
金製品をお持ちの方の中には、14KTとはどんな意味なのか、わからない方もいるのではないでしょうか?
「14KTと14金の違いは何だろう?」「14KTにはどのくらいの価値があるのかな?」と疑問に思っている方も少なくないでしょう。
そこで今回は、14KTの意味、14KTが使われている製品の種類、14KTの本物と偽物を見分ける方法、14KTを1円でも高く売る方法などについて解説していきます。
14KTについて知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
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【目次】
1.「14KT」とはどういう意味?
14KTとは、14Karat(カラット)の略であり、14金と同じ意味の言葉です。KTは金の純度を表しています。
100分率ではなく24分率によっているため、14/24すなわち58.5%が金であることを意味しています。ここでは、14KT以外の刻印の種類と、14KT以外の金純度について解説します。
1-1.14KT以外に14金を示す刻印の種類
14KT以外にも、14金を示す刻印には以下のようなものがあります。
- K14:国内で製造された金製品であることが一般的
- 14K:海外で製造された金製品によく使われる
- au585:1000分率による表記であり、585/1000すなわち58.5%が金であることを示している
また製造メーカーやブランドの刻印がされていることもあり、金製品の刻印を見ることで、その製品の品位や製造元を理解することが可能です。
金製品の刻印について正しい知識を身につけておくことで、金製品を売るときも買うときも安心して取引をおこなえるでしょう。
1-2.14KT以外の金純度
金純度には、他にも以下のようなものがあります。
金の純度 | 金の含有率 |
---|---|
24金 | 約99.999% |
22金 | 約91.7% |
20金 | 約81.3% |
18金 | 約75% |
10金 | 約42% |
9金 | 約37.5% |
8金 | 約33.3% |
このうち、24KTが純金と呼ばれるものです。KTの前に書かれた数字が小さくなるほど金純度は下がり、金の含有率も下がります。
2.14KTが使われている製品の種類
金は、他の金属を混ぜることで硬度が上がります。そのため、最も純度が高い24金の場合、柔らかく加工しやすい反面、傷つきやすくなってしまいます。
14KTは、24KT、22KT、20KTに比べると金の純度が低いため、より硬く、傷つきにくく、変形もしにくいのが特徴です。14KTが使われている製品の種類を紹介します。
2-1.ジュエリー
14KTは傷がつきにくく、変形もしにくいため、普段身につけることの多い指輪、ネックレス、ピアスなどによく使用されています。耐久性が高いため、日常使いしやすいのが14KTの魅力です。
また、14KTの硬いという特徴を活かして、繊細な彫刻を施したジュエリーも作られています。
2-2.万年筆のペン先
14KTは、万年筆のペン先の素材としても適しています。万年筆のインクには酸が含まれているため、銀、銅、鉄製のペン先であると腐食してしまう可能性があります。一方、14KTは耐腐食性があり、劣化しにくく長く使えるのが特徴です。
また、14KTのペン先は程良い弾力性を持っており、変形せずに筆圧によってしなります。そのため滑らかな書き心地が持続されます。
万年筆のペン先には、デザイン重視で14KTが使われているわけではなく、機能性を重視した結果、14KTが使用されているのです。
2-3.フルートやホルンといった楽器
フルートやホルンなどの楽器にも、14KTが使われます。
14KTを使用することで、柔らかで美しく、密度のある音色になると言われています。また、音の立ち上がりがクリアになるともされているのです。
特に、14KTを使用したフルートは理想的なバランスを持っていると言われており、プロのフルーティストにも愛用されている楽器です。
3.14KTの本物と偽物を見分ける方法
14KTには偽物もあるため、注意が必要です。本物と偽物を見分ける方法として、以下3つの方法を解説していきます。
- 刻印を確認する
- 比重を確認する
- 磁石の反応を確認する
それぞれ見ていきましょう。
3-1.刻印を確認する
まずは、金製品の刻印を確認してください。刻印の情報を元に、その製品が本物の14KTなのかどうかを見極められます。
指輪であればリングの内側、ネックレスであれば留め具部分などに、「14KT」と刻印が打たれていれば、本物である可能性が極めて高いです。
