金を売る時の6つの注意点を徹底解説！売却での失敗を避けよう

金を売るときにどのようなことに注意すべきか、気になってはいませんか？

2022年現在、ロシア・ウクライナ情勢の影響を受けて金相場は最高水準をキープしています。

「今すぐにでも金を売りたい」と思われている方も多いかもしれませんが、金を売るときにはいくつか注意点があるんです。

そこでこの記事では以下の内容について詳しく解説します。

• この記事のトピック
• 金を売る時の6つの注意点
• 金買取の流れ

金買取に対する正しい知識を身につけることで、満足できる買取価格で売却できます。

これから金製品の売却を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

1．金を売る時の6つの注意点

金を売る時の注意点は次の6つです。

1. 金の相場・純度・重量を把握しておく
2. 買取手数料がかかる
3. 買取に出す時期を考える
4. 買取業者を比較する
5. 本人確認書類を用意しておく
6. 売却時に税金がかかるケースを把握しておく

それぞれ解説します。

1-1．金の相場・純度・重量を把握しておく

事前に「相場」「純度」「重量」の3要素を把握しておくと、およそどのくらいの買取価格になる、という予測が立てられます。

悪徳な買取業者の場合、相場より極端に低い買取額を提示してきたり、重さや純度を偽るたりすることもあるので、なるべくご自身で確認しておきましょう。

1-1-1．相場

金相場は買取価格に直結するため、事前にチェックするべきです。

以下のようなサイトで、その日の1gあたりの買取価格や、数年間・数ヶ月単位の買取価格の推移（チャート）が確認できます。
田中貴金属工業株式会社｜日次金価格推移

2022年8月31日時点では、1gあたりの店頭買取価格は8,392円となっています。

基本的には、世界情勢や経済不安が大きいときに金の相場は上がる傾向にあります。

直近では、以下の要因が金相場を大きく上げる要因になりました。

• 世界的な新型コロナウイルスの蔓延
• ロシアによるウクライナ侵攻

ただし、最高値になるタイミングを予測するのは専門家でも難しいので、相場をチェックしてみて比較的高い時期であれば、査定に出してみることをおすすめします。

1-1-2．純度

純度を知りたいときには、お手持ちの金製品の刻印をチェックしてください。

以下のように、数字が大きいほど金の含有率（％）が高く、買取価格も高くなります。

上記の刻印以外に「K24GP」や「K18GF」と刻印されていた場合、金メッキ・金張りとなります。

金メッキや金張りは、金としての価格がつかないことも多いので注意してください。

1-1-3．重量

金は0.1g程度の違いでも買取価格が上下するため、重量の把握は大切です。

以下のような調理用のデジタル計量器でも良いので、お手持ちの製品がどれくらいの重さなのか、チェックしておきましょう。
Amazon | キッチンスケール 【料理研究家監修】 はかり デジタル [Latuna]

1-2．買取手数料がかかる

金買取では、業者によって買取手数料がかかる点にも注意してください。

以下のような理由から、買取手数料が発生します。

• 他の買取業者に売却して利益を得るため
• 金の総重量が減ってしまうため
• 金の再生や加工費用

買取手数料は業者ごとに自由な設定ができ、相場は10％～30％程度です。

買取手数料についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

1-2-1．買取価格のセルフチェック例

金の買取価格は、最終的に以下の計算式で決まります。

下記のようなイメージです。

ご自身が売却予定の金について、一度確認してみてください。

1-3．買取に出す時期を考える

金は、買取に出す時期を考えましょう。

相場の高い時期を狙うことで、買取価格を上げられるためです。

また、金相場だけでなく為替相場も考えなければなりません。

金は、世界的に「米ドル」で取引されますが、日本では「日本円」に換算し取引されるからです。

金の売り時については、以下の記事をご覧ください。

1-4．買取業者を比較する

「どの買取業者でも買取価格は変わらないだろう」とお考えの方もいるかもしれませんが、実はそうではありません。

同じ金製品でも、以下のような要因で買取価格に差が出ます。

• 手数料の割合
• 鑑定士の能力
• 業者の再販ルート

少しでも高く売りたいなら、複数の業者で査定してもらい決断しましょう。

他の店舗でも査定してもらうことで、「A店では◯◯円だったので、それより高く買取ってもらえませんか？」というような価格交渉もしやすくなります。

即決してしまうと詐欺被害にあう可能性もゼロではありません。

たとえば、突然自宅に訪問買取に来る業者や、不用品回収という名目での買取はよくある手口です。

衝動的にならずに、買取業者を比較することが重要です。

1-4-1．買取業者の選び方

店舗に向かう前にチェックしておきたいポイントは以下のとおりです。

• 金の豊富な買取実績があるか？（ホームページを確認）
• 実店舗があるか？
• Googleマップの口コミはどうか？
• 疑問点を電話で訪ねた際、丁寧に対応してくれたか？

