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ピンクゴールドの魅力とは?特徴からお手お入れ方法まで解説

#金・貴金属

ピンクゴールドの魅力とは?特徴からお手お入れ方法まで解説
ピンク色が可愛らしい印象のピンクゴールド。好んで身につけている方は多いのではないでしょうか。ピンク色の理由は、純金に混ぜているほかの金属によるものです。

この記事では、ピンクゴールドとはどのような金属なのかを知りたい方に向けて、特徴やお手入れ方法などを解説していきます。

ピンクゴールドが好きな方、興味のある方は、ぜひご参考にしてください。

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1.ピンクゴールドとは?


ピンクゴールドは、その名の通りピンク色のゴールドで、優しい色合いから女性人気が高い金属です。ネックレスや指輪など、さまざまなアクセサリーにピンクゴールドが使われています。

「ピンクゴールドは金なの?」と疑問を感じる方がときどきいらっしゃいますが、純金にほかの金属を混ぜたもので、ピンクゴールドはれっきとした金です。

純金と混ぜる金属は割金(わりがね)と呼ばれますが、この割合によって、K18、K10などの表示があります。

1-1.ピンクゴールドがピンク色の理由

ピンクゴールドには、純金に銀、パラジウム、それから銅などを割金として混ぜています。純金に銅を混ぜると、ピンクの色合いになるのです。

割金にどのような割合で銅や銀などを含むかは基本的な配合はあるのですが、正確な決まりはなく、メーカーやブランドなどでそれぞれ異なっています。

割金の銅の割合が多いほど、赤みが強くなり、ピンク色が濃くなります。ピングゴールドの色味は好みもあるかと思いますので、それぞれのアクセサリーでピンクゴールドの色合いを比べてみるのも楽しみの一つではないでしょうか。

1-2.ピンクゴールドが似合う人の特徴

日本人の肌には、暖かな色合いのピンクゴールドは肌になじみやすく、よく似合います。特に明るい肌の方、色白の方に似合う傾向があります。

ピンクゴールドは若い年齢層向けと思われがちですが、そのような訳ではありません。ピンクゴールドの色味にはピンクが強いものからやわらかなものまでさまざまあり、幅広い年齢層の方に似合います。

大人の女性、または大人っぽい印象にしたい方は、薄い色味の落ち着いたピンクゴールドがおすすめです。

2.ピンクゴールドが持つ特徴や注意点

ピンクゴールドは純金に割金を混ぜているため、純金本来の性質とは違う特徴や注意点があります。
ピンクゴールドの特徴や注意点は次の通りです。

  • 耐久性がある
  • 変色しやすい
  • 金の純度によって色味が変わる
  • 金属アレルギーを起こしやすい
  • メッキの剥がれに注意する
  • 再加工の難易度が高い

それぞれ詳しく解説いたします。

2-1.耐久性がある

純金はやわらかい性質を持っていますが、ピンクゴールドは金よりも硬い銅やパラジウムを混ぜるため、耐久性が高くなります。

そのため、ピンクゴールドは普段使いのアクセサリーだけでなく、結婚指輪にも適しています。

純金は価値が高いものの、傷が付きやすいため、毎日身につけるアクセサリーには不向きです。ピンクゴールドなら華やかさと耐久性を兼ね備えており、安心して日常使いできます。

2-2.変色しやすい

純金は変色したり錆びたりしないものの、ピンクゴールドは、割金として含まれている銅が空気中の酸素で酸化しやすく、茶色っぽい色に変色しやすいです。そのほかは、水気や皮脂汚れなども酸化の原因です。化粧品の付着にも注意しなければいけません。

2-3.金の純度によって色味が変わる

金製品では、K24、K18などの表記をよく見かけますが、金のパーセンテージを示しているものです。

K24は100%金で、純金です。K18の場合は、純金の割合は75%で、残りの25%が割金です。K10だと、さらに純金の割合は少なくなり、41.7%が金であるとなります。

純金以外の割金がどれくらい含まれているかで色味が変わるのが、カラーゴールドならではの特徴です。ピンクゴールドのピンクの色味は、割金である銅によるものです。そのため、金の純度が高い方がピンク色が薄くなります。

2-4.金属アレルギーを起こしやすい

純金は、金属アレルギーの症状が出にくい素材とされています。しかし、純金以外の金属が混ざっていると、その金属が原因となり、アレルギー反応が出てしまうのです。

ピンクゴールドにも含まれている銅やパラジウムは、金属のなかではアレルギー反応が出やすい素材です。

金属アレルギーがある方は、「金だから」と安心せず、ピンクゴールドのアクセサリーを付けているときに赤みやかゆみがあるときにはすぐに外すようにしましょう。

2-5.メッキの剥がれに注意する

ピンクゴールドをメッキ加工しているアクセサリーでは、メッキが剥がれてしまう場合があります。加工時点での処理が不完全で、メッキがしっかりと密着していないことから剥がれてしまうケースが多いです。

