
世界情勢の不安や円安を背景に、資産防衛として、実物資産である「金」への注目が高まっています。なかでもインゴットは金そのものを保有できる魅力がありますが、いざ購入するとなると、「一体どこで買うのが一番安全なのか?」と迷ってしまうのではないでしょうか。
そこでこの記事では、初めて金インゴットを購入する方のために、以下の内容を徹底解説していきます。
- この記事で解説していること
- 金のインゴットの最も信頼できる購入場所
- 金のインゴットの偽物を避けるための選び方
- 具体的な購入手順や注意点
この記事を読むことで、金のインゴットをどこで買うべきなのか、どうしたら安心して資産運用できるのかがわかります。
金のインゴット購入について一から知りたいと考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
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【目次】
1.金のインゴットとは?
金のインゴットとは、投資や資産保全のために、金の純度を99.99パーセント(フォーナイン)以上に高め、規定の型に流し込んで固めた「金の延べ棒(金地金)」のことです。
金のインゴットには、宝飾品のようなデザイン料や加工費が含まれないため、金そのものの価値を、効率的に保有できるのが最大の特徴です。重さも1gの小さなものから、1kgの大きなものまで様々な種類があります。
インゴットとは何かさらに詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
2.【初心者向け】金のインゴットはどこで買うのが一番安心?
初めて金のインゴットを購入する方がどこで買うべきかを判断するには、「安心感」「手軽さ」「オンライン完結」といった、ご自身が最も重視するポイントを基準に選ぶのがおすすめです。
それぞれのニーズに合った、代表的な購入先の選択肢を3つご紹介します。
2-1.安心感を最優先するなら「地金商・メーカー直営店」
偽物を買うリスクを完全に避け、絶対的な安心感を最優先するなら、田中貴金属工業や三菱マテリアルといった、大手の地金商や貴金属メーカーの直営店で購入するのが最も確実です。
これらの業者では、国際的に信頼性が保証された「グッドデリバリーバー」を、その日の公式価格にもとづいて、透明性の高い取引で購入できます。専門知識が豊富なスタッフに、保管方法などの相談も直接できるのが大きなメリットです。
2-2.手軽さと相談しやすさなら「宝飾店」
「まずは専門家と対面でじっくり相談しながら決めたい」という方には、身近な宝飾店や貴金属店も選択肢の一つとなります。普段からジュエリーなどで馴染みのある店舗であれば、心理的なハードルが低く、インゴットの選び方や資産価値について気軽に質問しやすいというメリットがあります。
ただし、地金商の直営店に比べて、手数料がやや割高になる場合も。その日の金相場と、最終的な購入価格をしっかりと確認することが大切です。
2-3.オンラインで完結させたいなら「証券会社」
店舗に足を運ばず、手軽にオンラインでインゴットを購入したいなら、楽天証券やSBI証券といった、大手ネット証券会社のサービスを利用する方法があります。証券口座を通じて、株式と同じような感覚で、手軽に金の現物を売買できるのが魅力です。
購入した金は、そのまま専門の保管機関で預かってもらうことも、自宅に配送してもらうことも選択できます。いつでも好きなときに、自宅から金の取引をおこないたいという方に最適な方法です。
3.金のインゴットを購入できる主な場所5選
金のインゴットを購入できる場所について、さらに詳しく解説していきます。金のインゴットは、以下のような場所で購入することが可能です。
- 地金商・貴金属メーカー
- 宝飾店・貴金属店
- 証券会社
- 銀行
- 製錬会社
それぞれ解説します。
3-1.地金商・貴金属メーカー(最も信頼性が高い)
田中貴金属工業や三菱マテリアル、徳力本店といった地金商・メーカーは、金のインゴットを購入するうえで最も信頼性の高い王道といえる選択肢です。これらの企業は、自社で金の精錬をおこなっていたり、国際的な品質基準である「グッドデリバリーバー」の公認ブランドであったりします。
