金買取の詐欺手口とは?騙された時の対処方法も解説

金買取の詐欺手口とは?騙された時の対処方法も解説

「金買取の詐欺手口が知りたい」

「騙されたときの対処方法が知りたい」

金買取の詐欺被害に遭わないように、どんな手口があるのか気になりますよね。

金買取の詐欺手口にはパターンがあるんです。

パターンを知ることで、詐欺被害を防ぐことができ、大事な金を守ることができます。

今回の記事は、以下の内容について解説していきます。

  • 金買取の詐欺手口一覧
  • 金買取の詐欺でターゲットになりやすい人
  • 詐欺被害を避けるための対処方法
  • 詐欺被害に遭ってしまったらクーリングオフ制度を活用

詐欺被害を未然に防ぎつつ、騙された場合の対処方法を理解しておきましょう。

1.金買取の詐欺手口一覧

まず、金買取の詐欺に使われるよくある手口を紹介します。

  • 押しかけ訪問買取
  • 不要品回収という名目での金買取
  • 強引すぎる買取
  • 貴金属テスターによる詐欺買取
  • 大手買取業者を名乗る詐欺

1-1.押しかけ訪問買取

押しかけ訪問買取とは、買取業者が事前連絡もなく、突然自宅に訪問して金などの貴金属を買取る方法です。

訪問買取による詐欺被害は毎年発生しており、国民生活センターによると2018年には6,603件、2019年には5,220件、2020年には6,003件の被害相談が寄せられています。

参照元:国民生活センター

訪問買取の手口は、「今売らないと損をします」「ただ今買取額UP期間中なのでお得です」などのセールストークを使って、考える時間を与えずに即決させようとします。

また、金の状態をチェックして「汚れているのでクリーニングが必要」「状態があまり良くない」などの理由を付けて、相場価格よりも安価で買取る場合が多いです。

訪問買取は、家族が仕事や学校で外出している日中に訪問してくることが多く、1人で対応することで騙されてしまうことも。

事前にアポイントを取らず、飛び込みで訪問買取することは法律で禁止されています。

依頼していないにもかかわらず突然業者が訪問してきた場合は、玄関を開けないようにしてインターホンで断りましょう。

1-2.不用品回収という名目での金買取

不要品回収という名目で訪問した際に、金や貴金属なども一緒に買取る手法です。

よくある手口としては、「着なくなった洋服や使わなくなった食器を引き取ります」という名目で業者から電話連絡があります。

そして、引き取りために実際に訪問した際に「押入れに眠っている金や貴金属はありませんか?」とついでのによう尋ねて、金や貴金属を安く買取る詐欺手口です。

業者の本来の目的は安値で金を買取ることです。

ですが、突然金買取の話をすると怪しさが増すため、ハードルの低い洋服や食器などの商品を先に出して安心感を獲得する狙いがあります。

1-3.強引すぎる買取

電話や訪問で金買取を催促されて、仮に断ったとしても、諦めずに強引に買取をしようとする方法もあります。

訪問買取の場合、悪質な訪問買取業者は何度断っても帰らずに居座り続けるケースも多いです。

1-4.貴金属テスターによる詐欺買取

貴金属テスターとは、本物の金や貴金属に当てると反応する電子機器のことです。

悪徳の買取業者の場合、「この機器は偽物の金や貴金属に反応します。」と嘘の情報を伝え、本来は価値がある金や貴金属を偽物のように仕立てて安く買取ろうとします。

本来であれば、金や貴金属を鑑定する際に用いる機器ですが、貴金属テスターを見慣れない一般人には本来の使用用途はわかりません。

本物の金や貴金属を偽物だと思いこませようと仕向けてくるため、騙されないように注意が必要です。

1-5.大手買取業者を名乗る詐欺

知名度の高い買取業者を名乗り、安心感を与えて安値で買取る詐欺もあります。

一般的には偽物の名刺を用意して、偽造した名前や肩書きを名乗ってきます。

名刺を受け取った段階で相手を信用してしまうケースが多く、詐欺被害に遭ったあとに気がつくことが多いです。

2.金買取の詐欺でターゲットになりやすい人

金買取詐欺でターゲットになりやすいのは、主に60歳以上の高齢者です。

国民生活センターによると、2016年の訪問購入トラブルに関する相談件数は8,648件、60歳以上の相談件数は5,800件と約67%となっています。

また、男女別にみると、「男性20.8%」「女性79.2%」と女性の被害報告が約8割となっています。

参照元:国民生活センター

上記のことから、女性、もしくは60歳以上の高齢者が、金買取を含む詐欺のターゲットになりやすい傾向があります。

高齢者は、経済面や健康面、精神面などに不安を抱えることが多いです。

「お金がない」「孤独がつらい」などの悩みにつけ込み、親身に話を聞くことで相手の信頼を得て、詐欺を働く手口に引っかかってしまいます。

また、加齢によって判断力が鈍化して、詐欺被害に遭ったことにも気づかない場合もあるため、ターゲットとして狙われてしまいます。

3.詐欺被害を避けるための対処方法

ここでは詐欺被害を避けるための対処方法を6つ紹介していきます。

  • 業者の身元確認をする
  • 買取価格表を確認する
  • 金買取の相場を把握する
  • 即決は避ける
  • 見積書や査定明細の有無を確認する
  • 会話を録音する