実際に査定を受けたら、次のポイントも確認したうえで、売却するかどうかを決めましょう。

• ​​手数料は他の店舗と比較してどうか？（一般的な手数料の相場は、買取価格の1～2割程度）
• 買取方法の説明を丁寧にしてくれるか？
• 1gあたりの買取価格を教えてくれるか？
• 書面を作成してくれるか？

1-5．本人確認書類を用意しておく

買取専門店などで金を売る時には、本人確認書類が必要です。

というのも、古物商（中古品の取引）とみなされる商品の買取・取引をする際は、相手の身分（証明）を確認する義務が、法律で定められているからです。

もし本人確認の手続きがない場合、その業者は取引の許可を受けていなかったり、届け出を出していない悪質な業者の可能性があるので注意しましょう。

一般的に、以下のいずれかの書類が必要です。

1. 運転免許証
2. 運転経歴証明書
3. パスポート
4. 住民基本台帳カード
5. 健康保険証（補完書類を求められることがあります）
6. 在留カード
7. 特別永住者証明書

なお、200万円以上の取引になる場合、犯罪を防止するための本人確認が強化されるので、マイナンバーの提示が求められることが多いです。

また、本人以外が代理で買取を利用する際には、以下の書類が必要になります。

1. 委任状（親族間でも委任状が必要になります。）
2. 依頼を受けたお客様の身分証明書
3. 所有者（委任者）の身分証明書のコピー

1-6．売却時に税金がかかるケースを把握しておく

金地金を売却するときに意外と忘れがちなのが、税金です。

金地金を売ったときの所得は、原則、譲渡所得として、給与所得など他の所得と合わせて総合課税の対象となります。

引用元：

金地金の譲渡による所得｜国税庁

ただし、この「譲渡所得税」が課税されるのは、年間で50万円を超える利益が出た場合です。

言い換えると、金を売って得た利益が年間50万円以下であれば、税金を気にする必要はありません。

また「利益＝売却金額」でないことにも注意が必要です。

つまり、金を買ったときの金額は差し引かれるということです。

譲渡所得税は、金の所有期間が「5年」を超えるか否かによっても課税額が変わります。

詳しく知りたい方は、国税庁のホームページの「金地金の譲渡による所得」をご確認ください。

2．金買取の流れ

金買取には、大きく3つの買取方法があります。

• ​​店舗買取：査定して欲しいものを店舗へ直接持ち込む方法
• 宅配買取：売りたい品を郵送して買取してもらう方法
• 出張買取：査定士に自宅を訪問してもらい、買取してもらう方法

ここでは、一般的な「店舗買取」の流れをお伝えします。

​​

1. 来店（予約は不要です。営業時間はホームページで確認しておきましょう）
2. 鑑定スタッフが金製品を鑑定
3. 買取金額の目安を提示
4. 買取希望の場合には、本人確認書類の確認と申請書の記入
5. 金の正確な重量を再確認
6. 査定額に納得いただける場合は、即金、または振込で支払い

業者によって細かな査定方法や流れは異なりますが、おおよそ上記のような手順です。

買取にかかる時間は商品数でも前後しますが、10分～1時間ぐらいを見込んでおくと良いでしょう。

店舗買取以外の方法をご利用になりたい場合は、下記の記事を参考にしてください。

3．玉光堂の金買取実績

買取専門店の玉光堂では、直近で以下のような金買取実績があります。

他にも多数の買取実績がございますので、ぜひ金・プラチナ買取実績をご確認ください。

4．【まとめ】金を売るなら複数の買取業者を比較しよう

今回は、金を売る時の6つの注意点をご紹介しました。

1. 金の相場・純度・重量を把握しておく
2. 買取手数料がかかる
3. 買取に出す時期を考える
4. 買取業者を比較する
5. 本人確認書類を用意しておく
6. 売却時に税金がかかるケースを把握しておく

お手持ちの金製品を高く売りたいなら、複数の買取業者を比較したうえで、売却することが重要です。

買取業者のWebサイトなどを確認し、査定に向かいましょう。

玉光堂では、金の高価買取を実施中です。

金の売却を検討している方は、ぜひ玉光堂の高価買取をご利用ください。