「金メッキと金ってそもそも何が違うの?」
「金メッキを売る方法について知りたい」
金メッキを売りたいけど、そもそも売れるのかわからないという方は多いのではないでしょうか。
実は、金メッキは売り方次第では高値で売れることもあるんです。
この記事では、以下のことを解説しています。
- 金メッキは売れるのか
- 金メッキを売る方法
- 金メッキと金の違い
この記事を読むことで、金メッキの概要がわかり、売り方への理解が深まります。
これから金メッキを売る予定の方は、ぜひ最後までご覧ください。
【目次】
1.金メッキは売れるのか?
さっそく本題の、「金メッキは売れるのか?」についてです。
結論から申し上げますと、「売れないことが多い」という現実があります。
次の章で詳しく説明しますが、金メッキは純金と異なり、金の含有量が非常に少ないことが原因です。
金の含有量が少ないことで、買取店としては以下のような判断をします。
- 18Kや24Kの商品と比べたとき「金」としての価値が見出しづらく、買取不可となる
- 商品から金のみを抽出する作業の負担が大きいため、買取不可となる
そのため、金メッキを買取できない場合が多くなるんです。
ただ、金メッキだからといって買取を諦めてはいけません。
「金メッキ商品に含まれる金の量ではない部分」を評価してもらうことで、買取可能となることがあります。
後ほど詳しくご説明いたします。
2.そもそも金メッキとは?
では、そもそも金メッキとはなんなのか。
今回は、金メッキと似ている「金張り」とどのように違うのかもあわせて解説します。
2-1.金メッキについて
金メッキは、主に「GP(Gold Plated)」と表記され、基本的に「電気」によって作られます。
製法を簡単にご説明します。
- 金が溶けた電解液にメッキしたい金属を浸す
- 電解液中に電気を流す
- メッキしたい金属に、金が皮膜となって析出される
金メッキは安価でできるため、以下のような目的で広く利用されています。
- 製品のサビをはじめとした劣化を防ぐため
- 製品に高級感をだしたいため
ただし、金属の表面に薄く張られるため、衝撃に弱く剥がれやすいという性質があるので、比較的安価な製品に用いられることが多くなっています。
金メッキと聞いて「偽物ではないか」と思われる方もいますが、本物の金が使われているという点から決して偽物とは言い難いです。
2-2.金張りについて
金張りは、「GF(Gold Filled)」という表記が用いられ、主に「熱」や「圧力」によって作られます。
金張りの場合、薄い板状の金によってベースとなる金属を覆い、周りから熱や圧力が加えられて金属の表面に金が張り付いていく仕組みです。
金メッキと比べ表面の金が強い力で接着されたり分厚かったりするので、頑丈で剥がれにくいという特徴があります。
ただ、金メッキよりは手間がかかり使用される金の量も多くなるので、金張りのほうが高価なことが多いです。
2-3.金メッキや金張りと金の見分け方
お手持ちの商品が金メッキなのか純金なのか見分けがつかないという方は、たとえば以下の方法をお試しください。
- 磁石を近づける
- 表面の色味を確認する
- 刻印を確認する
2-3-1.磁石を近づける
磁石を近づけ、くっつくようであれば金メッキや金張りであり、くっつかなければ金である可能性が高いです。
金は磁石に反応しないため、もし磁石がくっつくようであれば、金メッキや金張りの内側にある金属に反応していることがわかるからです。
磁石さえあればすぐに試せるので、実践してみてください。
2-3-2.表面の色味を確認する
表面の色味を確認し、てかりのある黄色であれば金メッキや金張り、黄色よりかは少しオレンジ色に近いような色であれば金と判断できます。
ただ、普段から金を見慣れていない場合は判断が難しいかと思います。
もし手元に別の金製品があれば、2つの色味を比べてみて判断しましょう。
2-3-3.刻印を確認する
表面に入っている刻印でも見分けられます。
金メッキ・金張り・純金はそれぞれ別の刻印がされるからです。
金メッキであれば「GP」以外にも「GE」「GEP」などが用いられ、金張りであれば「GF」以外にも「GR」「GS」が用いられます。
また、純金であれば「K18」や「K24」が用いられます。
手持ちの商品がどれに該当するか、チェックしてみましょう。
3.金メッキでも売る方法
金メッキや金張りについてご理解いただけたでしょうか。
冒頭で「金メッキは売れないことが多い」とお話ししましたが、なかには売れる金メッキ商品もあるんです。
どうすれば金メッキや金張りの商品を買取ってもらえるのか、今回は3つのポイントをご紹介します。
3-1.「宝石」部分を評価してもらう
金メッキ製品に宝石がついていれば、宝石を評価してもらいましょう。
前述のように、金メッキにはほとんどの場合価値がつきません。
ただ、エメラルドやルビーなどの宝石がついているジュエリーでしたら話は別です。
玉光堂のように宝石を買取も実施している店舗でしたら、宝石をその場で査定して適切な買取価格を提示できます。
以上のことから、宝石がついている金メッキ製品をお持ちの方は、宝石買取を実施している買取店へ持ち込んでみましょう。
3-2.デザイン性や希少性を評価してもらう
金メッキや金張りの商品でも、デザイン性があったり希少性が高かったりする場合は高値で買取られることがあります。
金メッキ商品には、貴金属だけでなく食器やブランド品など数多くのものがあり、人気のデザインや流通量が少ないものは金メッキ以外の部分を評価されるためです。
とはいえ、手持ちの金メッキ商品が、「どの程度人気があるのか」や「希少性はあるのか
」は判断しづらいですよね。
そのような場合は、ひとまず査定に出してみるのがおすすめです。
専門の査定士であれば、デザインや需要について詳しく教えてもらえることもあるので、いろいろ質問してみて商品の価値を把握しましょう。
3-3.複数店舗で査定してもらう
金メッキや金張りの商品は、以下の理由から複数店舗で査定してもらうのがおすすめです。
- 店舗によっては金メッキ買取をしていない場合があるため
- 店舗によって買取価格に差が出るため
- 価格交渉できる可能性が高まるため
金メッキに限らずですが、どのような商品でも買取価格は店舗によって変わったり、買取できる店舗と買取できない店舗があったりします。
そのため、複数店舗で査定してもらいより高く買取ってもらえる店舗を探すべきです。
また、複数店舗で査定してもらうことで、「さっき査定してもらったA店では◯◯円だったので、それより高く買取ってもらえませんか?」というように価格交渉もできます。
以上より、余裕のある方は複数店舗で査定してもらいましょう。
4.【まとめ】金メッキでも諦めず買取に挑戦しよう
金メッキは、買取不可となりやすいのが現実です。
しかし、以下のような方法であれば買取ってもらえる可能性も高まります。
- 「宝石」部分を評価してもらう
- デザイン性や希少性を評価してもらう
- 複数店舗で査定してもらう
金メッキだからといって買取を諦めず、挑戦してみてください。
玉光堂では、金メッキ製品を含む金の高価買取を実施中です。
金の売却を検討している方は、ぜひ玉光堂の高価買取をご利用ください。
玉光堂の選べる買取方法