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金の価値はなぜ高い?世界中の人が魅了される理由を解説

「金の価値ってなんで高いの?」

金といえば、値段が高く手に入れにくそうという漠然としたイメージは持っているけど、そもそもなぜ金に価値があるのか疑問に思われている方は多いのではないでしょうか。

金が世界中の人から愛され、高い価値を保ち続けているのには、いくつか理由があります。

そこでこの記事では、以下の内容を解説しています。

  • この記事で解説していること
  • そもそも金とはどのような金属なのか
  • 金の価値が高い理由
  • 近年金の価値が上がっている理由

金について正しく知ることで、今後金を売るときや投資をするときのリスクを減らせます。

今後不要な金の売却や金投資を考えられている方は、ぜひ最後までご覧ください。

1.そもそも金とは?

金の価値について触れる前に、まずは金がどのような金属なのかをご紹介します。

金の基本的な情報・特徴は以下です。

  • 原子番号79番で、元素記号は「Au」
  • 他の金属に比べ格段に輝きがありとにかく錆びにくい
  • ネックレスやイヤリング、指輪などのジュエリーに利用されている

特徴はなんといっても美しい輝き。

青色のみを吸収し、青以外の光を反射するためです。

また、錆びにくいという特徴が古代より「不老不死」の象徴であるとされてきました。

1-1.金は主に5種類

日本では、24分率という方法をもとに、金を大きく5種類に分類しています。

名称 金属の含有割合 特徴
24金 純金 99.99%~ 純金の含有量が99.99%以上のため、劣化しにくいという金の特徴を大いに発揮してくれます。
ただし、金は純度が高いほどやわらかいためジュエリーへの加工には向いておらず、インゴットや金貨などの投資対象となる製品へ加工されます。
22金 純金 91.7%
混合物 8.3%
あまり一般的ではありませんが、24金と18金のいいとこどりができます。
18金 純金 75%
混合物 25%
ほどよく金純度が高く、硬度があり加工しやすいため、ジュエリーに最も利用されています。
ジュエリーだけでなく、たとえば時計をはじめとした日用品にも利用されます。
14金 純金 58.5%
混合物 41.5%
金純度が低いことで目に見えて光沢は落ちますが、18金と比較し安価に利用できるため、日用品に利用されることが多いです。
10金 純金 42%
混合物 58%
金純度がさらに低いため劣化しやすくなるものの、18金や14金と比較してさらに安価な点がメリットです。
安価ゆえに、一般に広く利用されています。

表からもわかるように、金と混合物の含有割合によって名称が変わります。

混合物とは、たとえば銀や銅などです。

混合物が多いほど、金の性質である「劣化のしにくさ」や「やわらかさ」が弱くなっていくので、金の種類によってそれぞれ用途が大きく変わっていきます。

2.金の価値が高い理由

では次に、本題である「金の価値はなぜ高いのか」について解説していきます。

金の価値が高い要因は、主に以下の4点です。

  • 希少性が高い
  • 加工しやすく用途が豊富にある
  • 流動性が高い
  • 長い歴史があり信用力が高い

1つずつ解説していきます。

2-1.希少性が高い

金は、その光り輝く美しい見た目ゆえ常に人気ですが、人気に対して希少性が高いことから、価値が高まっています。

希少性が高いのは、「地球上に存在する金の量に限界がある」ためです。

「今までに採掘された金の量」「まだ採掘されずに埋蔵されている金の量」「年間採掘量」を表にしてみると、以下となります。

項目 重量
現在までに採掘された金の量 約183,000t
地球上に埋蔵されている金の量 約50,000t
金の年間採掘量 約3,000t

表からわかるように、このまま年間3,000tずつ採掘が続けられていれば、あと10年〜15年程度で新たに採れる金はなくなってしまいます。

しかし、上記の「地球上に埋蔵されている金の量」に記載した金の重量は、あくまで「現在の技術力で採掘可能な金の量」です。

今後技術力が進歩し、今までは手を出せずに採掘できなかった場所(たとえば海の中)などから新たに金を採り出せるようになるかもしれません。

2-2.加工しやすく用途が豊富にある

前述したように、「加工しやすく用途が豊富にある」という金の特徴も、価値を高めている要因です。

加工しやすいことで、インゴット・金貨をはじめとした資産対象となるものから、着用目的のジュエリー、日常で利用する機械内部の部品などさまざまなものに利用されています。

