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金相場が高騰する6つの理由を徹底解説

「金相場がなぜ高騰するのか、理由を知りたい」

金相場を見ていると日によって価格が違うけど、どのような要因が関係しているのか気になりますよね。

最近では、過去最高を記録するほど最近の金相場高騰は著しいです。

金相場は常に変動しており、相場が上がるタイミングにはいくつか理由があり、理解を深めることで今後の価格がどうなるかをある程度予測できます。

今回の記事では、以下の内容を解説します。

  • 金相場が上がる6つの理由
  • 過去20年で金相場が上がった理由
  • 金を売るベストなタイミング

金相場が上がる理由を把握して、1円でも高値が付いているタイミングでの売却を目指しましょう。

1.金相場が上がる理由

金相場が上がる理由は6つあります。

  1. 供給量に対し需要が増加する
  2. ドル円が安くなる
  3. 地政学リスクの影響が高まる
  4. インフレが懸念される
  5. 各国の中央銀行が金の購入に走る
  6. 世界的な低金利

1つずつ解説していきます。

1-1.供給量に対し需要が増加する

金の需要が増え、供給が減ると金相場は上昇します。

需要が供給を上回ればモノの価格は上がり、供給が需要を上回ればモノの価格は下がるためです。

金の場合、需要と供給のバランスは、以下の要因によって決まります。

  • 供給
  • 鉱山生産量
  • スクラップによる回収量(リサイクル)
  • 需要
  • 宝飾品の売れ行き(指輪、ネックレスなど)
  • 金への投資
  • テクノロジーへの活用
  • 各国中央銀行での売買量

金を求める人が増え供給量が減少した場合は、需要にバランスが傾くため金相場は上がります。

1-2.ドル円が安くなる

米ドルが安くなると、金相場は上昇します。

一般的に米ドルの相場と金の相場は、逆相関関係にあると言われており、米ドルが安くなれば金相場は上がり、米ドルが高くなれば金相場は下がります。

例えば、1ドル90円と100円の場合では、1ドル100円の方が金相場は上昇する可能性が高いです。

金は貴金属の一種でもあり、お金の一種でもあるため為替の影響を受け、特にドル円の為替相場の動きが、金の相場に影響を与えるケースが多いです。

1-3.地政学リスクの影響が高まる

地政学リスクの影響が高まると、金相場は上昇します。

地政学リスクとは、世界の政治経済の予測ができず、先行きを不透明にするリスクのことです。

  • 紛争やテロ
  • 国の財政破綻
  • 大手企業の倒産
  • パンデミック(世界的な流行病)

などが地政学リスクに該当します。

地政学リスクが高まると、安定した資産を求める人が増え、モノに価値がある金の需要が上昇するため、金相場も上昇する傾向にあります。

一方で、紛争やテロによる影響がなく、地政学リスクが下がると、他の資産にも需要が流れるため、金相場は低下する傾向にあります。

1-4.インフレが懸念される

インフレが懸念されると金の需要が高まり、金相場も上昇します。

インフレとは、モノの価格が上がり続ける状態のことです。

インフレが懸念されるタイミングで、金へ投資しておけば、モノの価格と同時に金の価格も上昇するため、自己資産を守ることが可能です。

また、近年ではデフレ(モノの価格が下がること)であっても金相場が上昇することがあります。

景気が悪くなると、大手企業や国への信用や不安が増し、株価や債券が下がりますが、金は破綻のリスクが極めて低いため、投資対象として注目されます。

多くの人が金を求めるタイミングは需要が増すので、金相場も自然と上昇していきます。

1-5.各国の中央銀行が金の購入に走る

各国の中央銀行が金の購入に走ることで、金相場が上昇します。

各国の中央銀行が金を購入するタイミングは、金の需要が上昇し供給が下降するためです。

世界各国の中央銀行は、リスクヘッジとして大量の金を保有しており、売買の動向が金相場に影響します。

特にリーマンショック後は、投資家の米ドルに対する信頼が不安定となり、買い手が先行するため、中央銀行の判断が金相場の変動に直結することが多いです。

また、近年では中国やインドなどの新興国の中央銀行も金の購入を進めており、買い手の需要が世界各国で増えていることも金相場が上昇する要因となります。

1-6.世界的な低金利

世界的な低金利によって、金への投資価値が高まり、金相場が上昇します。

一昔前までは、銀行への預金に対する金利で資産が増える時代でした。

しかし、現在では金融緩和により金利が下がり、預金に対する利子がほとんど付かなくなりました。

そのため、預金ではなく金への投資が注目されるようになり、金相場が上昇します。

2.過去20年で金相場が上がった理由

過去20年を見ると、金相場は大幅に上昇してきています。

田中貴金属工業の調査によると、2000年は金1グラムあたり平均1,014円でしたが、2022年4月以降には金1グラムあたり平均8,000円台前後を安定してキープするまでに上昇しています。

参考元:田中貴金属工業

金相場が上昇している理由は、2001年に起こった同時多発テロや2008年に起こったリーマン・ショック、2020年に発生した新型コロナウイルス、2022年に入ってからのウクライナショックなどです。

いずれも株式が下がり、社会的信用への不安が増え、資産として信用が高い金の購入が増えて、金相場が上昇したと考えられます。

今後も、経済の先行きが不透明な状況が続く限り、安心全な資産である金に資金が集中するため、2022年以降の金相場は上昇トレンドにあります。

3.反対に金相場が下がる要因はある?

では、金相場が下がる要因はあるのでしょうか。

ずばり、「金相場が上がる要因とは反対の事象が起こる」ことです。

主に、以下のような理由が挙げられます。

  1. 需要が減り、供給が増える
  2. 米ドル価値が上昇する
  3. 世界情勢が安定する
  4. インフレ懸念が鎮静する
  5. 金利が上昇する

詳しくは以下の記事でご紹介しているので、あわせてご覧ください。

4.金を売るベストなタイミング

金を売るベストなタイミングは、「相場が高いとき」に売ることです。

田中貴金属工業株式会社様のサイトを見ると、数年間・数ヶ月単位の買取価格の推移(チャート)が確認できます。

田中貴金属工業株式会社|日次金価格推移

ただし、相場を見たとしても、どのタイミングが最も高値になるかは投資のプロでも正確に予測することができません。

日ごとの変動幅は大きくないため、過去と比べて相場が高い時期であれば売るタイミングと考えてもいいでしょう。

金を売るタイミングに関しては「金を売るベストなタイミングとは?相場を見極めて高く売ろう!」で詳しく解説しています。

5.まとめ

金相場が上がる理由は、以下6つが関わってきます。

  1. 供給量に対し需要が増加する
  2. ドル円が安くなる
  3. 地政学リスクの影響が高まる
  4. インフレが懸念される
  5. 各国の中央銀行が金の購入に走る
  6. 世界的な低金利

今回紹介した内容をもとに、将来的な金相場の流れを予測して、売却のタイミングの参考にしてください。

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金の売却を検討している方は、ぜひ玉光堂の高価買取をご利用ください。

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