バーキンの値段が高く設定されているのには、明確な理由があるんです。
この記事では、以下の内容を確認しています。
- この記事で解説していること
- エルメスバーキンの値段が高く設定されている理由
- エルメスバーキンの歴史や特徴
- エルメスバーキンのサイズ展開
この記事を読むことで、なぜバーキンが高値で取引されているのかや、バーキンの歴史を深く理解できます。
これからバーキンを買おうと考えている方だけでなく、手持ちのバーキンを売りたいと考えている方もぜひ最後までご覧ください。
1.バーキンはなぜ高い?6つの理由!
バーキンは、職人による手作りだったり、希少価値が高かったりとさまざまな理由で値段が高くなっています。そこでバーキンが高い理由として、以下の6つを解説します。
- 職人による手作りだから
- 高級な素材を使っているから
- 洗練された歴史がある
- アフターケアが手厚い
- 希少価値が高く入手しづらい
- 定価が上昇している
1-1.職人による手作りだから
バーキンが高い理由として、職人による手作りであることが挙げられます。
バーキンは1つ1つを職人が丁寧に手作りしているため、機械が作るバッグよりも製造にかなりの時間がかかっています。
バーキンを手作りしている職人の人件費も値段内に上乗せされ、その分値段が高く設定されているのです。
1-2.高級な素材を使っているから
バーキンには、高級な素材が使用されており、その分値段も高くなっています。
バーキンに使用されている主な素材は、以下の3つです。
- クロコ
- トリヨンクレマンス
- ヴォークリスぺトゴ
それぞれがどのような素材なのか、簡単にご紹介します。
1-2-1.クロコ
クロコは、ディオールやクラッシックなど多くの高級ブランドに使用されているワニ革の素材です。
クロコは自然な光沢になめらかな手触りが特徴的な素材で、1つ1つのアイテムの大きさが異なっています。
1-2-2.トリヨンクレマンス
トリヨンクレマンスは柔らかい質感が特徴の雄牛の皮を使用した素材です。
トリヨンクレマンスは年代によって表面のしわが大きく変化し、使い込むほど味が出てくるため経年劣化を楽しめる素材といえるでしょう。
1-2-3.ヴォークリスペトゴ
ヴォ―クリスぺトゴは、傷の擦れに強い特徴があります。
同じヴォ―クリスぺトゴ素材で製造した商品でも凹凸感が異なっているため、皮の面白さを感じ取れる素材です。
1-3.洗練された歴史がある
エルメス全体にいえることですが、洗練された歴史によって商品の価値・値段が高騰しています。
元々、エルメスは高級馬具工房業を営んでおり、フランス王族の馬具を担当したことで、エルメスの噂が拡散されたのです。
そのことから、エルメスはお金持ちの方が使用に適しているブランドと認知されるようになり、高い値段設定を令和の現在でも貫いています。
1-4.アフターケアが手厚い
バーキンは、エルメスによる手厚いアフターケアを受けられます。
特に、修理やバッグのファスナー交換などアフターケアが手厚い傾向にあります。
ほかにも、カスタマーサポートセンターへ電話とメールで相談に乗ってもらうことも可能です。
バーキンを一度購入したら長期間使用できるようにアフターケアを手厚くし、値段設定を高くしているのでしょう。
1-5.希少価値が高く入手しづらい
バーキンの値段が高い特徴として、希少価値が高く入手しづらいことが挙げられます。
バーキンは、基本的にエルメスの店舗の常連でないと商品を購入できないようになっています。
それに加えて、半年に1回しか入荷せず、エルメスの店舗で頻繁に買い物してくれる顧客から優先的に商品紹介してもらえるため、店舗の常連になったからといって必ず購入できるわけではありません。
バーキンの値段が高く設定されている所以は、希少価値が高く入手しづらい理由があるのです。
1-6.定価が上昇している
バーキンは、度々の値段改定によって定価が上昇しています。
定価が年々上昇している理由としては、コロナ禍により流通量が低下しているのにもかかわらず需要が高いことです。
2020年に新型コロナウイルスの感染が急激に世界中に広まったので、生産から消費までの経済活動が一時的に止まっていました。
生産数が少ないバーキンを多くの方が求めているため、定価が年々上昇しています。
バーキンの過去と現在の値段を3種類ピックアップして以下の表にまとめました。(2023年1月25日の値段改定されたときの値段推移)
トリヨンクレマス(バーキン25) | トリヨンクレマス(パーキン30) | トゴ(バーキン25) | |
---|---|---|---|
値段改定前 | 1,331,000円 | 1,474,000円 | 1,331,000円 |
