
ジュエリーとしても人気の高い金ですが、近年では純金だけでなく、様々な色合いを持つ「カラーゴールド」が注目を集めています。
この記事ではカラーゴールドの基礎知識や魅力、代表的な種類や選ぶ際の注意点、資産価値に至るまで詳しく解説します。カラーゴールドの世界を知り、あなたにぴったりのジュエリー選びの参考にしてください。
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1.カラーゴールドとは?
カラーゴールドは、以下の特徴を持つ貴金属です。まずはカラーゴールドの特徴を、以下の3つに分けて解説していきます。
- カラーゴールドとは色味を帯びた金のこと
- 地金よりも硬度が高く普段使いしやすい
- 金属アレルギーのリスクに注意する
一つずつ解説していきます。
1-1.カラーゴールドとは色味を帯びた金のこと
カラーゴールドは、金にほかの金属(割金:わりがね)を混ぜ合わせ色調を持たせた合金です。
純金の場合は、非常に柔らかく傷つきやすいため、ジュエリーとして日常的に使用するのには向いていません。
一方カラーゴールドは、銀や銅、パラジウムなどの金属を少量加え、硬度を高めて耐久性を向上させつつ、美しい色彩を生み出しています。
1-2.地金よりも硬度が高く普段使いしやすい
純金(K24)は非常に柔らかく、モース硬度で2.5程度です。これは、人間の爪と同程度かそれ以下の硬度といわれています。
一方、カラーゴールドは銀や銅、パラジウムなどの割金を加えることで硬度が増した金属です。K18の場合、モース硬度は4~5程度まで向上します。日常的な使用における傷や変形のリスクは、非常に少ないです。
1-3.金属アレルギーのリスクに注意する
カラーゴールドは純金に様々な金属(割金)を混ぜて作られています。割金に対して金属アレルギー反応を起こす可能性も、ゼロではありません。
純金自体はアレルギーを起こしにくい金属です。しかし、カラーゴールドの割金としてよく使用される以下の金属はアレルギーに注意しなければなりません。
- ニッケル
- パラジウム
- 銅
- 亜鉛
特にホワイトゴールドに使用されるニッケルやパラジウムは、アレルギーの原因になりやすいです。ピンクゴールドに含まれる銅も、汗と反応してイオン化しやすいため時にアレルギーを引き起こします。
2.カラーゴールドの種類
カラーゴールドの種類は、以下表の通りです。
定番のカラーゴールド | ホワイトゴールド ピンクゴールドイエローゴールド |
希少性の高いカラーゴールド | ブラックゴールド レッドゴールド パープルゴールド |
各カラーゴールドの特徴を、これから見ていきましょう。
2-1.定番のカラーゴールド
購入しやすい定番のカラーゴールドは、以下の3種類です。
- ホワイトゴールド
- ピンクゴールド
- イエローゴールド
各カラーゴールドを、以下で解説します。
2-1-1.ホワイトゴールド(WG)
ホワイトゴールドは、その名の通り、銀白色の美しい輝きが特徴のカラーゴールドです。
純金にパラジウムや銀、ニッケルなどを割金として加え作られます。プラチナに似た上品な白さを持つため、婚約指輪や結婚指輪などのブライダルジュエリーとしても非常に人気です。
多くのホワイトゴールド製品は、最終仕上げで表面にロジウムコーティングが施されています。白く美しい輝きが増し、変色や傷を防ぐ効果のあるコーティング剤です。ただしコーティングが摩耗しやすいため、長期使用の場合はメンテナンスが必須といえるでしょう。
2-1-2.ピンクゴールド(PG)
銅を割金として加え、銀やパラジウムを少量配合して温かみのある優しいピンク色に仕上げたカラーゴールドです。愛らしい色合いのため特に女性からの人気が高く、フェミニンで柔らかな印象を与えます。
銅の配合比率で、ピンクの色味は微妙に異なります。淡い桜色から、より赤みの強いローズゴールドまでさまざまです。日本人の肌色によく馴染み、肌を美しく見せる効果があるといわれています。
2-1-3.イエローゴールド(YG)
イエローゴールドは、純金に銀と銅をほぼ同程度、あるいは銀をやや多めに配合して作られる、鮮やかで華やかな黄金色が特徴のカラーゴールドです。純金の色合いに最も近く、定番カラーとして親しまれてきました。
