金の相場が高騰していると、24kgpに価値があるのかわからず、見分ける方法はあるのか疑問に感じている方もいるのではないでしょうか。
この記事は、24kgpについて、製品の価値や純金との見分け方を紹介します。24kgpを高価買取するポイントまで紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。
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【目次】
1.24kgpとは?
24kgpとは、24金の金メッキを施した製品のことです。「24k」は24金を、「gp」はgold plated(金メッキ)を意味します。一般的に、銀や銅などの金属表面に薄い純金層がコーティングされているのが特徴です。
24kgp製品は、手頃な価格で金の美しい輝きを楽しめるため、主にアクセサリーや記念品として使用されます。また、軽量かつ磁石にも反応しやすいです。
金メッキの厚さは0.5〜2.5ミクロン程度で、時間が経つと剥がれたり変色したりするケースがあるため、耐久性は純金製品より劣ります。
2.24kgp製品の価値は?高価買取はできる?
24kgp製品の価値について、以下に紹介します。
- 24kgp製品の価値はある?
- 24kgp製品の高価買取はできる?
それぞれ解説します。
2-1.24kgp製品の価値はある?
24kgp製品に含まれる純金の量は非常に少なく、金としての価値は限定的です。通常、表面に薄い純金のコーティングを施されていますが、内部は異なる金属で構成されており、金メッキの厚さは通常0.5〜2.5ミクロン程度です。
一方で、24kgp製品には純金のような輝きと高級感を持ちながら、手頃な価格で入手できるという魅力があります。また、アレルギー反応が起きにくく、アクセサリーとしても人気です。
24kgp製品の価値はデザインやブランドによって変わりますが、長期的な資産としての価値は下がります。また、時間が経つと金メッキが剥がれたり変色したりする可能性があります。
購入する際は、純金製品との違いを理解し、適切な価格で取引しましょう。
2-2.24kgp製品の高価買取はできる?
24kgp製品の高価買取は、一般的に難しいです。含まれる純金の量がわずかのため、金を取り出すコストに見合わず、買取対象外とされている買取業者が多いです。
一方で、有名ジュエリーブランドの24kgp製品は、ブランド価値があるため買取してもらえるケースもあります。また、ダイヤモンドやルビーなどの宝石が付いている場合も、該当する宝石の価値で買取可能なケースがあります。
さらに、買取店の種類によっても査定が異なり、店舗ごとによっても査定結果が変わりやすいです。そのため、高価買取を目指すには、製品の状態を良く保ち、傷や変色を避けるのが大切です。付属品や保証書を保管しておくと、信頼性が高まり、買取価格にプラスの影響を与えます。複数の買取店で査定を受けることで、好条件での取引が見込めます。
3.24kgpと純金の見分け方5つ
24kgpと純金の見分け方を、5つ紹介します。
- 1.刻印で確認する
- 2.重さで判断する
- 3.磁石で判断する
- 4.見た目で判断する
- 5.買取店に相談する
それぞれ解説します。
3-1.1.刻印で確認する
刻印は、24kgpと純金を見分ける簡易的な方法です。純金製品には「24K」「999」「1000」といった刻印があり、24kgp製品には「24KGP」や「GP」といった刻印があります。ルーペや拡大鏡などを用いて製品の内側や留め具部分をよく観察するのがおすすめです。
ただし、高額品では偽造刻印があるため注意しましょう。また、刻印の位置は製品によって異なり、ネックレスやブレスレットでは留め具付近、指輪では内側に刻印されている場合もあります。一方で、刻印がない場合は、素材が不明確である可能性もあり、純金製品でも芸術的理由で刻印がないケースもあります。
もし刻印がない場合は、信頼できる専門店や鑑定士に相談するのがおすすめです。
3-2.2.重さで判断する
重さは24kgpと純金を見分ける重要な指標です。純金は非常に密度が高く、同じ大きさの他の金属と比べてかなり重いのが特徴です。一方、24kgp製品は内部が別の金属でできているため、見た目の割に軽くなります。
