「金を売るベストなタイミングはいつだろう…」とお悩みではありませんか?
アクセサリーのみならず、投資対象としても人気の「金」。
2022年2月には、ウクライナ情勢の悪化により金価格は過去最高値に達しました。
ここぞという「売り時」を見極められるよう、この記事では以下の内容について解説します。
- 金の売り時はいつ?
- 金の相場が上がる3つのタイミング
- 2022年は売り時か?
- 金を高く売るためのコツ
- どれくらいの価格で買い取ってもらえるの?【金の買取事例】
【目次】
1.金の売り時はいつ?
2.金の相場が上がる3つのタイミング
2-1.世界情勢が不安定なとき
2-2.円安・ドル高のとき
2-3.どこかの国が金を買いに走ったとき
3.2022年は売り時か?
4.金を高く売るためのコツ
4-1.純度を確認しておく
4-2.重量を確認しておく
5.どれくらいの価格で買い取ってもらえるの?【金の買取事例】
6.まとめ
1.金の売り時はいつ?
金は「相場が高いとき」に売るのが原則です。
金の相場は毎日変動しているので、まずは相場をチェックしてみましょう。
「田中貴金属」さんのサイトで、その日の買取価格や、数年間・数ヶ月単位の買取価格の推移(チャート)が確認できます。
当然、最も金の価格が高いタイミングで売るのがベストですが、実際「いつ最高値になるか」は買取のプロでも予測できません。
日ごとの変動幅はそれほど大きくないので、中長期的に「相場が高い時期」であれば、売るタイミングと考えて良いでしょう。
なお、投資目的で金を保有している方は、購入時と売却時の「差額」も考慮することが重要です。
2.金の相場が上がる3つのタイミング
金の価格は、さまざまな要因により変動します。
ここでは、特に相場が上がりやすい3つのタイミングをご紹介します。
- 世界情勢が不安定なとき
- 円安ドル高のとき
- どこかの国が金を買いに走ったとき
これらを知っておくと、売り時を見極めるうえで役に立つはずです。
一つずつ見ていきましょう。
2-1.世界情勢が不安定なとき
「有事の金」と呼ばれることからわかるように、世界情勢が不安定で、先行きが見えない状況下では金が高騰します。
なぜなら投資家たちは、リスクの大きい「株」や「国債」ではなく、現物資産として安定している「金」に投資したがるためです。
株や国債は、企業や国が倒産・破綻してしまえば、ただの紙切れになってしまいます。
金は現物資産として保有できるため、その価値が一瞬にして消えることはありません。
そのため、現在起きているウクライナ情勢悪化のように、先行きが不透明で市場に不安が広がっているタイミングでは、投資リスクの少ない金の需要が高まります。
実際、同時多発テロやリーマンショック、コロナパンデミックや今回のウクライナ情勢の悪化など、世界情勢が不安定な状況に陥ったときには、決まって金の価格が上昇しています。
2-2.円安・ドル高のとき
実は、日本における金の価格には「金相場」だけでなく「為替相場」も影響します。
金は世界的には「米ドル」で取引されていますが、日本で取引する際には「日本円」に換算する必要があるためです。
金の価格は「円安ドル高」の時期に上昇します。
円安時に輸入品やガソリンが高くなるのと同じようなイメージですね。
たとえば、2022年1月19日現在の為替は1ドル=114円で円安なので、1ドル=90円の円高の時期と比べて、高い価格で取引されます。
金を高く売りたいなら「円安ドル高」を狙いましょう。
為替は以下のページで確認できます。
米ドル/円 – FXレート・チャート – Yahoo!ファイナンス
2-3.どこかの国が金を買いに走ったとき
金を保有するのは、個人だけではありません。
国(各国の中央銀行)も資産として大量の金を持っています。
国が金を買う場合、トン単位の金が市場から動きます。
その結果、流通する金が不足し、価格が引き上がるというわけです。
このような情報は事前に入手できませんが、ニュースが出た途端に一気に変動する可能性があります。
3.2022年は売り時か?