販売商品に関しても偽物の心配がなく手数料も明確なため、とくに初心者の方が安心かつ高額な取引をするのに最も適しています。
3-2.宝飾店・貴金属店
全国の百貨店に入っているような大手の宝飾店や、地域の貴金属店でも、金のインゴットを取り扱っている場合があります。これらの店舗のメリットは、対面で専門のスタッフに資産運用や保管方法をじっくりと相談しながら購入を検討できる点です。
ただし、取り扱うインゴットのブランドが限られていたり、地金商に比べて手数料が若干上乗せされていたりする場合もあるため、事前の確認が必須です。
3-3.証券会社(ペーパーではなく現物)
楽天証券やSBI証券といった一部のネット証券会社では、株式などと同じ口座内で、金のインゴット(現物)を売買できるサービスを提供しています。普段から株式投資などに慣れ親しんでいる方にとっては、オンラインでいつでも手軽に市場価格を見ながら取引できるのが大きな魅力です。
購入したインゴットは、そのまま証券会社が提携する保管機関に預けることも、自宅に配送してもらうことも可能です。
3-4.銀行(現在は取扱縮小傾向)
かつては、多くの銀行の窓口で金のインゴットが販売されていましたが、現在では、その取り扱いを縮小・終了している銀行がほとんどです。コスト面の問題や、専門性の高い商品説明が必要なことなどが理由です。
三菱UFJ信託銀行など、一部の金融機関では現在も取り扱いがありますが、選択肢は非常に限られています。銀行での購入を検討する場合は、まずお近くの支店が現在も取り扱っているか、事前に確認をしてください。
3-5.製錬会社
住友金属鉱山など金鉱石から金を精錬している会社のなかには、個人向けに自社ブランドのインゴットを直接販売しているところもあります。「金のメーカー」から直接購入する形となるため、品質に対する安心感は絶大です。地金商と同様に、信頼性の高い購入先の一つといえます。
電話やインターネットでの通信販売が中心となりますが、品質にこだわりたい方にとっては、有力な選択肢といえるでしょう。
4.金のインゴットを購入する方法
前述した金の購入先にて金のインゴットを購入する方法は、主に以下の3つです。
- 店頭で購入する
- 電話で購入する
- インターネットで購入する
詳しく解説します。
4-1.店頭で購入する
地金商や宝飾店の店頭で直接購入する方法は、専門家と対面で相談しながらその場で現物を受け取れるため、最も安心感のある購入方法です。専門スタッフに、インゴットの種類や保管方法について質問したり、実物を確認したりしたうえで購入を決定できます。
店頭購入の場合、本人確認書類を持参のうえその日の金価格にもとづいて代金を支払えば、すぐにインゴットを持ち帰ることが可能です。初めての購入で不安な方や、高額な取引を慎重におこないたい方に適しています。
4-2.電話で購入する
電話で購入する方法は、店舗に足を運ぶことなく、その瞬間の価格で取引を確定できるのが特徴です。
まず電話で、購入したいインゴットの重さと数量を伝えると、その時点での価格と合計金額が提示され、注文が成立します。その後、指定された銀行口座に代金を振り込むことで、後日インゴットが本人限定受取郵便などで自宅に郵送されてきます。
日中は忙しくて店舗に行けない方でも、価格が有利なタイミングを逃さずに購入できるメリットがあります。
4-3.インターネットで購入する
インターネットで購入する方法は、24時間いつでも、ご自身のタイミングで金のインゴットを売買できる、最も手軽で便利な方法です。楽天証券やSBI証券といったネット証券会社や、一部の地金商のWebサイトで、株式取引のように、リアルタイムで変動する価格を見ながら注文できます。
購入したインゴットは、そのまま専門の保管機関に預ける「保護預かり」か、自宅へ配送してもらうかを選べる場合が多く、多様化する現代のニーズに合った購入方法といえるでしょう。
5.金のインゴット購入前に知っておきたいポイント
金のインゴットを後悔なく購入するためには、事前に以下の重要なポイントを知っておくと良いです。
- 購入場所によってインゴットのサイズが違う
- 信頼できる業者から買う
- 購入価格と売却価格の差額「スプレッド」
- 小さいサイズのインゴット購入にはバーチャージ(手数料)がかかる