1立方センチメートルあたりの重さは、純金が約19.3グラム、銀が約10.5グラム、銅が約8.9グラムです。24kgp製品は内部の金属によって重さも変わりますが、純金よりも軽い傾向にあります。また、重さを正確に測るには精密な計量器が必要な一方で、手で持って感じる重さでも大まかな判断が可能です。
ただし、小さな製品や複雑な形状の場合は、重さだけで判断するのは難しいため、刻印の確認とあわせておこなうと、より正確な判断ができます。
3-3.3.磁石で判断する
磁石を使った方法で24kgpと純金の見分けが付きます。純金は磁性を持たないため、磁石にはまったく反応しません。一方、24kgp製品は内部の金属によって反応するケースもあります。内部が鉄やニッケルの場合、磁石に反応してくっつきますが、銅や銀などの非磁性体の場合は反応しません。
磁石の確認方法は手軽で簡単ですが、完全に信頼できるわけではない点に注意が必要です。微量の磁性体が含まれている場合、反応が弱くて気付きにくい場合もあります。そのため、ほかの方法と組み合わせることが望ましいため、刻印の確認や重さの判断とあわせておこなうと、より信頼性の高い結果が得られます。
3-4.4.見た目で判断する
24kgpと純金は、見た目で判断する方法があります。純金は独特の温かみのある黄色い輝きを持っていますが、24kgp製品は表面のみ金でコーティングされているため、純金ほどの温かみはありません。
純金は非常にやわらかく、使用することで表面に小さな傷やへこみができやすいですが、24kgp製品は内部が別の金属でできているため傷が付きにくいです。さらに、24kgp製品は時間が経つと金メッキが剥がれたり変色したりするケースもありますが、純金製品は劣化しにくいです。
ただし、見た目だけで判断するのは難しく、プロの鑑定士でも見誤る場合もあります。そのため、見た目による判断は参考程度にしましょう。
3-5.5.買取店に相談する
専門の買取店に相談するのが、24kgpと純金を見分ける最も確実な方法です。
買取店には専門知識を持つスタッフが在籍しているうえ、X線を用いた非破壊検査や比重測定などの科学的な方法で製品の素材の分析が可能です。また、ブランドや製造年代も考慮されるため、総合的な評価が可能です。
買取店を選ぶ際は、複数の店舗で査定を受けて比較するのがおすすめです。買取する店舗により、査定基準や買取価格が異なるため、信頼できる店舗を選びましょう。とくに、自治体の許可を得ている店舗や買取実績のある買取店が安心です。
基本的に査定は無料でできるため、売却予定がなくても自分の持っている製品の価値を知る良い機会になります。専門買取店での鑑定を利用し、高価買取を目指しましょう。
4.24kgp製品のお手入れ方法
24kgp製品のお手入れ方法を、3つ紹介します。
- 日常的なお手入れ方法
- 変色してしまった場合の対処法
- 保管方法
それぞれ解説します。
4-1.日常的なお手入れ方法
24kgp製品の日常的なお手入れは、やわらかい布で優しく拭くのが基本です。使用後は汗や皮脂などの汚れを軽く拭き取ることで、輝きを長く保てます。水を使う場合は、濡れた布で拭いたあと乾いた布で水分を拭き取り、金のコーティングが剥がれる恐れもあるため、強くこすらないように注意しましょう。
とくに汚れがひどい場合は、中性洗剤で薄めた溶液を使ってやわらかい布で拭いた後、きれいな水で洗剤を流して乾いた布で水分を拭き取ります。アクセサリーの場合は、着用前後に拭くことで汚れの蓄積を防げます。また、香水や化粧品、汗に直接触れないようにするのも大切です。
お手入れの頻度は使用頻度によりますが、週に1〜2回程度が理想です。
4-2.変色してしまった場合の対処法
24kgp製品が変色してしまった場合、専用のクリーナーを使用するのが効果的です。 ジュエリークリーナーや金属用クリーナーを使い、製品の表面を優しく磨きましょう。
また、重曹やレモン汁といった家庭にある材料で対処する方法もあります。
重曹を使った方法は以下のとおりです。
- 重曹とお湯を1:1の割合で混ぜ、ペーストを作る
- 柔らかい布や歯ブラシにペーストを取り、製品を優しく磨く
- きれいな水で製品をよくすすぎ、柔らかい布で水分を拭き取る
次に、レモン汁を使った方法は以下のとおりです。
- 布にレモン汁を含ませ、製品の変色部分を軽く拭く
- 製品を水で洗い流す
- 乾いた布で水分を拭き取る。
ただし、対処法を試しても変色が改善されない場合や、とくに貴重な製品の場合は、買取専門店への相談を検討しましょう。
