そんな宝石ですが、「昔は好きで購入したけど、今はもう使わなくなってしまった…」なんてことはありませんか?
なかでも、「使わなくなった宝石が手元にいくつかある」という方もいらっしゃると思います。
実は、不要になった宝石は、売り方次第では思わぬ資金源となるんです。
この記事では、以下のことを解説しております。
- 宝石を高く売るためのコツ
- ダイヤモンドの査定基準
- 各宝石の簡単な特徴
この記事を読むことでダイヤモンドの査定基準、宝石買取の査定基準・コツを理解したうえで、高く売れるようになります。
ぜひ、お手持ちの宝石が宝の持ち腐れとならないよう、コツを理解したうえで買取へ向かってみてください。
【目次】
1.宝石を高く売るための4つのコツ
冒頭でも述べたように、宝石は売り方次第で買取価格を上げられます。
ここでは、宝石を高く売るコツを、以下の4つに分けてご紹介致します。
- 需要が高い時期を見極める
- 買取業者を見極める
- 鑑別所や箱など付属品を用意する
- 日頃からお手入れする
では、1つずつ詳しく解説をしていきます。
1-1.需要が高い時期を見極める
宝石に限った話ではありませんが、買取に出す時期は、その時の需要に基づき判断しましょう。
需要が高い時期に買取に出した方が、買取価格が上がりやすいからです。
宝石の需要が変化する一番の要因は、デザイン。
デザインが時代に合っているものであれば需要は高くなりますし、反対に、時代に合っていなければ需要は低くなります。
需要によって買取価格が上下する理由は、買取業者の対応です。
買取業者は通常、買い取った宝石のデザインが時代に合わなければ、販売のため以下2通りのどちらかをとります。
- 現代の流行に合わせたデザインに加工して販売する
- デザインはそのままで、値段を下げて販売する
加工する場合は加工の手間賃が、値段を下げて販売する場合は下がった分の値段が、買取価格からそれぞれ引かれてしまいます。
反対に、需要が高い宝石は上記2つの対応をおこなわず宝石を再販するため、買取価格は下がりません。
以上のことから、宝石は需要が高い時期のほうが、高く売れます。
1-1-1.需要を確認する方法
では、需要を確認する方法をご紹介致します。
おすすめの方法は、下記の2つです。
- インターネットオークションで、売る予定の宝石を検索し落札状況を見る
- 買取業者がインターネットで公開している、宝石の買取実績を見る
インターネットが普及した今、検索するだけですぐに宝石の需要・相場が分かります。
オークションでの落札額や、買取業者の実績を把握し、売る予定の宝石がどのくらいの買取価格となるのか、事前に把握しておきましょう。
1-2.買取業者を見極める
宝石の買取価格を上げるために、買取業者の見極めは非常に大切です。
例えばスーパーによって同じ食品の販売価格や品質、店員の対応の仕方って変わりますよね。
買取業者も同じで、以下の項目に差があります。
- 提示される買取価格
- 査定士の質
- 査定時の対応の仕方
大切に扱ってきた宝石を売るのであれば、「適正な価格で査定してくれる、信頼できる買取業者に売却したい!」と誰しもが思うもの。
では、具体的な買取業者の見極め方を解説致しますので、下記をぜひ参考にしてみてください。
1-2-1.宝石専門の査定士がいる
買取業者は、宝石専門の査定士がいる業者を選んでください。
専門の査定士が在籍していることで、宝石の正しい価値の見極めがおこなわれます。
宝石は種類が豊富であり、知識や需要の動向など必要な情報が多く、専門の査定士でなければ正しい価値の見極めは困難です。
あまり知識のない査定士によって買取査定がおこなわれる場合、本来の価値よりも低い買取価格を提示される可能性があるため、注意してください。
専門の査定士がいるかどうかは、業者のサイト上で公開されていたり、事前に電話で問い合わせて確認したりすることで、分かることがあります。
ぜひ、査定前に調べてみましょう。
1-2-2.説明が丁寧である
売却先は、査定時の説明が丁寧な買取業者を選んでください。
査定時の説明が丁寧な買取業者の場合、適切な買取価格を提示されることが多いためです。
また、説明が丁寧な買取業者を選ぶことには、次のメリットもあります。
・丁寧な説明と対応がおこなわれることで、その買取業者の信頼度が増す
・不当な理由で査定額を引かれる心配がない
・買取業者と査定依頼主の間で、トラブルが起きにくい
結果、査定依頼主も安心して売却をおこなえます。
査定時は、「なぜその金額で査定がおこなわれたのか」を査定士に確認し、信頼できる買取業者なのか見極めてください。
1-2-3.重量を目の前で量ってくれる
宝石の査定時に、重量を図る工程がありますが、目の前で重量計測してくれる買取業者は信頼できるといえます。
なぜなら、査定依頼主の目の前では計測せず、重量をごまかし不当な利益を得ようとする悪徳業者が存在するからです。
悪徳業者に騙されないためにも、自身で事前に重量を把握しておくことがおすすめ。
宝石の重量計測に用いる量りは、自宅キッチンにもあるような、料理用のもので全く問題ありません。