値段改定後 | 1,474,000円 | 1,639,000円 | 1,474,000円 |
上記の表からわかるように、バーキンは1回の値段改定で値段が10万円以上上昇しています。
バーキンは度々定価が上昇しているため、値段が高くなっているのでしょう。
2.バーキンの歴史や特徴
ここでは、バーキンの特徴や歴史として、以下の2つの項目に分類して解説します。
- バーキンが誕生の歴史
- バーキンの特徴
バーキンの歴史や特徴を把握し、ブランドとしての価値の高さを理解しておきましょう。
2-1.バーキンが誕生の歴史
バーキンの歴史は長く、1884年に誕生したバッグです。
バーキンが誕生したきっかけは、当時のフランスの人気女優であるジェーン・バーキンと当時のエルメスの社長が飛行機内での偶然出会いにあります。
ジェーン・バーキンは、飛行機で仕事道具を藤で編まれたバッグを用いて持ち運びしていましたが、物を出し入れする際に不便そうにしていたため、エルメスの社長がジェーン・バーキンへ理想のバッグを作ると提案しました。
すると、ジェーン・バーキンは、下記の条件を全て満たしたバッグを作ってほしいとエルメスの社長へと依頼したようです。
- 機能的
- 丈夫
- 容量が大きい
結果的にエルメスの社長は条件を満たしたバッグを作りあげ、バーキンが便利なバッグを使用しているところをマスコミが注目したため、人気な商品となりました。
2-2.バーキンの特徴
バーキンの特徴として、以下の3つが挙げられます。
- 収納力
- 耐久力
- 中身が見えないように蓋が付いている
ここで解説した特徴を把握し、バーキンがどのようなバッグなのかを理解しましょう。
2-2-1.収納力
バーキンの特徴として、収納力の高さが挙げられます。
バーキンには背面にファスナー付きのポケットが内蔵されているため、小物を分けて収納できて持ち物の管理がしやすいです。
また、バッグの中には仕切りがないのでたくさんの持ち物を収納しやすい特徴があります。
2-2-2.耐久力
バーキンは耐久力を兼ね備えています。
そのため、どれほど多くの荷物を収納したとしても型崩れしにくく、美しい見た目を維持し続けられます。
バーキンは、耐久性の高さから型崩れに不安を感じずに、たくさんの荷物を収納できるバッグです。
2-2-3.中身が見えないように蓋が付いている
バーキンは、中身が見えないように蓋が付いており、ベルトによって開閉するような仕組みになっています。
そのため、中身を誰かに見られると不安に感じずに、バッグを使用できるでしょう。
3.バーキンのサイズ展開
バーキンのサイズ展開として、以下の4種類が挙げられます。
- バーキン25
- バーキン30
- バーキン35
- バーキン40
それぞれどのような特徴があるのか見ていきましょう。
3-1.バーキン25
バーキン25は縦20cmで横が25cm、奥行が13cmの大きさで、バーキンの中で最も小さいサイズとなります。
そのため、バーキン25はちょっとしたお出かけの時に持ち歩くのに適しているバッグといえるでしょう。
バーキン25は、小さなバッグなので上品なイメージを持たれやすいです。
3-2.バーキン30
バーキン30は縦が22cmで横が30cm、奥行きが16cmで、日本人の体格に適したバッグであるため、持ち歩きがしやすいです。
バーキン30はさまざまな荷物を入れられる大きさであるため、日常遣いに適しています。
ちなみにバーキン30がエルメスバーキンの中で特に人気が高く、値段も高くなっています。
3-3.バーキン35
バーキン35は縦が25cmで横が35cm、奥行きが18cmの大きさで、パソコンや大きな書類が入るバッグであるため、ビジネス用として最適です。
海外ではバーキン35が人気なサイズで、おしゃれをするためのバッグとしても使用されています。
3-4.バーキン40
バーキン40は縦が30cm、横が40cm、奥行きが21cmで、A4サイズの大きさのものであっても楽々収納できるバッグです。
バーキン40はさまざまなものを収納できるため、旅行や出張時に持っていくとよいでしょう。
4.まとめ
バーキンの値段が高い理由について、ご理解していただけましたでしょうか?
バーキンは職人による手作りだったり、高級な素材を使っていたりとさまざまな理由で値段設定が高くなっています。
そのため、バーキンは多少の傷や使用感があったとしても、高値で買取られる可能性が高くなっています。
自宅に不要となったバーキンがある方は、この機会に買取へ出してみてはいかがでしょうか。
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