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「金相場」と「株価」はなぜ逆相関の関係にあるのか

「金相場」と「株価」はなぜ逆相関の関係にあるのか
「金相場と株価って、どんな関係があるの?」

金や株への投資を検討されている方で、このように思われたことはありませんか?

金相場と株価は、基本的に逆相関の関係にあります。

そのため、どちらかが下がればどちらかが上がるというわけです。

この記事では、なぜ金相場と株価は逆相関するのか、その理由をわかりやすく解説します。

金相場と株価の関係性を正しく理解でき、これからの投資に活かせる内容となっています。

これから投資を考えている方や、金と株のどちらかへすでに投資されている方は、ぜひ最後までご覧ください。

1.金相場と株価は基本的に逆相関の関係にある

まず結論として、金相場と株価は一般的に逆相関の関係にあります。

つまり、金相場が上がれば株価は下がり、金相場が下がれば株価は上がるという関係性にあるということです。

なぜそのような関係性にあるのか、それには「金」と「株」にそれぞれ異なった特徴があるからです。

2.なぜ金相場と株価は逆相関になるのか

金相場と株価が逆相関となる要因について、「金」と「株」それぞれの特徴をもとに解説していきます。

2-1.安全資産として不況にも強い金

金は、以前より「安全資産」として人気があり、不況にも強いという特徴があります。

以下4つの理由から、金は価値・人気を保ち続けています。

  • 希少性が高い
  • 加工しやすく用途が豊富にある
  • 流動性が高い
  • 長い歴史があり信用力が高い

そのため、金の価値が急落することはあり得ません。

さらに近年の世界情勢悪化や新型コロナウイルス流行にともない、「いつでも換金可能な金を手元に残しておきたい」という流れが強まり、金相場は例年と比較して高騰している状況です。

以上のように、特に不況のときにこそその価値が評価され求められるのが、金の特徴といえます。


2-2.ハイリスクハイリターンだが好況に強い株

株には、「ハイリスクハイリターンだが好況に強い」という特徴があります。

具体的には、不況となれば投資した分が返ってくることはありませんが、好況となれば投資した分のリターンが発生し、さらに資産を増やせるという特徴です。

そのため、好況時にこそ投資家たちは株に対しての注目度を高め、儲けを出すために株取引が活発化します。

このような株の特徴は、不況のときにこそ注目度が高まる金とはまったく正反対であることがわかります。

そして、金と株のまったく正反対にある特徴こそ、金相場と株価が逆相関となる理由です。

以下に、好況時と不況時における一般的な金相場と株価の関係性をまとめます。

  • 好況時
  • 投資家たちがこぞって株への投資をおこなうことで株価が上昇する一方、金への投資が落ち着くことで金相場が下落する
  • 不況時
  • 実物資産・安全資産である金を手元に置いておきたい投資家たちが増えることで金相場が上昇する一方、持っていると損につながる株へ投資する人が減るため株価が下落する

3.逆相関の関係ではなくなった時期もある

「金相場と株価は逆相関の関係にある」ということを解説してきましたが、実は、近年は逆相関の関係とはならなかった時期があったんです。

具体的には、2017年に入ってから米国にてトランプ政権が誕生した年に、金相場・株価ともに上昇しました。

逆相関とならなかった理由は、トランプ政権の政策に不安感を抱いた投資家たちが多かったことにあります。

トランプ政権誕生当時、世界経済は好調で株価は上昇傾向にありましたが、それでもいつ経済が傾くかわからないと考える投資家たちによって金への投資も活発となり、同時に金相場も上昇しました。

あくまで株投資がメインであり、一時的なリスクヘッジとして金投資がおこなわれたこととなります。

ただ、上記のようなケースで金相場と株価が相関的に上下することはあるものの、基本的に逆相関の関係にあることに変わりありません。

4.日本の株式市場における金相場と株価の関係

これまで解説してきた金相場と株価の関係は、「世界の株式市場」に当てはまることであり、日本の株式市場では逆相関の関係が弱いといわれることがあります。

金の取引が「ドル建て」でおこなわれているためです。

そのため、日本の株式市場だけを確認するのではなく、円・ドルの為替相場も確認しておくと、より金相場の動きを把握できるでしょう。

5.金と株への分散投資はリスクヘッジになる

これから投資を考えている方や金と株のどちらかのみに投資をされている方におすすめなのが、「金と株への分散投資」です。

金相場と株価は基本的に相関関係にあるため、分散投資をおこなえば、どちらかの相場が下落したとしても、もう片方の相場が上昇することでマイナス分を取り戻せます。

ただ、前述したように金相場には為替の値動きも影響してくるため、株価に加えて為替についても推移を追いながら、金と株への分散投資を検討してみてはいかがでしょうか。

6.まとめ


今回は、「金相場と株価の関係」について解説してきました。

金相場と株価は、基本的に逆相関の関係にあります。

金相場が上がれば株価は下がり、金相場が下がれば株価は上がるという関係性です。

ただし、日本での金相場については、金がドル建てによって取引されるために為替市場にも注目しなければならないため注意しましょう。

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