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プラチナとはどんな金属?特徴や純度・その他の金属との違い

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プラチナとはどんな金属?特徴や純度・その他の金属との違い
プラチナはどんな金属なのか気になっていませんか?金や銀、そのほかの金属との違いが知りたいという方もいるかもしれません。

プラチナは非常に希少性が高い金属であり、日本人から人気が非常に高い傾向にあります。買取市場でも高額で取引されますが、価格をより高く売るためにはコツを押さえなければなりません。

本記事ではプラチナはどんな金属なのか、概要や密度・純度の基準、ほかの金属との違いを詳しく解説します。現在、プラチナの購入や売却を検討している方はぜひご覧ください。

1.プラチナとはどんな金属?特徴について


プラチナは、化学記号で「Pt」と表される貴金属の一種です。和名では「白金(はっきん)」と呼ばれ、その名の通り、深みと落ち着きのある白い輝きを持つ金属として知られています。

特徴的な色合いから、ジュエリーや工業用途に幅広く使用されている金属です。プラチナの特徴は、6つあります。

  • 深みと落ち着きのある白い輝きが魅力
  • レアメタルの一種
  • 和名は白金(はっきん)だが銀とは別物
  • 生産地は限られており大変希少
  • 日本は世界最大の消費国
  • ジュエリー以外の用途が豊富

各ポイントについて詳しく解説します。

1-1.深みと落ち着きのある白い輝きが魅力

プラチナの白い輝きは、銀やホワイトゴールドとは異なる独自の雰囲気です。その色味は自然な白色で、ジュエリーとして使用される際にもメッキ加工を必要としません。

プラチナは酸化や変色に対する耐性が高いため、長期間にわたり美しい輝きを保てます。色や品質がなかなか劣化しないため、長期間使用するアクセサリーに適しています。

このため、婚約指輪や結婚指輪のような特別なアクセサリーに、プラチナが選ばれているのです。

1-2.レアメタルの一種

プラチナは、地球上に存在する金属の中でも非常に希少性が高い「レアメタル」の一つです。プラチナの年間生産量は、金や銀と比較しても圧倒的に少なく、その希少性は市場での高い価値を維持する要因となっています。

また、プラチナは採掘後の精錬が難しい金属といわれています。加工に時間とコストがかかることも、価値が高い理由のひとつです。

1-3.和名は白金(はっきん)だが銀とは別物

プラチナは「白金」とも呼ばれるため、一見すると銀と混同されがちです。しかし、プラチナと銀は全く別の金属であり、性質も異なります。

プラチナは銀よりも硬度が高く、酸化や腐食にも強いうえに耐久性に優れた金属です。一方で、銀は酸化すると黒ずむ特性がありますが、プラチナにはそのような性質がなく変色しにくいという利点があります。

1-4.生産地は限られており大変希少

プラチナの主要な生産地は南アフリカ共和国やロシアなど、地球上の限られた地域に集中しています。特に南アフリカ共和国は世界のプラチナ供給の大半を担っており、その採掘は非常に労力を要します。

1トンの鉱石からわずか数グラムしか採取できないため、プラチナの採掘は時間とコストがかかる作業です。限られた生産地と希少性から、プラチナの価値は市場で非常に高くなっています。

プラチナを有効活用するため、都市鉱山から採掘をおこなう傾向も強まっています。廃棄する電子基板機器の中にはプラチナが多く使われているため、持続可能な資源を活用するためにもリサイクル技術の発展が望まれているのが現状です。

1-5.日本は世界最大の消費国

日本は、世界最大のプラチナ消費国であり需要も高くなっています。その用途は主にジュエリーです。

日本人の文化における結婚指輪や婚約指輪にプラチナが選ばれることが多いため、国内での需要が高くなっています。

プラチナ全体の需要の3割は、アクセサリーとしての使用です。プラチナそのままの素材を活かしたエンゲージリングだけでなく、控えめな輝きからダイヤモンドを引き立てるためのベース素材としても使われています。

1-6.ジュエリー以外の用途が豊富

プラチナはジュエリー以外にもたとえば以下のような用途があります。

自動車の排ガスを浄化するための触媒としての使用
電子機器の部品
万年筆の先の部分

また、プラチナはアレルギーを起こしにくい性質から医療機器にも活用されている金属です。さらには、プラチナを微細なナノ粒子にして「白金ナノコロイド」に変え、その抗酸化作用を美容アンチエイジングに活用する技術も確立されています。

プラチナは装飾品としてだけでなく、現代社会の多くの分野で重要な役割を果たしている金属といえるでしょう。

2.プラチナの純度や密度の基準

プラチナの純度は、一般的に「Pt1000」や「Pt950」といった表示で示されます。この数値は、プラチナが何パーセント含まれているかを表しています。

たとえば、Pt950の場合、95%がプラチナで残りの5%が他の金属という構成です。

また、プラチナの密度は約21.45g/cm³と非常に高く、重厚感があります。この密度の高さが、プラチナジュエリーの高級感を生み出す秘訣です。

3.プラチナとほかの金属の違い

ここでは、プラチナと金・銀・ホワイトゴールドの違いを解説します。まずは比較表で違いを確認しましょう。

種類 色味 希少性 特徴
プラチナ 深みがある白 非常に高い 硬度・耐久性・耐食性が強く劣化しにくい
黄色を帯びている 高い 柔らかく加工しやすい
白っぽい 安価 酸化しやすくメンテナンスが必須
ホワイトゴールド 白っぽさと黄色みを併せ持つ 普通 混合金属でありメッキが剥がれるリスクがある