これらを理解しておくことで、より有利な条件で、安心して資産となる金を手に入れることができます。一つずつ見ていきましょう。
5-1.購入場所によってインゴットのサイズが違う
金のインゴットを購入する場所によっては、取り扱っているインゴットのサイズ(重さ)の種類が異なる場合があります。
たとえば、1kgや100gといった標準的なサイズは多くの店で扱っていますが、1gや5gといった小さなサイズはそのブランドのメーカー直営店でしか取り扱いがない、といったケースです。
希望するサイズのインゴットがある場合は、事前にその店舗の取扱商品を確認するようにしましょう。
5-2.信頼できる業者から買う
金のインゴットは、必ず品質が国際的に保証されている「グッドデリバリーバー」を取り扱っている、信頼できる業者から購入してください。
グッドデリバリーバーとは、ロンドン貴金属市場協会(LBMA)の厳しい基準をクリアした、世界中で通用する品質の証です。日本金地金流通協会の正会員である地金商や、大手貴金属メーカーであれば、安心して本物のインゴットを購入できます。
購入先となる業者選びは、将来その金を売却する際の価値にも直結する最も重要なポイントです。
5-3.購入価格と売却価格の差額「スプレッド」
金の価格には、「買うときの価格(小売価格)」と「売るときの価格(買取価格)」の2種類があり、その価格差を「スプレッド」と呼びます。このスプレッドが、販売業者の利益となるのです。
たとえば、買取価格が1gあたり10,000円で、小売価格が10,300円の場合、スプレッドは300円です。スプレッドは業者によって異なるため、できるだけスプレッドが小さい(=買取価格と小売価格の差が少ない)業者を選ぶことが、有利な取引の基本です。
5-4.小さいサイズのインゴット購入にはバーチャージ(手数料)がかかる
500g未満の小さなサイズのインゴットを購入する際には、金の価格とは別に、「バーチャージ」と呼ばれる手数料がかかる場合があります。
小さなインゴットは、大きなインゴットに比べて1gあたりの製造・管理コストが割高になるため、そのコストを補うために設定されている手数料です。たとえば、100gのインゴットを5枚買うよりも、500gのインゴットを1枚買う方が、手数料がかからず、総額では安くなる場合があります。
金のインゴットを小分けに購入する際は、バーチャージの有無と金額を必ず確認しましょう。
6.信頼できる金のインゴットの選び方
金は高価な資産だからこそ、その品質と将来的な換金性が保証されていることが、安心して保有するための大前提となります。ここでは、偽物を避け、確かな価値を持つインゴットを見分けるためのポイントを以下の3つご紹介します。
- 国際的な信頼の証「グッドデリバリーバー」を確認
- LBMAの認定マークを確認
- 刻印されている情報を確認
それぞれ解説します。
6-1.国際的な信頼の証「グッドデリバリーバー」を確認
「グッドデリバリーバー」とは、ロンドン貴金属市場協会(LBMA)が定める重量や品位、形状に関する厳しい基準をクリアした、最高品質のインゴットのことです。この認定を受けたブランドのインゴットは、世界中のどこでもその品質を改めて分析・証明する必要なく、スムーズに取引できます。まさに、国際的に通用する「金のパスポート」のようなものです。
資産として金を購入する際は、このグッドデリバリーバーを選ぶのが、最も安全で賢明な選択といえます。
6-2.LBMAの認定マークを確認
インゴットがグッドデリバリーバーであるかは、その表面に刻印されたブランドマーク(メルターズマーク)が、LBMAの認定業者であるかを確認することで判断できます。
日本国内では、田中貴金属工業や三菱マテリアル、徳力本店といった日本金地金流通協会の正会員である企業が、LBMAの公認ブランドです。これらの企業から直接購入すれば、品質は間違いありません。
知らないブランドのインゴットを購入する際は、そのブランドがLBMAに認定されているかを事前に調べておくと安心です。
6-3.刻印されている情報を確認
金のインゴットの表面には、その品質を証明するための重要な情報が刻印されているため、その情報を必ず確認しましょう。主に刻印されているのは、「ブランドマーク」「品位(純度)」「重量」「シリアルナンバー」の4つです。
