最新の相場を把握したうえで売却価格を提示してくれます。
ロレックスを買取専門店で売却すると、適切な価格で購入してくれるでしょう。
7.まとめ
ロレックスの価値が下がらない理由や今後ロレックスの価値が下がる理由について、ご理解していただけましたでしょうか?
この記事では、ロレックスの資産価値が下がらない理由として、2023年2月現在低下の上昇が続いていることや商品としての質が高いことを解説しました。
また、今後供給過多やブランディング失敗などさまざまな要因でロレックスの価値が低下する恐れがあるため、早めに売却するとよいでしょう。
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