しかし、プラチナと銀では、重量や強度など明確に異なる点が多数あります。
そのためこの記事では、プラチナと銀を見分けたい方に向けて以下ついて解説します。
- プラチナと銀の6つの違い
- プラチナと銀の見分け方
プラチナと銀の簡単な違いや見分け方を知りたい方やこれから買取を利用される方は、ぜひこの記事をお読みください。
【目次】
1.プラチナと銀の「価値」の違い
ここでは、プラチナと銀の「価値」の違いについて解説します。
プラチナと銀の買取を検討している方にとっては、どちらの方が高く買い取れるのかは気になるでしょう。
プラチナと銀の「価値」の違いを把握し、買取をする際の参考にしてください。
1-1.プラチナの価値
プラチナの価値は日本プラチナムが調査した結果、2023年1月24日時点で1gあたり4,767円(税込)となっています。
プラチナは、年間産出量はわずか250トン前後しかなく、希少性が高いため価値が高くなりやすいです。
ただ、プラチナは約7割が南アフリカで供給されているため、南アフリカの景気動向によっては大きく価値が下がる恐れがあります。
このようにプラチナは希少性が高く価値が高い素材ですが、南アフリカの景気によっては大きく価格が下落する可能性がある貴金属です。
1-2.銀の価値
銀の価値は日本プラチナムが調査した結果、2023年1月24日時点で1gあたり104.94円(税込)となっています。
銀の価値はプラチナの価値のおよそ45分の1となっており、プラチナと銀では大きな価格差があります。
その理由として、銀の年間産出量の多さが挙げられるでしょう。
銀の年間産出量はプラチナと比較すると約26,000トンと多いため、銀の価値はプラチナと比較して価値が低くなっています。
2.プラチナと銀の「重量」の違い
ここでは、プラチナと銀の「重量」の違いについて解説します。
買取業者によっては「重量」で買取金額を決定する場合もあるため、事前にプラチナと銀の「重量」を把握しておくべきです。
プラチナと銀の「重量」の違いを把握し、ブランド物の買取を検討しましょう。
2-1.プラチナの重量
プラチナの重量について解説する前に、プラチナと銀の重量を調べる方法について解説します。
プラチナと銀の重量を調べるときは、比重計を用いて調べます。
比重計とは、同じ体積の標準物質と比較して何倍の大きさであるのかを表す数値です。
プラチナと銀の重量は比重計を利用していることを把握したうえで、本記事を読み進めてください。
プラチナの重量は、比重19.9とかなり重い貴金属です。
プラチナと同じ体積の物質よりも約20倍重いという計算になるので「重量」で買取金額を決定する業者でも高値がつく可能性が予測できます。
2-2.銀の重要
銀は、比重10.5とプラチナの約2分の1ほどの重量しかありません。
そのため、普段プラチナのブランド品を愛用している方が銀のブランド品を身につけると、かなり軽く感じるでしょう。
3.プラチナと銀の「色味」の違い
ここでは、プラチナと銀の「色味」について解説します。
一見、プラチナと銀は同じ銀白色であるため「色味」の違いが分からないと感じる方も多いでしょう。
しかし、銀とプラチナの色味は全く同じではなく、それぞれの色の印象は少し異なっています。
プラチナと銀の「色味」の違いを理解しましょう。
3-1.プラチナの色味
プラチナは、美しい白銀色となめらかな輝きが魅力的な貴金属です。
プラチナは、グレーっぽい色合いの銀色で、周囲に上品で落ち着いた印象を与えられます。
3-2.銀の色味
銀は、プラチナよりも白っぽく明るい色をした貴金属です。
銀の特有の白さと光沢が、美しさとかっこいい印象を周囲に与えます。
4.プラチナと銀の「強度」の違い
ここでは、プラチナと銀の「強度」の違いについて解説します。
プラチナと銀のどちらの「強度」が強いのかを表す指標として、硬度が存在します。
プラチナと銀の硬度が高ければ高いほど「強度」が強い証明となるわけです。
4-1.プラチナの強度
プラチナの硬度は、120前後とかなり柔らかいです。
そのため、プラチナにはほかの金属を混ぜてブランド物を製造し、耐久性や強度を高めている傾向があります。