金は、希少性の高さに加えていろいろなものに活用できる金属として重宝されているため、価値が高くなっています。

2-3.流動性が高い

金の流動性が高い点も、金の価値を評価するうえで欠かせません。

流動性とは、以下のような意味です。

りゅうどう‐せい〔リウドウ‐〕【流動性】
1 固定しないで流れ動く性質。不定形に変化する性質。
2 ある資産について、損失を被ることなく、しかも直ちに貨幣にかえることができる可能性の度合い。

引用元:流動性とは – コトバンク

つまり、「金は急な損出を被ることはなく、いつでも現金や不動産など他の資産に変換できる」ということです。

金以外の投資対象としては、株式や債券などの金融商品が代表的ですが、企業や国が破綻してしまえば、価値がなくなるリスクがあります。

一方で金が破綻することはないため、価値が下がることはあろうとも、価値がなくなることはありません。

以上より、「投資対象として優秀であること」が、金の価値を高め安全資産といわれる所以となります。

2-4.長い歴史があり信用力が高い

金には長い歴史があり、信用力があるという点も価値を高めている要因です。

金の歴史は、紀元前6000年頃まで遡ります。

現在から換算すると約8000年前から、装飾品としての金が重宝されているという事実が、金の価値が古代から認められてきたことを証明するなによりの証拠です。

たとえば、古代エジプトのツタンカーメンのマスクに金が使われており、古代より金が権力であったり不老不死だったりの象徴として重宝されてきたことをあらわしています。

このように歴史をみても、金の価値の高さが広く認められ、信用されてきた金属であることがわかります。

3.近年金の価値が上がっている理由

金の価値が高い理由について解説してきましたが、近年は特に金の価値が高まっています。

2022年3月以降は特に相場高騰の動きをみせ、金1gあたりの値段で過去最高額を更新し、現在もなお最高水準である1gあたり8,000円前後をキープしている状況です。

このように金の価値が高騰している理由として、特に大きなものは以下の2点でしょう。

  • 2020年以降蔓延している新型コロナウイルスの影響
  • 2022年に入ってから起こったロシアによるウクライナ侵攻の影響

上記のように世界情勢を脅かす事態が起こると、株式をはじめとした金融資産の価値が下がるため、代わりとして安全資産である金への需要が高まります。

よって、金相場が高騰している状況です。

金の価値が上がっていく要因はその他にもあるので、詳しく知りたい方は以下の記事もあわせてご覧ください。

4-1.今後価値が下がることはある?

金の価値が上がるなか、「逆に、今後金の価値が下がっていくことってあるの?」と疑問に思われる方もいるはずです。

現時点では、「短期・中期的にみると価値が下がる可能性はあるものの、長期的にみれば今後も上がっていく」と考えられています。

主な理由は、以下2点です。

  • 金の価値はすでに確立されているから
  • 金の需要が落ちることは考えにくいから

昨今の世界情勢によって、金への投資が安全であるという認識がさらに広がっていることで、今後も「金の需要は下がりにくい=金の価値は下がりにくい」と考えていいでしょう。

今後の金相場動向については、以下の記事で考察しています。

あわせてご覧ください。

5.まとめ

金の価値はなぜ高いのか、その理由について解説してきました。

金の価値が高い主な理由は、以下4点です。

  • 希少性が高い
  • 加工しやすく用途が豊富にある
  • 流動性が高い
  • 長い歴史があり信用力が高い

また、もともと価値が確立されていた金は、昨今の不安定な世界情勢が影響しさらに価値を上げています。

今後の細かい金相場動向を予測するのは難しいものの、過去に比べて相場が上昇している今であれば、いつ売却しても損することはありません。

金の売却をご検討中の方は、今が売り時といえるでしょう。

玉光堂では、金の高価買取を実施中です。

金の売却を検討している方は、ぜひ玉光堂の高価買取をご利用ください。

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