3-2.比重を確認する
刻印がなかったり見えにくかったりする場合でも、製品の比重を確認することで、本物と偽物を見分けられます。比重とは、標準物質(水)と同じ堆積で比較したときの、その物質の重量のことで、14KTの比重値は、12.91~14.44です。
比重を調べるには、比重計を利用する方法や、金製品を水の中に沈めて測定・計算する方法があります。水の中に沈めて使用して比重を計測する場合、以下の手順で進めてみてください。
- 電子スケールに比重を図りたい14KT製品を乗せて、通常時の重さを計る(W1)
- 電子スケールの上に水を入れたコップを置き、電子スケールの表示を「0g」にリセットする
- 測定したい14KT製品を細い糸で結び、ゆっくりとコップの水の中に完全に沈める
- 製品が完全に水中にあり、どこにも触れていない状態で、電子スケールが表示する重さを読み取る(W2)
- 測定したW1とW2の重さを利用して、「W1 ÷ W2」により比重を計算する
・製品がコップの底や側面に触れないように、糸で吊るした状態にしてください。
・製品に気泡が付かないように注意しましょう。もし気泡がついたら、軽く揺らすなどして取り除いてください。
仮にW1が10gでW2が0.75gだった場合、「比重 ≒ 10.0g ÷ 0.75g ≒ 13.33」と計算できます。計算して出た比重の値を、14金の一般的な比重の範囲(約12.9~14.4 g/cm³)と比較し、計算結果が12.9~14.4の範囲内であれば、 14金である可能性が高いと考えられます。
計算結果がこの範囲から大きく外れる場合は、 14金ではない、純度が異なる、中空製品である、あるいは測定に誤差が生じている可能性があります。
3-3.磁石の反応を確認する
磁石の反応を確認することによっても、本物か偽物かを推定できます。金は磁性がないため、通常は磁石に反応しません。そのため、製品が磁石にくっつく場合には、コバルトやニッケルを使用した金メッキである可能性が高いと言えます。
反対に、磁石に反応しない場合には本物である可能性が高まります。
ただし、金に混ぜられている金属が銀やすずなどの場合でも、磁石に反応しません。そのため、磁石の反応は、あくまでも本物かどうかの目安ということになります。
4.14KTを1円でも高く売る方法
もしご自宅に不要となった14KTの製品があり、売却を検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。14KT製品を1円でも高く売るために、以下の方法を実践してみてください。
- 金の相場が高いタイミングを見極める
- 売る前にきれいにする
- 買取業者に売る
一つずつ解説していきます。
4-1.金の相場が高いタイミングを見極める
金の相場は毎日変動するため、金相場の高いタイミングを見極めることが重要です。継続的に金相場をチェックして、できるだけ高いときに売りましょう。
なお、金の相場が上昇するのには、国際情勢、需給バランス、円相場、インフレなど、さまざまな要因が関わっています。そのため、今後どのように相場が推移するのか予想することは、簡単ではありません。まずは定期的に相場を確認することから始めましょう。
4-2.売る前にきれいにする
少しでも高く売るためには、金製品を売る前にきれいにすることが効果的です。柔らかいクロスや専用クリーナーを使って汚れを優しく落としましょう。ジュエリーの細部にホコリなどが溜まっている場合には、綿棒などを用いて丁寧に除去することがおすすめです。
ほんの少しの手間で買取価格が上がるため、少しでもきれいにしておきましょう。
4-3.買取業者に売る
金の買取実績の豊富な業者に売れば、相場に応じた、適正な金製品の価値を査定してもらえるでしょう。反対に、金についてあまり詳しくない業者や、扱った経験の少ない業者に買取を依頼すると、価値を適正に見積もってもらえないかもしれません。
高く売るためには、専門知識を身につけた、信頼できる買取業者を選ぶことが重要です。
5.まとめ
14KTとは14金と同じ意味であり、金の含有率が58.5%の金製品のことを指します。24金と比較して硬く傷にも強いことから、ジュエリーや万年筆のペン先、楽器に使われることが多いです。
14KTのアクセサリーを少しでも高く売るためには、相場が高いタイミングを見極め、売る前にきれいにすることが重要です。
信頼できる金の買取業者を選び、金製品の価値に見合った、納得できる査定をしてもらいましょう。
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