結論、長期保有を考えていない方・金を現金化したい方は、2022年3月現在はまさに売り時です。
金はウクライナ情勢の悪化により、これまでになく高い相場になっています。
2022年2月28日には、金の買取価格は「過去最高値」を記録しました。
3月1日現在、田中貴金属工業さんの買取価格は1グラムあたり7,692円。
以前に過去最高値を更新したのは、コロナパンデミックが発生し世界経済が不安定になった2020年8月でしたが、現在は当時よりも1グラムあたり500円ほど高く売れる状態です。
ただし、今後ウクライナ-ロシア問題が解決すれば、金は値崩れを起こす可能性もあります。
値崩れが起きると買取価格が大きく下がるため、「売りたい」と考えている方は、今がチャンスでしょう。
とはいえ短期的には上下動があっても、長期的(数十年単位)には金価格はゆるやかに上昇する傾向があります。
もし早急に売却する必要性がないのなら、長期的な保有も選択肢の一つでしょう。
4.金を高く売るためのコツ
ここまで金の相場について解説してきましたが、実は金の買取価格は相場だけでは決まりません。
金の買取価格は、「相場×純度×重量」で決まります。
つまり、金を高く売りたいのであれば、金相場以外にも次の2つの要素を事前に確認しておくことが重要です。
- 純度
- 重量
4-1.純度を確認しておく
金の純度には、以下のような段階があります。
- K24(24金, 純金):99.99〜100%
- K22(22金):91.7%
- K18(18金):75%
- K14(14金):58.5%
- K10(10金):42%
数字が大きいほど金の含有率(%)が高く、買取価格も高くなります。
純度は直接刻印されていることが多いので、まずはお手元の金製品の刻印を確認してみてください。
4-2.重量を確認しておく
金の買取価格には、重さも影響します。
0.1グラム程度の違いでも買取価格が上下します。
調理用のデジタル計量器などでいいので、お手持ちの金製品が何グラムあるのか、事前に把握しておきましょう。
「相場」「純度」「重量」がわかれば、売却したい金のおおよその価格が算出できます。
たとえば、3gのK18のリングを、相場が1g7000円のタイミングで売却するケースを考えてみましょう。
K18の金の含有量は75%ですので、金だけでの重量は2.25gです。
そのため目安となる買取価格は、2.25g×7000円=15750円となります(実際にはこれに手数料が加わります)。
いきなり査定に出してしまうと、悪徳な業者であれば不当な金額を提示され、騙されるリスクもあるため、事前準備が不可欠です。
金を高く売るコツとしては、他にも以下のような項目があるので、チェックしておきましょう。
- 落とせる汚れはあらかじめ落としておく
- 付属品も一緒に用意しておく
- 信頼できる買取業者で査定してもらう
上記の項目に関しては、以下の記事でより詳細に解説していますので、併せてご確認ください。
5.どれくらいの価格で買い取ってもらえるの?【金の買取事例】
買取専門店の玉光堂では、多数の金買取実績があります。
ぜひ以下の買取事例を参考にしてみてください。
さらに詳しい買取実績は、玉光堂の金・プラチナ買取実績で確認できます。
6.まとめ
金を高く売りたいのなら、売り時を見極めることが重要です。
最終的には、自身で決断を下す必要があるので、「これくらいの価格なら売ってもいい」という基準を設けておくと良いでしょう。
なお、金は相場以外にも純度や重さ、業者によって買取価格が変わります。
ある程度情報収集ができたら、一度査定を依頼することをおすすめします。
買取専門店の玉光堂は、現在札幌・旭川・柏・長野・松本の全国5箇所に店舗を展開中です。
詳しくはこちらの店舗一覧より、各店舗の情報をご確認ください。
また、玉光堂では全国対応の宅配買取を実施中です。
詳しくは、こちらの宅配買取サービスをご覧ください。
ご不要になったブランド品・金・貴金属・ジュエリーなどの売却をご検討の方はぜひ当店まで。
皆様のご来店をお待ちしております。