
ピンク色が可愛らしい印象のピンクゴールド。好んで身につけている方は多いのではないでしょうか。ピンク色の理由は、純金に混ぜているほかの金属によるものです。
この記事では、ピンクゴールドとはどのような金属なのかを知りたい方に向けて、以下の内容を解説していきます。
- この記事で解説していること
- ピンクゴールドとは?
- ピンクゴールドの特徴
- ピンクゴールドを取り扱う際の注意点
- ピンクゴールドとほかのカラーゴールドとの違い
- ピンクゴールドの劣化を防ぐ取り扱い方とお手入れ方法
- ピンクゴールドのジュエリーを1円でも高く売るコツ
ピンクゴールドが好きな方、興味のある方は、ぜひご参考にしてください。
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【目次】
1.ピンクゴールドとは?

ピンクゴールドは、その名の通りピンク色のゴールドで、優しい色合いから女性人気が高い金属です。ネックレスや指輪など、さまざまなアクセサリーにピンクゴールドが使われています。
「ピンクゴールドは金なの?」と疑問を感じる方がときどきいらっしゃいますが、純金にほかの金属を混ぜたもので、ピンクゴールドはれっきとした金です。
純金と混ぜる金属は割金(わりがね)と呼ばれますが、この割合によって、K18、K10などの表示があります。
1-1.ピンクゴールドはなぜピンク色なの?
ピンクゴールドには、純金に銀、パラジウム、それから銅などを割金として混ぜています。純金に銅を混ぜると、ピンクの色合いになるのです。
割金にどのような割合で銅や銀などを含むかは基本的な配合はあるのですが、正確な決まりはなく、メーカーやブランドなどでそれぞれ異なっています。
割金の銅の割合が多いほど、赤みが強くなり、ピンク色が濃くなります。ピングゴールドの色味は好みもあるかと思いますので、それぞれのアクセサリーでピンクゴールドの色合いを比べてみるのも楽しみの一つではないでしょうか。
1-2.ピンクゴールドの刻印
ピンクゴールドのジュエリーには、その品質を示す「K18PG」や「K10PG」といった刻印が記されています。
刻印されるアルファベットと数字の組み合わせは、ジュエリーの金の純度と色の種類を表しています。「K」は金の純度を示す記号で、K18なら金の含有率が75パーセントであることを意味します。そして、末尾の「PG」は、ピンクゴールド(Pink Gold)の略です。
ジュエリーの刻印を確認することで、どのくらいの金を含んだピンクゴールドであるかを正確に知ることが可能です。金の純度については以下の記事でさらに詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。
1-3.ピンクゴールドが似合う人の特徴
ピンクゴールドは、温かみのある色合いが、日本人の肌色に非常によく馴染み、肌を明るく、健康的に見せてくれるのが特徴です。とくに、黄みがかった肌色を持つ「イエローベース(イエベ)」の方には、抜群に似合うとされています。肌の血色とゴールドの色が調和し、手元を優しく、そして華やかに彩ってくれます。
もちろん、青みがかった肌色の「ブルーベース(ブルベ)」の方でも、淡い色合いのピンクゴールドや、デザインによっては、素敵に着けこなすことが可能です。
また、ピンクゴールドは若い年齢層向けと思われがちですが、そのような訳ではありません。ピンクゴールドの色味にはピンクが強いものからやわらかなものまでさまざまあり、幅広い年齢層の方に似合います。
大人の女性、または大人っぽい印象にしたい方は、薄い色味の落ち着いたピンクゴールドがおすすめです。
2.ピンクゴールドの魅力・特徴
なぜピンクゴールドが多くの人に選ばれるのか、その理由となる魅力・特徴として以下の3つを解説していきます。
- 耐久性がある
- 金の純度によって色味が変わる
- 色合いが美しい
一つずつ見ていきましょう。
2-1.耐久性がある
純金はやわらかい性質を持っていますが、ピンクゴールドは金よりも硬い銅やパラジウムを混ぜるため、耐久性が高くなります。
そのため、ピンクゴールドは普段使いのアクセサリーだけでなく、結婚指輪にも適しています。
純金は価値が高いものの、傷が付きやすいため、毎日身につけるアクセサリーには不向きです。ピンクゴールドなら華やかさと耐久性を兼ね備えており、安心して日常使いできます。
2-2.金の純度によって色味が変わる
金製品では、K24、K18などの表記をよく見かけますが、金のパーセンテージを示しているものです。
K24は100%金で、純金です。K18の場合は、純金の割合は75%で、残りの25%が割金です。K10だと、さらに純金の割合は少なくなり、41.7%が金であるとなります。
純金以外の割金がどれくらい含まれているかで色味が変わるのが、カラーゴールドならではの特徴です。ピンクゴールドのピンクの色味は、割金である銅によるものです。そのため、金の純度が高い方がピンク色が薄くなります。
