
プラチナジュエリーをお持ちの方の中には、Pt900とはどんな意味なのか、わからない方もいるのではないでしょうか?
「Pt900とPt950の違いは何だろう?」
「Pt900にはどのくらいの価値があるのかな?」
そう思う方も少なくないかもしれません。Pt900について正しい知識を身につけておけば、プラチナジュエリーを売買する際にも安心です。
そこで今回は、Pt900の意味と特徴、Pt850・Pt900・Pt950・Pt999の違い、Pt900を選ぶメリット・デメリット、プラチナの純度と金属アレルギーとの関係性、Pt900の資産価値と売却する際のポイントなどについて解説していきます。
この記事を読むことで、Pt900は何かが理解できます。結婚指輪などの高価な買い物で、後悔しないための最適な選択をしたい方は、ぜひ参考にしてください。
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【目次】
1.Pt900とは?
Pt900という刻印には、どのような意味があるのでしょうか。Pt900の意味と特徴を理解しておきましょう。そこで以下の2点について解説します。
- 「Pt」はプラチナ「900」は純度90%を意味する刻印
- Pt900が持つ特徴
詳しく解説します。
1-1.「Pt」はプラチナ「900」は純度90%を意味する刻印
Pt900という刻印について、「Pt」はプラチナの元素記号であり、プラチナであることを表しています。
一方、「Pt」の後に続けて記載される記号は、プラチナの純度のことです。「900」であれば、純度90%、すなわち全体の90%がプラチナで、そのほかの金属を10%混ぜてたできた物質であることがわかります。
1-2.Pt900が持つ特徴
Pt900は、程よく強度があり、傷がつきにくいという特徴を持っています。ジュエリーに加工しやすいため、婚約指輪や結婚指輪として人気があります。リングのサイズ直しもしやすいプラチナです。
また、より純度の高いプラチナジュエリーと比べると、価格が抑えられる点も特徴の1つです。
刻印 | 純度 | 硬度 | 価格・買取相場 |
---|---|---|---|
Pt850 | 85% | 硬い | 比較的安価 |
Pt900 | 90% | 程よく硬い | 標準的 |
Pt950 | 95% | やや柔らかい | 高価 |
Pt999 | 99.9%以上 | 柔らかい | 最も高価 |
それぞれの項目について、詳しく解説します。
2-1.純度の違い
Pt850・Pt900・Pt950・Pt999の純度は、刻印の数字で示されているとおり、それぞれ85%、90% 、95%、99.9%です。
金属アレルギーの方は、プラチナに混ぜられている「割り金」と呼ばれるほかの金属を考慮しなければなりません。Pt850が最も割り金が含まれている割合が高いため、より金属アレルギーのリスクが高いといえます。
2-2.硬度(傷つきにくさ)の違い
硬度(傷つきにくさ)は、Pt850・Pt900・Pt950・Pt999の順に低くなります。
つまり、Pt850は高度が高く加工しやすく傷つきにくく、Pt950はPt900よりもやや柔らかく傷つきやすいという特徴を持っています。
Pt999は、柔軟性があり色味もやや黒っぽくなるため、ジュエリーとしては加工しにくく、コインやインゴットとして用いられるケースが多いでしょう。
2-3.価格・買取相場の違い
価格・買取相場は、プラチナの純度が高いほど高価になります。つまり、同じ重量であれば、Pt850が最も安価であり、Pt900・Pt950・Pt999の順に高くなるのです。
3.Pt900を選ぶメリット・デメリット
Pt900には、メリットとデメリットがあります。それぞれについて解説しますので、両者についてよく理解したうえで、プラチナジュエリーを選びましょう。
3-1.Pt900を選ぶメリット
Pt900を選ぶメリットは、以下のとおりです。
- 程よい強度があり、傷がつきにくい
- ジュエリーに加工しやすい
- 比較的価格が抑えられる
- 黒みがかったPt999よりも明るい色味になる
Pt900の場合、強度の高く傷つきにくい点が一番のメリットです。
結婚指輪のように毎日身に着けるジュエリーの場合、気づかないうちに物にぶつかったり、擦れたりしています。Pt900の持つ高い硬度は、こうした日常的な衝撃から、大切な指輪を守り、繊細なデザインも崩れにくくしてくれます。
まさに、美しさと、永く愛用するための実用的な強さを、高いレベルで両立させているのがPt900の魅力です。
3-2.Pt900を選ぶデメリット
Pt900を選ぶデメリットは、以下のとおりです。
- より純度の高いPt950とPt999比較すると、金属アレルギーの原因になる可能性がある
- 海外の高級ブランドでは扱いがないことがある
Pt900を選ぶ際のデメリットとしては、国際的な標準であるPt950よりも純度がわずかに低い点と、割金として含まれるパラジウムなどによる、金属アレルギーのリスクがゼロではない点が挙げられます。
また、非常に稀ですが、割金であるパラジウムに対して、アレルギー反応を示す方もいらっしゃいます。純度を最優先する方や、アレルギーがとくに心配な方は、より純度の高いプラチナを検討するのが良いでしょう。
4.結婚指輪としてPt900とPt950はどちらを選ぶべき?
結婚指輪としては、Pt900とPt950のどちらを選ぶべきなのでしょうか。Pt900がおすすめな人と、Pt950がおすすめな人について解説します。
4-1.Pt900がおすすめな人
Pt900がおすすめな人は、プラチナジュエリーに耐久性と価格のバランスを重視する方です。
Pt900は、程よい硬度を持っているため耐久性があります。同時に、Pt950よりも価格が抑えられるのが魅力です。
4-2.Pt950がおすすめな人
Pt950がおすすめな人は、より高い純度を求める方と、金属アレルギーのリスクを避けたい方です。
プラチナの純度が高いほうが資産価値も高まります。また、Pt900に比べると割り金が含まれる割合が少ないため、より金属アレルギーのリスクが避けられます。
5.Pt900の資産価値と売却する際のポイント
Pt900のジュエリーをお持ちの方は、資産価値と売却する際のポイントが気になるのではないでしょうか。
Pt900の買取価格の決まり方と、Pt900を1円でも高く売るためのコツについて解説します。
5-1.Pt900の買取価格の決まり方
プラチナの価格は、世界の工業における需要変動と密接に関わっています。経済、社会情勢の影響を受けて、プラチナ需要は変動し、価格も推移します。
プラチナ需要が増加したり、供給が減少したりすると、Pt900の買取価格は上昇基調になるでしょう。買取価格を把握するには、日々変動する最新情報に接することが重要です。
5-2.Pt900を1円でも高く売るためのコツ
Pt900を1円でも高く売るためのコツは、以下のとおりです。
- プラチナの価格変動に目を配り、高騰時に売却する
- 購入時の保証書などを保管しておく
- ジュエリーのお手入れをしてきれいにする
- 信頼できる買取業者を選ぶ
コツを押さえて、大切なプラチナジュエリーを高く売却しましょう。
6.まとめ
Pt900という刻印は、純度90%のプラチナであることを意味しています。Pt900は、程よく強度があり、傷がつきにくいという特徴を持っています。ジュエリーに加工しやすいため、婚約指輪や結婚指輪として人気があります。
少しでも高く売るためには、相場が高いタイミングを見極め、売る前にきれいにすることが重要です。信頼できる買取業者を選び、納得できる査定をしてもらいましょう。
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