おすすめは、0.1g単位まで量れる下記のようなキッチンスケールです。
Amazon.co.jp : dretec(ドリテック) 計量器 はかり 料理 1kg 0.1g単位 ホワイト 1年保証 KS-616WTDI : ホーム&キッチン
ぜひ、参考にしてみてください。
1-2-4.複数店舗を回る
査定は、1つの店舗ではなく複数店舗でおこないましょう。
複数店舗を比較することで、自身が納得できる買取価格を提示してくる店舗を選べます。
また、複数店舗で査定を受けることで、買取価格の交渉がしやすくなります。
交渉は、例えば以下のようなことを伝えるだけで構いません。
- 他の店舗にも査定を依頼している
- 他店では〇〇円で査定をしてもらった
- 〇〇円にしてくれるなら売却できる
交渉時、具体的な数字を示すことで、買取業者も自店舗に売却してもらうために買取価格を上げてくれることがあるため、有効です。
1-3.鑑別書や箱など付属品を用意する
宝石買取において、付属品がそろっていることは買取価格を上げる1つの要因となります。
付属品があることで、本物であることや品質の証明がされるため、買取価格が上がりやすいです。
宝石の付属品としては、以下のようなものがあげられます。
- 鑑別書
- 鑑定書
- 保証書
- 宝石が入っていた箱
付属品は、査定時に必ずしも必要なものではありませんが、あれば買取価格上昇が見込めますので、もし手元に残っている場合は用意しておきましょう。
1-3-1.鑑別書と鑑定書の違いとは?
付属品の中でも重要となってくるのが、「鑑別書」と「鑑定書」ですが、2つの違いについて簡単に解説致します。
- 鑑別書
- 科学的な測定によって「人工的なものか、天然のものか」「本物か、偽物か」を調査した結果が記されたもので、すべての宝石に対して発行可能
- 鑑定書
- 「ダイヤモンドのグレード」が記載されているもので、ダイヤモンドのみに発行される。「4C」という基準が関係しており、イメージはダイヤモンドの成績表
ダイヤモンドの場合は、鑑別書と鑑定書のどちらも発行できます。
鑑別書と鑑定書は、査定士が正しい価値を見極めるヒントとなり、宝石の買取価格を決定する大きな役割があります。
また、あらかじめ持ち込まれた宝石に関する情報を得ることができるため、査定スピードが早まり、手間賃分が買取価格に上乗せされることも。
それぞれの違いを理解したうえで、もし鑑定書や鑑別書を発行済みの方は、必ず査定品と一緒に持ち込みましょう。
鑑定書と鑑別書の違いに関しては、下記記事で詳しく説明しておりますので併せてご覧ください。
1-4.日頃からお手入れする
宝石買取において、査定品の商品状態は買取価格に影響します。
きれいな状態で保たれている宝石のほうが、買取価格が上がります。
宝石は、肌に身につけるものであり、人間が発する皮脂や汗などによって劣化します。
そこで、使用後や日頃手が空いた時におこなってほしいのが、丁寧なお手入れ。
劣化を防ぐためのお手入れについて、簡単に解説致します。
1-4-1.宝石のお手入れ方法について
まず、使用後は必ずやわらかい布で拭き取りをおこなってください。
汗や皮脂による汚れを残さないよう、丁寧に拭き取りましょう。
また、宝石は種類によってそれぞれ個性・性質が違うため、お手持ちの宝石に合わせたお手入れをおこなう必要があります。
今回は、下記の宝石について、簡単にそれぞれのお手入れ方法をご紹介いたします。
- ダイヤモンド
- パール
- ルビー・サファイアなどのカラーストーン
◆ダイヤモンド
ダイヤモンドは、以下の手順でお手入れをおこなってください。
- 専用のクリーナーもしくは中性洗剤をぬるま湯に溶かす
- ダイヤモンドを1の液につけながら、やわらかいブラシで磨く
- 真水ですすぐ
- やわらかい布を使って水分を拭き取る
なお、2の際は、裏側まで忘れず磨くようにしてくださいね。
◆パール
パールは、人の汗や酸に非常に弱く、デリケートな宝石。
なので、管理の際は以下の点を心がけてください。
- 使用後は必ずやわらかい布で拭き取る
- 食事中は、食事とパールが触れないようにする
- 化粧品の影響をなるべく抑えるため、化粧が終わってから付ける
◆ルビー・サファイアなどのカラーストーン
カラーストーンのなかでも硬度が高い、ルビー・サファイアなどの宝石は、基本的にダイヤモンドと同じ方法でのお手入れが可能です。
また、ダイヤモンドにも共通して、ブラッシングは強くこすりすぎると、表面に傷を付けてしまいます。
傷を付けないよう、表面はなるべく優しく磨きましょう。
1-4-2.宝石の保管方法について
次は、宝石の保管方法について解説致します。
保管は、以下の5点に注意しておこなってください。
- フタ付きで区分けされている箱を使用し、1つずつ保管する
- 湿気の多い場所で保管しない
- 直射日光を避ける
- 乾燥剤や防虫剤は使用しない
- 定期的に箱から取り出し拭き取りをおこなう
宝石は、非常にデリケートです。
なるべく美しい状態を保つため、もし今おこなえていないことがあれば、見直しをおこないましょう。
2.一番人気が高い「ダイヤモンド」の査定基準とは?