そのほか、手入れが不十分で皮脂汚れなどから金属が劣化したり、使用するなかで傷がついたりすることでメッキが剥がれてしまうケースもあります。

2-6.再加工の難易度が高い

ピンクゴールドは銅・パラジウムなどの影響で硬さが増していますが、耐久性が高まる反面、サイズ直しや修理の難易度が高くなります。

金属を再加工するには、ある程度のやわらかさが必要です。ピンクゴールドは硬度が高いため、再加工の際に割れてしまうケースも考えられ、業者によってはお直しを断られる場合もあります。

ピンクゴールドのアクセサリーを購入するときには、「再加工できないかもしれない」と念頭に置いておくとよいでしょう。

3.ほかのカラーゴールドとの違いは?

カラーゴールドには、ピンクゴールドのほかに、ホワイトゴールド、イエローゴールドなどがあります。
どれも純金に混ぜる割金の種類により、色が異なっているのが特徴です。

ホワイトゴールドは純金にパラジウムや銀など、白色の金属 を混ぜ、プラチナのような白い色味になっています。男女共に人気のあるカラーゴールドです。

イエローゴールドは、純金に銅や銀を割金として混ぜ、金本来の色よりも黄色味がある色合いです。黄色が美しさを増していて、こちらも男女問わず人気があります。

結婚指輪では、女性はピンクゴールド、男性はホワイトゴールドやイエローゴールドを選択するケースが多いです。

4.ピンクゴールドの劣化を防ぐ取り扱い方とお手入れ方法


日常使いの場面が多いピンクゴールドは、お手入れをしないと変色するなど劣化しやすい金属です。
そこで、お手入れの際は以下4つのポイントを実践してください。

  • 使用後は必ず汚れを拭き取る
  • 入浴時は外す
  • 蓋付きのジュエリーケースで保管する
  • 中性洗剤を使って汚れを落とす

それぞれのお手入れ方法について、詳しく解説いたします。

4-1.使用後は汚れを必ず拭き取る

使用したあとのピンクゴールドのアクセサリーには皮脂が付着し、変色の原因となります。化粧品が付着した場合にも、化粧品の成分が原因で変色します。

ピンクゴールドの変色を防ぐためにも、使用後はこまめに汚れを拭き取っておきましょう。

ジュエリーを拭く素材は、メガネクロスやアクセサリー用のクロスなど、やわらかく、アクセサリーに傷をつけない素材がおすすめです。

研磨剤入のクロスを使用すると、アクセサリーに細かい傷がつく可能性があるため、必ず研磨剤なしのものを選ぶようにしましょう。

4-2.入浴時は外す

入浴時は、ピンクゴールドのアクセサリーを必ず外すようにしてください。

皮脂や化粧品だけでなく、水濡れをそのままにしておくと劣化の原因となります。アクセサリーの劣化を防ぐためにも、入浴時は外す習慣を付けましょう。

特に温泉やプールなどでは、含まれる硫黄や塩素の成分で劣化してしまいます。温泉やプールに入るときには、必ず外すようにしてください。

4-3.蓋付きのジュエリーケースで保管する

外したアクセサリーは、ジュエリーケースで保管しましょう。ジュエリーケースは、ホコリの付着などを防ぐためにも蓋付きのものがおすすめです。

また、複数のアクセサリーがまとめて入るようなケースでは、取り出す時やケースを動かしたときにアクセサリー同士がぶつかり、細かい傷ができる原因になってしまいます。

そのためジュエリーの収納部分の素材がやわらかく、収納部分が区切られていて、ひとつずつしまっておけるようなケースがおすすめです。

4-4.中性洗剤を使って汚れを落とす

クロスでお手入れをしても汚れが落ち切らないときは、中性洗剤で洗うと汚れがスッキリします。中性洗剤を水で薄め、その中にアクセサリーを入れておくと、汚れが浮いてくるので、やわらかいブラシでこすると汚れが落ちます。

中性洗剤の成分が残っていると変色の原因になるので、洗浄後はよく水洗いしましょう。

注意したいのは、宝石が付いているアクセサリーです。宝石を支える土台が腐食する原因になるので、中性洗剤の使用や水洗いは避けてください。

5.まとめ

ピンクゴールドは温かみや柔らかさがあり、女性を中心に人気が高いゴールドです。ピンク色は肌に馴染みやすいので、付けていても浮いてしまうことがないでしょう。日本人の肌の色に合い、年齢を問わず似合う方が多いカラーゴールドです。

耐久性のある素材なので、日常使いに適していますが、いつまでもピンクゴールドの色合いを楽しむためにも、お手入れは欠かせません。ピンクゴールドの特徴を知って、アクセサリー選びのご参考にしてください。

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