品位は「999.9」または「FINE GOLD」と表記され、金の含有率が99.99パーセントであることを示します。これらの刻印が、そのインゴットが持つ性質を明らかにする、いわば「戸籍」のような役割を果たします。
7.金のインゴットを購入する具体的な手順と注意点
金のインゴット購入が初めての方でも安心して取引できるよう、具体的な手順と注意点について4つのステップで解説します。
- 購入したいインゴットの重さとブランドを決める
- 本人確認書類を準備する
- 購入価格の確定後支払う
- インゴットを受け取る
順を追って確認してください。
7-1.購入したいインゴットの重さとブランドを決める
まずは、ご自身の予算や目的に合わせて、購入したいインゴットの重さ(サイズ)と、信頼できるブランドを決めます。
インゴットは、1gから1kgまで様々なサイズがありますが、500g未満の小さなサイズは、バーチャージという手数料がかかる点に注意が必要です。また、前述の通り、将来的な売却のしやすさを考え、LBMA認定のグッドデリバリーバーのブランドを選ぶのがおすすめです。
7-2.本人確認書類を準備する
金のインゴットを購入する際は、法律(犯罪収益移転防止法)に基づき、本人確認書類の提示が求められます。
とくに、一度の取引額が200万円を超える場合は、運転免許証やマイナンバーカードといった顔写真付きの本人確認書類が必須です。また、200万円以下の場合でも、健康保険証や年金手帳などの提示が必要です。
スムーズに取引をおこなうため、事前に必要な書類を準備しておきましょう。
7-3.購入価格の確定後支払う
店頭や電話、Webサイトにて購入の意思を伝えたその瞬間の金価格が、あなたの購入価格として確定します。金の価格は日々、刻一刻と変動しているため、「来店したとき」や「電話をかけ始めたとき」の価格ではない点に注意が必要です。
取引が成立したら、提示された金額を、現金や銀行振込といったその業者が指定する方法で支払います。購入価格が確定したら、速やかに支払い手続きをおこないましょう。
7-4.インゴットを受け取る
代金の支払いが完了したら、最終的にインゴットを受け取ります。
店頭で購入した場合は、その場で直接、現物を受け取ることができます。一方、電話やインターネットで購入した場合は、後日、セキュリティが確保された本人限定受取郵便などで、自宅に郵送されてきます。
受け取ったインゴットは高価な資産です。購入後の保管方法についても、事前にしっかりと計画しておきましょう。
8.金のインゴットを保管・運用する際の注意点
金のインゴットを購入したあとは、以下の4点に気をつけながら保管及び運用をしてください。
- 品位・ブランドによる換金性の違いがある
- 品位・ブランドによる換金性の違いがある
- 日々の価格変動リスクがある
- 売却時には税金(譲渡所得)が発生する
一つずつ解説します。
8-1.盗難や災害による物理的な滅失リスクが伴う
インゴットは、現物資産のため、常に盗難や火災・地震といった災害によって物理的に失ってしまうリスクが伴います。ご自宅で保管する場合は、防盗・耐火金庫の設置が不可欠です。
また、銀行の貸金庫は安全性が高いですが、利用料がかかり、災害時の補償は原則ありません。
どのような保管方法を選ぶにせよ、物理的な滅失リスクからご自身の資産をどう守るかを考えておく必要があります。
8-2.品位・ブランドによる換金性の違いがある
全ての金のインゴットが同じように簡単に換金できるわけではなく、その品質とブランドによって「換金性」には違いがあります。
たとえば、国際的に信頼された「グッドデリバリーバー」の認定を受けたブランドのインゴットであれば、世界中のどこでもその価値が認められ、スムーズに売却できます。しかし、無名ブランドのインゴットは、買い手によっては一度溶かして純度を再分析する必要があるため、買取を断られたり、手数料を要求されたりすることがある点に注意してください。
8-3.日々の価格変動リスクがある
金の価格は、株式などと同じように世界経済の情勢や為替レートの影響を受けて日々変動するため、購入したときよりも価値が下落する価格変動リスクがあります。