宝石買取のコツはご理解いただけたでしょうか。
次は、宝石のなかでも一番人気が高い「ダイヤモンド」について、査定基準をご説明致します。
査定基準をご理解いただくことで、ダイヤモンドの買取価格がどのように決定されているかを知れます。
ダイヤモンドの査定基準として、世界的に用いられているものが、「4C」という基準。
4Cは、以下の頭文字から取られたものです。
- Carat(カラット)
- Color(カラー)
- Clarity(クラリティ)
- Cut(カット)
では、それぞれが何の評価基準なのか、ご説明を致します。
2-1.カラット
カラットとは、つまりダイヤモンドの重量のことを指します。
カラットが大きければ大きいほど、ダイヤモンドとしての価値と希少性が高く評価されるため、高価買取がされやすいです。
1カラットは、0.02gで、実は1カラットに満たないダイヤモンド原石は多くあります。
そのため、カラットが大きいほど希少性が高くなり、買取価格も高くなるというわけです。
2-2.カラー
カラーとは、つまりダイヤモンドの色に関する評価基準です。
ダイヤモンドは、素人目には判断が難しいですが、無色透明のものから黄色がかったものがあります。
ダイヤモンド内の不純物が多いほど、黄色がかります。
以下の図のように、アルファベットのD~Zまで23段階で評価され、若いアルファベットの方が、無色に近いです。
図のように、大きな5つの区切りのなかでも「Colorless」に近いほど、ダイヤモンドの希少性が高まるため人気も高くなります。
2-3.クラリティ
クラリティとは、ダイヤモンドの透明度についての基準です。
透明度が高いほど、ダイヤモンドとしての輝きが増すため、人気が高くなり買取価格も高くなります。
皆さんも、きれいに光り輝くダイヤモンドに魅力を感じますよね。
クラリティは、主にダイヤモンド内のインクルージョンと呼ばれる内部要因と、傷をはじめとした外部要因から評価されます。
インクルージョンとは、内包物といういわゆる不純物のこと。
内包物が少ないダイヤモンドほど希少価値が高いですが、熟練されたダイヤモンドグレーダーでないと見極めるのは困難です。
しかし、評価が少し違うだけでダイヤモンドとしての価値に大きく影響するため、プロによる評価が大切なものとなってきます。
2-4.カット
カットとは、ダイヤモンドの形状と職人の研磨仕上げを評価した基準です。
今までの3項目は、ダイヤモンドの自然的な要素を評価した基準でしたが、カットは人為的な要素を評価した基準となります。
ダイヤモンドは形状のバランスと研磨仕上げの精度次第で、輝きの度合いが変わります。
評価としては、以下の5段階で評価されます。
Excellentに近い方が輝きも増し、ダイヤモンドとしての価値が高いです。
4Cに関しての詳しい基準は、ダイヤモンドの世界的権威である「GIA」のサイトで、より詳しく記載されています。
ぜひ下記もご確認ください。
3.その他人気の宝石について
次に、ダイヤモンド以外に人気な宝石について、ご紹介いたします。
今回は、数あるカラーストーンのなかでも、特に人気の高い以下の宝石についてご説明いたします。
- エメラルド
- ルビー
- サファイア
それぞれどのようなものが高く売れやすいのか、1つずつ見ていきましょう。
3-1.エメラルド
5月の誕生石としても有名なエメラルド。
ダイヤモンドと同じ「世界四大宝石」に属していることはご存知でしたか?
