金・貴金属・ブランド品の買取なら、高価買取の「玉光堂」まで。

金相場はどうやって決まる?1gの価格が変動する仕組みを解説

金相場はどうやって決まる?仕組みを理解して賢く売買しよう
「金相場はどうやって決まるのだろう…」

このような疑問をお持ちではありませんか?

貴金属ジュエリーや投資対象として人気があり、世界中で常に取引されている金。

その相場は毎日上がったり下がったりを繰り返しています。

金の売買で少しでも損をするリスクを減らすには、金相場の仕組みについてもきちんと理解しておくことが大切です。

そこでこの記事では、「金相場が決まる仕組み」や「金相場を動かす要因」について詳しく解説します。

1.金相場はどう決まる?


金相場は、市場における需要と供給のバランスに左右されます。

  • 「金を買いたい」人が増えると、金相場は上昇する
  • 「金を売りたい」人が増えると、金相場は下落する

というのが基本です。

金以外の商品でもそうですが、欲しい人が多くて「高くても買いたい」と思う人が多いなら価格も上がりますよね。

金も同様です。

1-1.金相場が決まる仕組み|いつ・どこで・誰が決めるのか

金は世界中で取引されており、ロンドン、ニューヨーク、チューリッヒ、香港・シンガポール、日本、シドニーといった市場で活発に取引がおこなわれています。

このなかで金の現物価格の指標となる価格を決めているのが、ロンドンの金市場です。

毎営業日の午前10時半と午前3時(現地時間)の2回、5大貴金属商により、値決めが行われています。

このロンドン市場の価格をもとに、各地の市場で現物の金価格が決められていくわけです。

一方で先物取引(将来の売買を、現時点で取り決めた価格で行うことを約束する取引)の相場に関しては、ニューヨーク市場の価格が指標となります。

ちなみに、金は国際的に米ドル建てで取引されています。

1-2.日本での金価格は最終的に「ドル円為替相場」で決まる

日本における金相場も、世界の金相場(ロンドン・ニューヨーク市場の取引価格)と連動しています。

ただし、日本には日本ならではの相場決定要因があります。

それが「ドル円為替相場」です。

なぜなら、国際的にはドル建てで金が取引されるのに対し、日本国内では「円建て」で金が取引されるからです。

たとえば、金を売却したい場合、同じ質・量の金でも以下のように為替によって得られる金額が変わってきます。

1ドル100円のときに10,000円(100ドル)で売却可能な金

1ドル90円(円高)時の買取価格・・・9,000円
1ドル110円(円安)時の買取価格・・・11,000円

売却したいなら、円安時のほうがお得というわけです。

  • 円安 → 金を売るとお得
  • 円高 → 金を買うとお得

日本国内の店頭価格は、ドル建て価格から1グラムあたりの円建ての価格にすでに換算されています(買取店舗によっても異なります)。

以下のようなWebサイトで、その日の取引価格が公表されているので、金を売買する前にこの価格やチャートを確認しておくことをおすすめします。
田中貴金属工業株式会社|日次金価格推移

2.金相場を動かす要因


先の章で、金相場には需要と供給のバランスが影響すると述べました。

この章では、需要が変動する際の代表的な要因を3つご紹介します。

  1. 世界情勢
  2. インフレ懸念
  3. 金利

これらの状況をチェックしておくことで、ある程度今後の金相場に対して予測ができるはずです。

2-1.世界情勢

金相場は世界情勢の影響をダイレクトに受けます。

たとえば、テロや戦争、財政危機やパンデミックなどで世界情勢が不安定になり、先行きが見えなくなると、金相場は上昇します。

これは、投資家たちが株式のようなリスクの高い商品への投資を避け、価値が消えない「現物資産」の金を求めるからです。

実際、ロシアのウクライナ侵攻によっても金が高騰しました。

逆に政治・経済の不安が解消されれば、金相場は下がる傾向があります。

このように「不安」を反映し、相場が変動するのが金の特徴です。

2-2.インフレ懸念

インフレが懸念される状況では、金相場も上がる傾向があります。

インフレとは、物価が上がり続ける状況のことです。

物価が上がると、それまで1,000円で買えていたものが、1,100円、1,200円と値上がりしていくわけなので、モノに対するお金の価値が相対的に下がっていきます。

金も他の商品と同じように、インフレになると価格が上がります。

そのため、インフレが懸念される状況では、自分の資産を「貨幣」ではなく「金」として所有しておくほうが資産が減るリスクを回避できるわけです。

結果として、金を求める人が増え、金相場も上昇します。

2-3.金利

金利の引き上げや引き下げも、金相場に影響する要因の一つです。

金利とは、簡単にいえば、お金を貸し借りする際の手数料のことです。

金利が高いときに銀行にお金を預けると、預けているだけで多くのリターンが得られます。

しかし「金」には金利がつかないので、所有しているだけで資産を増やすことはできません。

そのため、金利が上がる局面では金を求める人が減り、相場が下がります。

反対に金利が下がれば、お金を所有する魅力も減るので、金相場は上昇する傾向があります。

なお、金は国際的に米ドルで取引されているため、日本だけでなくアメリカの金利が金相場に影響しやすいです。

金相場は上記3つの要因以外にも、あらゆる要因が複合的に影響して上下します。

ニュースやチャートの動きを見ながら相場を予測しましょう。

3.金の売却をご検討中の方へ

金の売却を検討されているなら、相場が高い時期を狙って買取を依頼されることをおすすめします。

ただし、いつ最高値になるのかを当てることは、投資家であっても簡単ではありません。

2022年9月26日時点での店頭小売価格は「8,541 円」となっており、過去と比較して高値で売れる水準にあります。

もし金製品で不要になったものをお持ちの場合は、今売却を検討されてみてはいかがでしょうか。

金製品を売却する際の注意点については、下記の記事で詳しく解説していますので、査定に向かう前にぜひ確認してみてください。

4.【まとめ】日本の金相場は「海外市場の金相場」と「為替相場」で決まる

日本における金の相場は、ロンドンやニューヨークといった海外市場の取引価格と、ドル円為替相場により決定します。

金は現物資産として人気があり、基本的には世界情勢が悪化するなど、通貨や株などへの信頼が揺らいでいる状況で求める人が増え、相場が上がります。

このような金の特徴を押さえて、賢く売買のタイミングを見極めましょう。

玉光堂では、金の高価買取を実施中です。

金の売却を検討している方は、ぜひ玉光堂の高価買取をご利用ください。

PAGE
TOP