太陽のような明るい輝きを持ち、ゴージャスでエネルギッシュな印象を与えます。K18のイエローゴールドは、しっかりとした金色でありながら純金よりも硬度が高いため、日常使いのジュエリーにも適しています。
どんな肌の色にも比較的合わせやすく、特に日焼けした肌には健康的に映えます。
2-2.希少性の高いカラーゴールド
希少性の高いカラーゴールドは、以下の4種類です。
- ブラックゴールド
- グリーンゴールド
- レッドゴールド
- パープルゴールド
各カラーゴールドを、以下で解説します。
2-2-1.ブラックゴールド(BG)
ブラックゴールドは、その名の通り黒色のシックな輝きを持つカラーゴールドです。
製造方法には、いくつかの種類があり、代表的なものは以下の通りです。
- 金の表面に黒色のメッキ(ルテニウムやロジウムの特殊なメッキなど)を施す
- 金とコバルト、クロムなどを特定の比率で合金化し、熱処理や化学処理によって表面を黒く酸化させる
メッキタイプの場合は、使用によりメッキが剥がれて地金の色が見えてくる可能性があります。合金タイプはより耐久性がありますが、製造が難しいため高額です。
2-2-2.グリーンゴールド(GG)
純金に銀を多く配合することで生まれる、淡い緑がかった黄色が特徴のカラーゴールドです。「エレクトラム」とも呼ばれ、古代リディア王国で世界最初の鋳造貨幣の材料として使われた歴史もあります。
若葉のような爽やかさや、アンティークのような落ち着いた雰囲気を持つ色合いです。ハワイアンジュエリーでは自然をモチーフにしたデザインと相性が良く、伝統的に用いられてきました。
2-2-3.レッドゴールド(RDG)
純金に銅をたっぷり配合し、ピンクゴールドよりもさらに鮮やかで強い赤みを加えたカラーゴールドです。深い赤色が特徴で、情熱的で華やかな印象を与えます。
銅の含有率が高いため、ピンクゴールドよりも硬度が高くなる傾向にあります。しかし、同時に変色しやすいという性質も持つため、適切な手入れが必要です。アンティークジュエリーや、ロシアで古くから好まれてきた歴史から「ロシアンゴールド」とも呼ばれます。
2-2-4.パープルゴールド(PG)
パープルゴールドは、純金とアルミニウムを特定の比率で合金化すると生まれる、鮮やかな紫色が特徴のカラーゴールドです。
およそ金79%、アルミニウム21%のAuAl2という金属間化合物として作成しなければ、パープルカラーは生まれません。その美しい紫色は他の金属では表現が難しく、非常にユニークな存在です。
パープルゴールドは非常に脆く、加工が難しい欠点があります。リング全体やチェーン形状にするのは困難で、主にジュエリーの装飾部分やアクセントとして、カット小片がはめ込まれる形で使用されます。
3.カラーゴールドに資産価値はある?
カラーゴールドは、純金に他の金属を混ぜて作られた合金ですが、その主成分は依然として「金」です。したがって、カラーゴールドにも金としての資産価値は存在します。
資産価値を考えるうえで最も重要なのは、そのカラーゴールドに含まれる「金の純度」と「金の重量」です。たとえば、K18(18金)のカラーゴールドであれば、全体の75%が金であり、残りの25%が割金です。買取価格などを査定する際には、この金の含有量に基づいて評価がおこなわれます。
一般的なカラーゴールドは種類によって、金の含有量以外での価値が大きく変わるわけではありません。あくまで、金の純度が基本となります。しかし、レッドやパープルなどの希少なものは、貴金属としての付加価値がつく可能性も十分あります。
4.まとめ
カラーゴールドは純金に金属(割金)を混ぜ合わせ、硬度を高めつつ美しい色合いを実現した合金です。それぞれのカラーゴールドは、割金の種類や配合によって異なる特徴を持ちます。ジュエリーとして幅広いデザインと表現を可能にする、実用性に富んだ貴金属です。
選ぶ際には、金属アレルギーのリスクも考慮し、自身の体質に合ったものを選びましょう。金の純度に応じた資産価値を持っているため、売却時に資産価値を持つようていねいに手入れするのも忘れないでください。
この記事が、皆様にとって最適なカラーゴールドジュエリーを見つけるための一助となれば幸いです。色鮮やかな輝きを、ぜひ日常に取り入れてみてください。
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