金は、長期的に見れば価値が安定している資産ですが、短期的な視点で見ると、価格は常に上下しています。そのため、価格が下落した局面で、慌てて売却してしまうと損失を被ることになるのです。
金地金投資は、日々の値動きに一喜一憂せず、長期的な視点で保有することが基本です。
8-4.売却時には税金(譲渡所得)が発生する
保有している金のインゴットを売却したことで、購入時よりも高い価格で売れて利益が出た場合、その利益は「譲渡所得」として所得税の課税対象となります。年間50万円までの利益であれば特別控除によって税金はかかりませんが、それを超える利益が出た場合は、確定申告が必要です。
ただし、保有期間が5年を超えていると課税対象となる利益が半分になるという優遇措置があります。売却する際には、税金のことも念頭に置いておく必要があります。
9.金のインゴットを1円でも高く売るための方法
金のインゴットを1円でも高く売るためには、以下の3点を意識してください。
- 金買取相場を必ず確認する
- 保証書や購入時のケースなど付属品を全て揃える
- 複数の専門店に査定を依頼する
詳しく見ていきましょう。
9-1.金買取相場を必ず確認する
金のインゴットの売却を検討する際は、当日の「金買取相場(1gあたりの価格)」を必ず確認しましょう。
金の買取相場は、大手の地金商などのウェブサイトでリアルタイムの価格が公表されています。この公式な価格を基準として知っておくことで、買取店が提示する査定額が適正なものか、あるいは手数料が引かれているかを判断できます。
9-2.保証書や購入時のケースなど付属品を全て揃える
インゴットを購入した際に付属していた「保証書(計算書)」や、ブランドの刻印が入ったプラスチックケースなどは、全て揃えて査定に出してください。
とくに、LBMAの認定ブランドであることを示す保証書は、そのインゴットの品質と信頼性を証明する最も重要な書類です。また、未開封のケースに入っていることで、保存状態の良さもアピールできます。
9-3.複数の専門店に査定を依頼する
金のインゴットを売却する際は、2〜3社以上の貴金属専門買取店に査定を依頼し、見積もり額を比較するようにしてください。買取業者によってその日の在庫状況や販売ルートの強みが異なるため、同じインゴットであっても提示される買取価格に差が出ることが少なくありません。
売却の手間を惜しまずに複数の見積もりを比較することが、最も高い買取価格を引き出すためのシンプルかつ強力な方法です。
10.インゴット以外で金を購入する方法
金に対する投資方法は、インゴットの現物保有以外にも以下のような方法があります。
- 金ETF
- 純金積立
ご自身の投資スタイルや金との付き合い方に合わせて、最適な方法を検討してください。
10-1.金ETF
金ETF(上場投資信託)とは、金の価格に連動するように作られた、株式と同じように証券取引所で売買できる金融商品です。
証券口座さえあれば、数千円程度の少額からリアルタイムの市場価格で手軽に金の売買ができます。インゴットのような保管コストや盗難のリスクはなく、売買手数料も比較的安価なのが大きなメリットです。
現物保有にはこだわらず、あくまで金への投資として手軽に始めたい方に最適な方法です。
10-2.純金積立
純金積立は、毎月一定額(たとえば3,000円など)を自動的に金の購入にあてていく、貯金のような感覚で始められる投資方法です。毎月決まった額で購入するため、金の価格が高いときには少なく、安いときには多く買う「ドルコスト平均法」の効果が働き、長期的に見ると高値掴みのリスクを抑えられます。
純金積立は、コツコツと長期的な視点で金の資産を築いていきたいと考える方にとくにおすすめの投資方法です。
11.まとめ
この記事では、金のインゴットを購入できる場所の比較から、信頼できるインゴットの選び方、そして具体的な購入手順まで網羅的にご紹介しました。
金のインゴット購入で最も大切なのは、目先の価格の安さよりも、その品質が国際的に保証されている「グッドデリバリーバー」を、信頼できる業者から購入することです。これが、貴重な資産を将来にわたって守るための最も確実な方法といえます。
ぜひこの記事を参考に、安心して資産形成の第一歩を踏み出してください。
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