2-3.色合いが美しい
ピンクゴールドの最大の魅力は、なんといっても色合いの美しさです。日本人の肌色によく馴染み、肌を明るく血色良く見せてくれる、優しく温かみのある色合いが特徴です。
ピンクゴールドの色味は、イエローゴールドほど主張が強くなく、プラチナほどクールすぎない、絶妙なバランス感を持っています。どんなファッションにも合わせやすいことから、高い人気を集めています。
3.ピンクゴールドを取り扱う際の注意点
ピンクゴールドのジュエリーをつけるのであれば、以下の4点に注意が必要です。
- 変色しやすい
- 金属アレルギーを起こしやすい
- メッキの剥がれに注意する
- 再加工の難易度が高い
それぞれ解説します。
3-1.変色しやすい
純金は変色したり錆びたりしないものの、ピンクゴールドは、割金として含まれている銅が空気中の酸素で酸化しやすく、茶色っぽい色に変色しやすいです。そのほかは、水気や皮脂汚れなども酸化の原因です。化粧品の付着にも注意しなければいけません。
3-2.金属アレルギーを起こしやすい
純金は、金属アレルギーの症状が出にくい素材とされています。しかし、純金以外の金属が混ざっていると、その金属が原因となり、アレルギー反応が出てしまうのです。
ピンクゴールドにも含まれている銅やパラジウムは、金属のなかではアレルギー反応が出やすい素材です。
金属アレルギーがある方は、「金だから」と安心せず、ピンクゴールドのアクセサリーを付けているときに赤みやかゆみがあるときにはすぐに外すようにしましょう。
3-3.メッキの剥がれに注意する
ピンクゴールドをメッキ加工しているアクセサリーでは、メッキが剥がれてしまう場合があります。加工時点での処理が不完全で、メッキがしっかりと密着していないことから剥がれてしまうケースが多いです。
そのほか、手入れが不十分で皮脂汚れなどから金属が劣化したり、使用するなかで傷がついたりすることでメッキが剥がれてしまうケースもあります。
3-4.再加工の難易度が高い
ピンクゴールドは銅・パラジウムなどの影響で硬さが増していますが、耐久性が高まる反面、サイズ直しや修理の難易度が高くなります。
金属を再加工するには、ある程度のやわらかさが必要です。ピンクゴールドは硬度が高いため、再加工の際に割れてしまうケースも考えられ、業者によってはお直しを断られる場合もあります。
ピンクゴールドのアクセサリーを購入するときには、「再加工できないかもしれない」と念頭に置いておくとよいでしょう。
4.ピンクゴールドとほかのカラーゴールドとの違いは?
カラーゴールドには、ピンクゴールドのほかに、ホワイトゴールド、イエローゴールドなどがあります。
どれも純金に混ぜる割金の種類により、色が異なっているのが特徴です。
ホワイトゴールドは純金にパラジウムや銀など、白色の金属 を混ぜ、プラチナのような白い色味になっています。男女共に人気のあるカラーゴールドです。
イエローゴールドは、純金に銅や銀を割金として混ぜ、金本来の色よりも黄色味がある色合いです。黄色が美しさを増していて、こちらも男女問わず人気があります。
結婚指輪では、女性はピンクゴールド、男性はホワイトゴールドやイエローゴールドを選択するケースが多いです。
5.ピンクゴールドの劣化を防ぐ取り扱い方とお手入れ方法

日常使いの場面が多いピンクゴールドは、お手入れをしないと変色するなど劣化しやすい金属です。
そこで、お手入れの際は以下4つのポイントを実践してください。
- 使用後は必ず汚れを拭き取る
- 入浴時は外す
- 蓋付きのジュエリーケースで保管する
- 中性洗剤を使って汚れを落とす
それぞれのお手入れ方法について、詳しく解説いたします。
5-1.使用後は汚れを必ず拭き取る
使用したあとのピンクゴールドのアクセサリーには皮脂が付着し、変色の原因となります。化粧品が付着した場合にも、化粧品の成分が原因で変色します。
ピンクゴールドの変色を防ぐためにも、使用後はこまめに汚れを拭き取っておきましょう。
ジュエリーを拭く素材は、メガネクロスやアクセサリー用のクロスなど、やわらかく、アクセサリーに傷をつけない素材がおすすめです。
研磨剤入のクロスを使用すると、アクセサリーに細かい傷がつく可能性があるため、必ず研磨剤なしのものを選ぶようにしましょう。
5-2.入浴時は外す
入浴時は、ピンクゴールドのアクセサリーを必ず外すようにしてください。
皮脂や化粧品だけでなく、水濡れをそのままにしておくと劣化の原因となります。アクセサリーの劣化を防ぐためにも、入浴時は外す習慣を付けましょう。
特に温泉やプールなどでは、含まれる硫黄や塩素の成分で劣化してしまいます。温泉やプールに入るときには、必ず外すようにしてください。
5-3.蓋付きのジュエリーケースで保管する
外したアクセサリーは、ジュエリーケースで保管しましょう。ジュエリーケースは、ホコリの付着などを防ぐためにも蓋付きのものがおすすめです。