変色を防ぐためには、日頃のお手入れが重要なため、定期的なクリーニングを心がけるのが重要です。
4-3.メンテナンス頻度や保管方法
定期的に製品を取り出し、状態を確認することも大切です。傷や変色がないかチェックし、必要に応じてお手入れをおこないましょう。メンテナンス頻度は「3カ月に1回程度」が理想です。
また、24kgp製品を正しく保管するには、空気と湿気から守るのが大事です。たとえば、以下の点を意識して保管してみてください。
- 専用のジュエリーボックスに入れる
- 柔らかい布で包み、密閉容器に保管する
- 日光が当たらず、湿度の低いタンスや引き出しに保管する
- 浴室や洗面所など、湿気の多い場所は避ける
- 複数の製品を保管する際は、それぞれを個別に包む
製品同士が擦れると傷や金メッキの剥がれの原因になります。また、乾燥剤(シリカゲル)を一緒に保管することで、湿気の影響を抑えられます。正しい保管方法を守り、24kgp製品の美しさと価値を長く保ちましょう。
5.24kgp製品を高価買取する際のポイント4つ
24kgp製品を高価買取する際のポイントを、4つ紹介します。
- 買取相場を調べる
- 専門知識のある買取店を選ぶ
- 保存状態をきれいにする
- 偽物に注意する
それぞれ解説します。
5-1.相場を調べる
金や買取相場を事前に調べておくことで、24kgp製品を適正価格で売却できる可能性を高められます。相場は金相場や製品の種類、ブランドによって変動するため、まずはインターネットで一般的な相場を確認しましょう。
買取店の場合、Webサイトに買取価格が掲載されています。また、中古市場価格も参考にするために、オークションサイトやフリマアプリで類似品の取引価格を調べておくと良いでしょう。
相場を把握していると、買取店での交渉に自信を持って臨めるため、複数の店舗で査定を受ける際にも各店の査定額を比較しやすくなります。
また、金相場は日々変動するため、定期的に確認するのが重要です。相場が上昇傾向にあるときは売却し、下降傾向の場合は様子を見る選択肢もできます。あらかじめ買取相場を知り、自分の製品の価値を公平に評価し、納得のいく取引を進めていきましょう。
5-2.専門知識のある買取店を選ぶ
24kgp製品の価値を正しく評価してもらうためには、専門知識のある買取店を選ぶのが重要です。一般的な金買取店では適切な評価が得られないため、ブランド品や宝飾品に精通した総合的な買取店を選びましょう。
また専門店を選ぶ際は、取扱商品の幅広さを確認するのがおすすめです。金だけでなくブランド品や宝飾品も扱っている店舗の場合、より正確な判断が可能です。次に、スタッフの経験や資格が挙げられます。宝石鑑定士や貴金属鑑定士の資格を持つスタッフがいる店舗は、専門的な査定が期待できるでしょう。
5-3.保存状態をきれいにする
24kgp製品の買取価格を向上させるためには、製品の保存状態をきれいに保ちましょう。とくに、24kgp製品は薄い金のコーティングが施されているため、傷や汚れが目立ちやすい特徴があります。そのため、売却前には適切なクリーニングが必要です。
また、湿気の多い場所は避け、乾燥した場所での保管方法がおすすめです。24kgp製品の美しさを保つことで、高価買取を狙いましょう。
5-4.偽物に注意する
偽物に注意することで、24kgp製品を適正価格で売却できます。
市場には見た目が本物に似た偽の24kgp製品が出回っており、素人では判断つきづらいですが、以下のポイントを押さえておくと見分けもつきやすいです。
- 1.刻印で確認する
- 2.重さで判断する
- 3.磁石で判断する
- 4.見た目で判断する
- 5.買取店に相談する
しかし、自身での判断が難しい方は、信頼できる専門店で鑑定してもらうのが最も確実です。少しでも疑問がある場合は、専門家への相談をおすすめします。
6.まとめ
24kgpとは、24金の金メッキを施した製品のことです。24kgp製品の価値は長期的な資産としての価値は限定的ですが、デザインやブランドによっても変動します。
この記事を参考に24kgp製品の価値を正確に理解し、適切な判断をしていきましょう。玉光堂では、24kgpをはじめとした金の高価買取を実施中です。金の売却を検討している方は、ぜひ玉光堂の高価買取をご利用ください。
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