玉光堂長野駅前店です。
本日は真珠の指輪をお買取りさせていただきました。
アクセサリーの整理という事でお持ちいただきました。
以前より、真珠はほとんど中古としてお値段をお付けする事が出来ないと書かせていただいております。
本日の記事は、なぜ、お値段が付かないのかについて自分の復習も兼ねてご説明させていただきたいと思います。
ひとつ、なぜ中古でお値段が付きにくいのか?それは真珠が変質しやすい物だからです。
さっくりと言ってしまえば真珠を構成しているのは炭酸カルシウムなので、熱や酸、アルコールなどによって輝きが失われてしまいやすいです。
使用後にお手入れなどを気を付けていけば長くお使いいただけるものですが、なかなか良好な中古のお品物は出会えません。
また、脆いのでかんたんに傷がついてしまいます。
真珠同士をこすり合わせればカルシウムの粉ができるほどです。
ふたつ、中古を再利用する必要が無いからです。
大雑把になりますが、これには歴史的な背景があり、1800年代に、田崎真珠、ミキモト真珠が発足するきっかけとなる真珠の養殖法が開発されました。
それによって質の高い天然真珠と変わらない養殖真珠が生産できるようになり、現在では日本産よりもさらにコストの安い、アジア産の真珠が大量に出回っています。
一つ目の理由である、劣化した古い真珠を使わずとも、安価な質の良い真珠を利用すれば良いというのが理由です。
宝石となる美しさを持った真珠は貴重でもあります。
そのため、真珠としてお値段が付けられる場合がありますが、大部分はお値段が付きません。
本日買取をさせていただいた指輪もほぼ地金だけのお値段でお買取りとなっています。
真珠は大変美しく、真珠にしかない魅力もございます。
私も真珠は素敵だと思いますが現状は厳しいです。
また機会がございましたら真珠の良さについて書かせていただきたいと思います。
玉光堂長野駅前店では貴金属、宝石の他にも金券やブランド品などを買取させていただいております。
気になるお品物がございましたらきちんと調べさせていただいてお値段お出ししますので、皆さまのお越しをお待ちしております。
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