また、複数のアクセサリーがまとめて入るようなケースでは、取り出す時やケースを動かしたときにアクセサリー同士がぶつかり、細かい傷ができる原因になってしまいます。
そのためジュエリーの収納部分の素材がやわらかく、収納部分が区切られていて、ひとつずつしまっておけるようなケースがおすすめです。
5-4.中性洗剤を使って汚れを落とす
クロスでお手入れをしても汚れが落ち切らないときは、中性洗剤で洗うと汚れがスッキリします。中性洗剤を水で薄め、その中にアクセサリーを入れておくと、汚れが浮いてくるので、やわらかいブラシでこすると汚れが落ちます。
中性洗剤の成分が残っていると変色の原因になるので、洗浄後はよく水洗いしましょう。
注意したいのは、宝石が付いているアクセサリーです。宝石を支える土台が腐食する原因になるので、中性洗剤の使用や水洗いは避けてください。
6.ピンクゴールドのジュエリーを1円でも高く売るコツ
最後に、ピンクゴールドのジュエリーを1円でも高く売るコツを5つご紹介します。
- 保証書・鑑定書・箱などの「付属品」を全て揃える
- 柔らかい布で、優しく汚れを拭き取っておく
- 金相場が高いタイミングを狙う
- 買取専門店を選ぶ
- 複数の買取専門店を比較する
ピンクゴールドのジュエリーの売却をお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
6-1.保証書・鑑定書・箱などの「付属品」を全て揃える
ピンクゴールドジュエリーを購入した際のブランドの保証書(ギャランティーカード)や、宝石の品質を示す鑑定書・鑑別書、元の箱やケースといった付属品は、全て揃えて査定に出してください。
とくに、カルティエやティファニーといったハイブランドのジュエリーの場合、保証書の有無によってその製品が「本物である」という最も強力な証明となり、査定額を大きく左右します。また、ジュエリーにダイヤモンドなどの宝石が付いている場合、鑑定書によってその品質を客観的に示すことができます。
付属品は、ピンクゴールドジュエリー自体の価値を上げるだけでなく、適切な査定を受けるために重要な役割を果たすのです。
6-2.柔らかい布で、優しく汚れを拭き取っておく
査定に出す前に、メガネ拭きのような柔らかい布を使って、ジュエリー全体の皮脂汚れや化粧品などを優しく拭き取っておきましょう。見た目の第一印象がきれいだと、査定員も「大切に扱われてきた品物だ」と判断し、買取価格が上がる可能性があるためです。
ただし、歯磨き粉で磨いたり、硬いブラシでこすったりするのは絶対にNGです。表面に細かい傷がつき、かえって価値を下げてしまう原因になります。
あくまで、優しく汚れを拭き取る程度に留めてください。
6-3.金相場が高いタイミングを狙う
ピンクゴールドの価値の大部分は、その主成分である「金(ゴールド)」の価格によって決まります。そのため、金相場が高いタイミングを狙って買取に出すのがおすすめです。
1gあたりの金価格は、各買取業者のWebサイト上で簡単に確認できます。日々の金相場変動をチェックし、価格が高騰しているタイミングで売ることで、より高い金額での売却を実現しましょう。
またここ数年は、歴史的な円安や地政学リスクの高まりにより、金価格は非常に高い水準にあります。今はまさにピンクゴールドの売り時といえるでしょう。
6-4.買取専門店を選ぶ
ピンクゴールドのジュエリーを売る際は、宝石やブランドの専門知識を持った査定士が在籍する買取専門店を選んでください。
一般的なリサイクルショップでは、デザイン性やブランドの価値はほとんど評価されず、単なる「金の重さ」だけで安く買い取られてしまう可能性が非常に高いです。一方買取専門店であれば、デザインの流行やブランドの人気度、そして使われている宝石の品質までを総合的に評価し、その価値を査定額に上乗せしてくれます。
6-5.
ピンクゴールドジュエリーを高く売るための最も確実な方法は、2〜3社以上の専門店で査定をしてもらい、見積もり額を比較することです。買取専門店によって、得意なブランドやそのときの在庫状況、販売ルートが異なるため、同じジュエリーであっても提示される買取価格には必ず差が生まれるためです。
最初に訪れた一店舗だけの査定額で即決してしまっては、もっと高く売れるチャンスを逃しているかもしれません。手間を惜しまずに複数の見積もりを比較することが、あなたのピンクゴールドジュエリーの価値を最大限に引き出す最善の策です。
7.まとめ
ピンクゴールドは温かみや柔らかさがあり、女性を中心に人気が高いゴールドです。ピンク色は肌に馴染みやすいので、付けていても浮いてしまうことがないでしょう。日本人の肌の色に合い、年齢を問わず似合う方が多いカラーゴールドです。
耐久性のある素材なので、日常使いに適していますが、いつまでもピンクゴールドの色合いを楽しむためにも、お手入れは欠かせません。ピンクゴールドの特徴を知って、アクセサリー選びのご参考にしてください。
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