3-1.業者の身元確認をする

まず、買取業者が訪ねてきたら身元の確認を行いましょう。

素性がはっきりしない買取業者との取引はトラブルの原因になるケースが多いためです。

買取業者には「古物商許可証」もしくは「古物行商従業者証」の携帯が義務付けされています。

古物商許可証とは、古物営業法に規定される古物を、売買もしくは交換する業者(もしくは個人)が、営業するにあたって都道府県公安委員会から許可を得た証のことです。

許可証がないと、古物の買取業をすることができません。

仮に無許可で行った場合は罰則が科せられたり、行政処分を受けたりすることに。

業者に対して、「古物商許可証」もしくは「古物行商従業者証」の提示を求めて、断られたとしたら詐欺業者である可能性が高まります。

また、訪問買取業者には、訪問した際に古物商許可証を提示して身元を明らかにする義務があります。

訪問業者に対して、怪しいと思った場合は、相手の素性をきちんと確認するようにしましょう。

3-2.買取価格表を確認する

金買取の際に値段を提示されたら、買取価格表を提示してもらいましょう。

一般的な買取業者は、ホームページに買取相場価格や買取実績を掲載しています。

一方で悪質な業者はホームページを保有しておらず、買取価格などの基準も具体的に設けていないケースが多いです。

きちんと情報公開されている業者は安全と言えるため、取引時には買取価格表を確認するようにしましょう。

3-3.金買取の相場を把握する

金買取に応じる際には相場を把握しておくことも大事です。

金相場は「田中貴金属工業」のホームページ上で確認することが可能です。

買取業者に提示された価格が、相場から大きく下回る場合、詐欺である可能性が高いです。

金買取は売るタイミングによって、買取価格が違ってくるため、適切なタイミングで売ることで利益を得ることができます。

3-4.即決は避ける

金を買取してもらう際には、その場で決断するのではなく、複数の買取業者に見積もりを取りましょう。

買取金額の比較対象があることで、適切な買取価格を知ることができ、詐欺被害に遭うことを防げます。

1社のみの見積もりでは、本当に適切な価格なのか判断することは難しいです。

「買取額UPのキャンペーン中です」などのセールストークを鵜呑みにせず、きちんと比較した上で、納得できる買取価格を提示してくれた業者に依頼しましょう。

3-5.見積書や査定明細の有無を確認する

金買取の取引をする際には、見積書や査定明細を渡してくれるかどうかを確認しましょう。

悪徳業者の場合、証拠を残さないために、査定額が口頭での提示や電卓などの画面での提示のみの場合が多いです。

優良な買取業者であれば、査定の際に見積書や明細書を手渡ししてくれます。

書類上で買取金額を確認できないと、後々トラブルとなる可能性が高いので、必ず確認するようにしましょう。

3-6.会話を録音する

訪問買取業者との会話を録音する方法も有効です。

話を聞く前に、録音の可否を確認して、証拠として残しておきましょう。

仮に録音を拒んだ場合は、相手に取って不都合がある可能性があるため、悪徳業者の可能性が高まります。

4.詐欺被害に遭ってしまったらクーリングオフ制度を活用

詐欺被害に遭ってしまった場合は、クーリングオフ制度を活用して契約を無効にしましょう。

クーリングオフ制度とは、契約の申込みや締結をした場合に、一定期間内であれば申込みの撤回や契約の解除ができる制度のことです。

特定商取引法では、訪問販売の場合は契約日から8日間以内が対象となります。

買取価格に不信感を持ち契約をなかったことにしたい場合は、クーリングオフ制度を活用することで、品物の返品を要求できるんです。

クーリングオフを活用する方法は、まず「契約日」「商品名」「金額」「業者名」などの情報を記載した通知書を相手に送付します。

通知書を送ることで、相手はクーリングオフに応じる義務が発生するため、商品を取り戻すことができます。

送付する際は普通郵便ではなく「特定記録郵便」もしくは「簡易書留」などを活用して送付した記録を残しておくようにしましょう。

また、相手に送付した書類は、証拠となるように両面コピーをして手元に保管しておきましょう。

すでに商品を引き渡している場合は、「引き渡しした商品を返還してください。」と記載することも忘れないようにしてください。

5.まとめ

詐欺の手口は以下5つのパターンが多いです。

  • 押しかけ訪問買取
  • 不要品回収という名目での金買取
  • 強引すぎる買取
  • 貴金属テスターによる詐欺買取
  • 大手買取業者を名乗る詐欺

また、被害に遭わないためにも、以下の対策方法を知っておくことが大切です。

  • 業者の身元確認をする
  • 買取価格表を確認する
  • 金買取の相場を把握する
  • 即決は避ける
  • 見積書や査定明細の有無を確認する
  • 会話を録音する

もし詐欺被害に遭ってしまったら、クーリングオフ制度を活用して、大切な商品を取り戻しましょう。

詐欺被害に遭わないためにも、今回の記事を参考に理解を深めていただければ幸いです。