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銀投資はやめとけといわれる理由とは?銀に投資するメリットも解説

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銀投資はやめとけといわれる理由とは?銀に投資するメリットも解説
手軽に始められる投資として銀に興味があるけれど、「銀投資はやめとけ」というネガティブな意見を目にして不安を感じていませんか?金(ゴールド)に比べて安価で魅力的な銀ですが、なぜ投資家から敬遠されることがあるのでしょうか。

実は、銀には金とはまったく異なる特有のリスクやデメリットが存在するため、その特徴を理解しないまま安易に手を出すと、痛い目を見る可能性があるのです。

この記事では、なぜ「銀投資はやめとけ」と言われるのか、その具体的な5つの理由を徹底解説します。さらに、安定の「金」との比較や、逆に銀投資のメリットについても触れていきます。

ぜひ最後までご覧いただき、銀投資の良い面と悪い面の両面を正しく理解したうえで、あなたの大切な資産を守るための賢い選択に役立ててください。

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1.「銀投資はやめとけ」と言われる要因・デメリット


早速、「銀投資はやめとけ」といわれる要因について、以下5つの理由を解説していきます。

  • 価格変動が金よりも激しくリスクが高い
  • 保管中に黒ずみが発生し、メンテナンスの手間がかかる
  • 工業需要に大きく左右される
  • インフレヘッジ効果が金より弱い
  • 売却時の手数料が割高になりがち

それぞれ解説します。

1-1.価格変動が金よりも激しくリスクが高い

銀投資が危険視される大きな理由は、金と比較して価格変動が非常に激しく、ハイリスクだからです。

銀の市場規模は金の市場規模に比べて圧倒的に小さいため、少しの資金流入や流出でも価格が大きく乱高下する傾向があります。短期間で利益を出せる可能性がある反面、タイミングを見誤ると一瞬で大きな損失を抱えるリスクも隣り合わせです。

安定した資産形成を目的とする場合、価格変動の大きい銀相場は精神的な負担も大きく、長期保有には不向きな側面があるといえます。

1-2.保管中に黒ずみが発生し、メンテナンスの手間がかかる

銀製品は空気に触れているだけで黒ずみ(硫化)が発生してしまうため、きれいな状態で保管するにはメンテナンスの手間がかかります。

金やプラチナは化学的に安定しており、そのまま放置しても錆びたり変色したりすることはほとんどありません。しかし、銀は空気中の微量な硫黄分と反応して表面が黒く変色してしまう性質を持っています。

インゴットやコインの価値は重量で決まるため、多少の変色は買取価格に影響しないことも多いですが、コレクションとしての価値を維持したい場合は、密閉容器での保管や定期的なお手入れが必要です。

1-3.工業需要に大きく左右される

銀の価格は、宝飾品や投資用としてだけでなく、半導体や太陽光パネルなどの「工業用需要」に大きく左右されるのが特徴です。

金の需要の多くが宝飾品や投資であるのに対し、銀の需要の半分以上は工業用が占めています。そのため、世界経済の景気が悪化し、工業製品の生産が落ち込むと、銀の需要も減少し価格が暴落する恐れがあるのです。

「有事の金」と呼ばれるように、不況時に価格が上がりやすい金とは対照的に、銀は不況時に価格が下がりやすいため、不況への備えとしては弱い側面を持っています。

1-4.インフレヘッジ効果が金より弱い

銀は実物資産であるため、現金よりはインフレに強いものの、金に比べるとインフレヘッジとしての効果は弱くなります。

前述した通り、銀価格は景気動向や工業需要に連動しやすいため、純粋な通貨の代替資産としての機能は金に劣ります。インフレ時には「安全資産」にお金が集まりますが、その筆頭はやはり、世界中の中央銀行が保有する金です。

資産を守るための守りの投資を考えている場合、値動きが荒く景気に左右されやすい銀は、役割を果たしきれない可能性があることを理解しておきましょう。

1-5.売却時の手数料が割高になりがち

銀投資は、購入時と売却時の価格差(スプレッド)が広く、実質的な手数料が金よりも割高になる傾向があります。

銀は金に比べてグラムあたりの単価が非常に安いため、貴金属店や買取業者は利益を確保するために、手数料率を高めに設定せざるを得ません。つまり、購入した瞬間から大きな含み損を抱えている状態になりやすく、利益が出るまでにはかなりの価格上昇を待つ必要があります。