世界的にも人気を博している宝石です。
高く売れるエメラルドには、以下のような特徴があります。
- 透明度が高く、色が濃い緑色のもの
- エメラルドカットという、長方形に近い8角形のもの
- 傷が少ないもの
エメラルドは、衝撃に弱く傷が付きやすいため、個包装するなど保管には注意しましょう。
3-2.ルビー
ルビーは、何といっても真っ赤な色が特徴の宝石。
「宝石の女王」と呼ばれ、ダイヤモンドより歴史が深い宝石です。
また、希少性も高く、高値で取引されています。
高く売れるルビーは、以下のような特徴があります。
- エメラルド同様に、透明で色が濃い赤色のもの
- ミャンマーで採れる、ピジョン・ブラッドという種類のもの
- 非加熱でも発色のいいもの
ルビーをはじめ、宝石には発色を良くするための熱処理を施されていることがあります。
しかし、稀に熱処理を施さず天然の状態でも、発色のいいルビーが存在します。
非加熱のルビーはその高い希少性から、高値で取引されることが多いです。
鑑別書がお手元にある方は、熱処理されているか確認しましょう。
3-3.サファイア
実はルビーと姉妹石であるサファイア。
青く光り輝く姿が特徴です。
サファイアは、ルビーと姉妹石のため、同じ要素を評価されやすいです。
サファイアの場合は、色味として「コーンフラワー」と「ロイヤルブルー」という2つの色が評価されます。
2つの色のサファイアは、透明度が高く色味も鮮やかです。
ぜひ一度、透明度や色味の確認をおこなってみてください。
4.玉光堂の宝石買取実績
では、弊社での宝石買取実績をご紹介いたします。
各宝石の相場の参考ともなりますので、ご確認ください。
4-1.ダイヤモンドの買取実績
玉光堂での、主なダイヤモンド買取実績についてご紹介いたします。
さらに詳しい買取実績は、玉光堂のダイヤモンド買取実績をご覧ください。
4-2.エメラルドの買取実績
玉光堂での、主なエメラルド買取実績についてご紹介いたします。
買取品目
K18/Pt900 エメラルド(0.13ct)メレダイヤ(0.30ct)付リング
買取価格
60,000円
買取実績の詳細について
買取品目
K18 エメラルド(5.21ct)サファイア(0.27ct)メレダイヤ(0.34ct)付リング
買取価格
60,000円
買取実績の詳細について
さらに詳しい買取実績は、玉光堂のエメラルド買取実績こちらをご覧ください。
4-3.ルビーの買取実績
玉光堂での、主なルビー買取実績についてご紹介いたします。
買取品目
K18 ルビー(5.66ct) メレダイヤ(10.0ct) 付きブレスレット
買取価格
100,000円
買取実績の詳細について
さらに詳しい買取実績は、玉光堂のルビー買取実績をご覧ください。
4-4.サファイアの買取実績
玉光堂での、主なサファイア買取実績についてご紹介いたします。
買取品目
Pt900 サファイア(1.19ct)ダイヤモンド(0.42ct)付リング
買取価格
38,000円
買取実績の詳細について
買取品目
K18 ピンクサファイア(4.24ct)メレダイヤ(0.13ct)付ネックレス
買取価格
70,000円
買取実績の詳細について
さらに詳しい買取実績は、玉光堂のサファイア買取実績をご覧ください。
5.【まとめ】宝石買取のコツを理解し、納得のいく価格で売却しよう
いかがでしょうか。
購入当時は、宝石の輝きやデザインに魅了されたものの、徐々に使わなくなり自宅で眠ってしまっている方は、買取に出してみてください。
そして、以下の宝石を高く売るコツを実践し、高価買取を実現しましょう。
- 需要が高い時期を見極める
- 買取業者を見極める
- 鑑別所や箱など付属品を用意する
- 日頃からお手入れする
特に、日頃からのお手入れは、宝石を長持ちさせ高く売る秘訣となります。
また、宝石の価値は素人目では判断が難しいため、まずは査定に出してみるということもおすすめです。
プロの目で見てもらうことで、自身が持っている宝石の価値を知れます。
まずは価値を知ったうえで、宝石を売るのか売らないのか、検討してみてください。
玉光堂では、ダイヤモンドやサファイヤなど宝石・ジュエリー類の高価買取を実施中です。
宝石・ジュエリーの売却を検討している方は、ぜひ玉光堂の高価買取をご利用ください。
玉光堂の選べる買取方法