それぞれの金属とプラチナの違いを、以下で詳しく解説します。

3-1.金との違い

プラチナと金はどちらも貴金属ですが、性質や用途には大きな違いがあります。金は黄色みを帯びた美しい色合いが特徴で、柔らかく加工しやすい性質を持っています。需要はアクセサリーや投資が中心であり、カラーのバリエーションも豊富です。

一方、プラチナは銀白色で、金よりも硬度が高いため、耐久性に優れています。また、プラチナは金に比べて酸化や変色が起こりにくいため、長期間にわたり美しい状態を保つことが可能です。

なお、金は比較的価値が安定していますが、プラチナは工業の需要により価値の変動が起こります。安定した相場を狙うなら金が、投機色のある金属を購入したいならプラチナが適しているといえるでしょう。

3-2.銀との違い

プラチナと銀の最大の違いは、耐久性と耐食性です。銀は明るい白色をした金属ですが酸化すると黒ずむ性質があり、定期的なメンテナンスが必要です。一方、プラチナは酸化や腐食に非常に強く、ほとんどメンテナンスを必要としません。

銀は比較的安価な金属であるのに対し、プラチナはその希少性から価値が高いです。しかし、なかなか見分けがつかないという方もきっといるでしょう。

プラチナと銀には重量や密度に圧倒的な違いがあります。銀の比重はプラチナの半分程度であり、比重計を使えば、どちらの金属なのかが簡単に判別可能です。買取店で判断のつかない金属金属を持ち込めば、プラチナか銀なのかを判別してもらえるでしょう。

3-3.ホワイトゴールドとの違い

ホワイトゴールドは、金や銀に金属を混ぜて白っぽい色合いにした合金です。純粋な金属ではなく、金や銀にニッケルやパラジウムが混ざっています。

そのため、ホワイトゴールドは純粋な金や銀よりも価値が劣る金属です。メッキ加工をされているものも多く、見た目には安っぽさが感じられます。

また、ホワイトゴールドは、プラチナよりも黒っぽい色合いをしているという特徴があります。さらに温泉や薬品に漬けると変色するリスクもあり、汗に反応して金属アレルギーを起こす可能性も高いです。

また、ホワイトゴールドはメッキが剥がれる可能性があるのに対し、プラチナはそのままの輝きを維持します。よって、プラチナはより高級感や耐久性、安全性を求める方に適した金属といえるでしょう。

4.プラチナを高く買い取ってもらうコツ


プラチナの売却を検討されている方は、1円でも高く買い取ってもらうために以下の4点を実践してみてください。

  • 複数の買取店に持ち込む
  • 相場が高いタイミングを見極める
  • 付属品を用意する
  • 状態を整えてから査定に出す

4-1.複数の買取店に持ち込む

プラチナを高く買い取ってもらうためには、複数の買取店を比較し、適切な判断をしてくれる買取店を選ぶことが重要です。買取価格と所有している純度のバランスをチェックし、適正な価格で取引できる店舗を探しましょう。

専門知識を持った鑑定士が在籍する店舗や、口コミや評判が良い店舗を選ぶことで、適切な価格での買取が期待できます。

一方で、不明瞭な手数料を請求する店舗や、査定内容が不透明な店舗には注意が必要です。買取店を利用する際には、事前に査定方法や手数料についても確認しましょう。

4-2.相場が高いタイミングを見極める

プラチナの市場価格は日々変動しており、金や原油など他の資源価格の影響を受けることがあります。価格が高騰しているタイミングを見計らって売却することで、より高い買取価格を期待できるでしょう。

4-3.付属品を用意する

プラチナの売却前には、保証書やギャランティーカードといった付属品を用意しておくのがおすすめです。付属品があることで、プラチナが正規品であるとう証明になるためです。

付属品がなくてももちろん買取可能ですが、あることで査定額のアップにもつながるため、できるだけ用意しておきましょう。

4-4.状態を整えてから査定に出す

買取店にプラチナを持ち込む前に、汚れを軽く拭き取ったり、表面の細かい傷を目立たなくすることで、査定士の印象が良くなる場合があります。ただし、自己判断で研磨などの加工を施すのは逆効果になることもあるため、注意が必要です。

傷がつきやすそうな場合は、柔らかいクロスで拭き取るのみにしておきましょう。

5.まとめ

プラチナは化学記号Ptで表される貴金属で、和名「白金(はっきん)」の通り、深みのある白い輝きが特徴です。希少性の高いレアメタルであり、特に日本ではジュエリー需要から婚約指輪や結婚指輪として人気があります。

プラチナを高く売るには適切な買取店を選んだうえで保証書や鑑定書を用意し、製品の状態を整える必要があります。市場価格の変動も考慮しなければならないため、初めて貴金属を売却する方には扱いが難しいかもしれません。

プラチナの売却に迷った方は、一度買取店にご相談ください。比重や市場価値をチェックしたうえで、プラチナの価格を査定してくれます。

玉光堂では、プラチナをはじめとした貴金属の高価買取を実施中です。プラチナの売却を検討している方は、ぜひ玉光堂の高価買取をご利用ください。

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