4-2.銀の強度
銀の硬度は、70前後とプラチナよりも柔らかい貴金属であるとわかります。
そのため、銀はほかの貴金属より傷がつきやすい傾向があります。
5.プラチナと銀の「劣化のしやすさ」の違い
ここでは、プラチナと銀の「劣化しやすさ」の違いについて解説します。
プラチナと銀では「劣化のしやすさ」のしやすさが全く異なります。
それぞれの金属の扱い方について、参考にしてみてください。
5-1.プラチナの劣化のしやすさ
プラチナは、水に浸かっても変色しません。
そのため、プラチナはお手入れがしやすい貴金属といえるでしょう。
5-2.銀の劣化のしやすさ
銀は、1カ月使用し続けただけで黒く変色する傾向があります。
銀が変色する理由は、硫化もしくは塩化による化学反応です。
例えば、空気中にある硫黄に銀が化学反応を起こしてしまったら、黒に変色する恐れがあります。
それに加えて、プールや温泉などに銀の装飾品を身につけたまま入ると、銀が塩素に触れて変色してしまうかもしれません。
ですので、銀のブランド品を購入したら、事細かにお手入れする必要があります。
6.プラチナと銀の「お手入れ方法」の違い
ここでは、プラチナと銀の「お手入れ方法」の違いについて解説します。
プラチナと銀の「劣化のしやすさ」が異なるように、それぞれに適した「お手入れ方法」も全く異なっています。
それぞれの貴金属に適した「お手入れ方法」を実施するように心がけましょう。
6-1.プラチナのお手入れ方法
プラチナをお手入れする際は、以下のような手順でおこないましょう。
- コップに水を入れてプラチナを浸す
- ブラシや綿棒などでプラチナを磨く
- 水に濡れたプラチナを柔らかい布で拭き取る
まず、プラチナを水の入ったコップに入れる際は、中性洗剤を必ず数滴たらしてから浸すようにしてください。
また、柔らかいブラシや綿棒などでプラチナの汚れを丁寧に磨きましょう。
プラチナの汚れを磨き終えたら、洗剤部分を水で洗い流して柔らかい布で水分をしっかり拭き取るようにしてください。
6-2.銀のお手入れ方法
銀は変色しやすい貴金属であるため、プラチナよりも丁寧にお手入れをしなければいけません。
銀をお手入れする際に気をつけてほしい注意点として、以下の3つが挙げられます。
- 使い終えたら必ず丁寧に磨く
- すぐ使うものは密閉された箱や引き出しに入れる
- しばらく使わないものは外気に触れないように保管する
銀は、変色しやすい貴金属なので使う度に丁寧に磨くように心がけてください。
また、すぐ使用する予定の銀のブランド品は、密閉された箱や引き出しへ保管するようにしましょう。
銀は、長時間外気に触れれば変色する可能性があります。
銀が変色する可能性を軽減するためにも、すぐ使うものは密閉された箱や引き出しに入れておくべきです。
さらに、しばらく使わない銀のブランド品は、銀の変色を抑えてくれる布と一緒に密閉できる箱で保管してください。
7.プラチナと銀の見分け方
ここでは、プラチナと銀の見分け方について解説します。
プラチナと銀を見分ける際は、以下の2つの点に着目してください。
- 重量
- 色味
例えば、プラチナの重量は比重19.9ですが、銀は比重10.5と重さが2倍近く違います。
重さが2倍近く違えばわざわざ重さを図らずも、プラチナと銀のブランド品をどちらも実際にもち比べてみれば見分けられるでしょう。
また、プラチナと銀は同じ銀白色ですが、わずかに色味が異なっています。
プラチナはグレーっぽい色合いであるのに対し、銀は白っぽい色をしているので凝視すれば、見分けられます。
プラチナと銀を見分けたいときは、重量と色味に着目しましょう。
8.まとめ
プラチナと銀の違いや見分け方について、ご理解いただけたでしょうか?
ここでは、プラチナと銀の価値・重量・色味・強度・劣化のしやすさ・お手入れ方法と合計6つの違いを紹介しました。
また、プラチナと銀を見分ける際は、重量が2倍近く異なるため実際にもち比べてみたり、僅かに色味が違うので目でブランド品の色を確認してみたりすれば、十分に見分けられます。
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