少額から買える点は魅力ですが、コスト面で見ると効率が悪く、利益を出しにくい構造になっているのが銀投資の難点です。

2.安定を求めるなら銀より金がおすすめできる

資産運用において安定や長期的な保全を求めるのであれば、銀よりも金(ゴールド)を選ぶのが賢明な判断です。それはなぜなのか、2つの視点から解説します。

  • 資産としての信頼性と換金性の違い
  • 長期保有における酸化・劣化リスクの違い

詳しくみていきましょう。

2-1.資産としての信頼性と換金性の違い

資産としての信頼性と世界的な換金性の高さにおいて、金は銀よりも優れているといえます。

金は「無国籍通貨」とも呼ばれ、世界各国の政府や中央銀行が外貨準備として大量に保有している事実が、その信用力を証明しています。世界中どこへ持って行っても、その日の相場で即座に現金化できるのが金の強みです。

一方で、銀を主要な準備資産として保有している国はほとんどありません。万が一の経済危機の際に、最後の頼みの綱として機能するのは、やはり歴史的にも信用が確立されている金なのです。

2-2.長期保有における酸化・劣化リスクの違い

数十年単位での長期保有を前提とする場合、化学的に安定しており劣化しない金の方が、圧倒的に管理が楽です。

前述の通り、銀は放置すると変色してしまうため、きれいな状態を保つには管理コストがかかります。しかし、金は酸やアルカリにも強く、空気中で酸化することもありません。数千年前の古代遺跡から発掘された黄金が当時の輝きを保っているように、金は永遠の輝きを持つ金属です。

タンス預金のように「買って置いておくだけ」というスタイルで資産を持ちたい方には、経年劣化の心配がない金が最適といえるでしょう。

3.それでも銀投資が注目される理由とメリット

ここまで銀投資のリスクやデメリットについて解説してきましたが、それでも銀が多くの投資家から注目され続けているのには、明確な理由があります。以下のような理由です。

  • 景気回復局面では値上がりしやすい
  • 金に比べて単価が安く、少額から始められる
  • 実物資産として価値がなくなることはない
  • 多様な投資手段がある
  • 分散投資になる

一つずつ解説します。

3-1.景気回復局面では値上がりしやすい

銀は、景気が良くなる「景気回復局面」において、金以上に価格が上昇しやすいという大きなメリットがあります。銀の需要の約60%が、工業用で占められているからです。

スマートフォンやパソコンなどの電子機器、太陽光パネル、半導体など、現代社会に欠かせない製品の多くに銀が使用されています。そのため、世界経済が成長し、モノが売れる時期には工業用需要が爆発的に増え、それに伴って銀価格も高騰する傾向があります。

守りの資産である金とは対照的に、経済成長の恩恵をダイレクトに受けられるのが銀投資の醍醐味といえるでしょう。

3-2.金に比べて単価が安く、少額から始められる

金に比べて圧倒的に単価が安く、少ない資金からでも気軽に投資を始められる点が、銀投資の最大の魅力です。

金価格が1gあたり2万円を超え、投資用にまとまった量を買うには数十万円から数百万円の資金が必要になります。一方銀は、1gあたり300円代で購入可能です。(いずれも2025年12月現在の数値です。)

参考:田中貴金属工業株式会社|貴金属価格情報

少額で現物資産を持つことができるため、投資初心者や若年層にとってもハードルが低いといえます。「まずは少額から貴金属投資を試してみたい」という方にとって、銀は参入しやすいエントリー商品として人気があります。

3-3.実物資産として価値がなくなることはない

銀は、株券や紙幣とは異なり、そのモノ自体に価値がある実物資産です。そのため、価値がゼロになることはありません。

たとえば、株式投資であれば企業が倒産すれば紙切れ同然になりますし、現金もインフレが進めば価値が目減りします。しかし、銀は古代から貨幣や宝飾品として利用されてきた歴史があり、世界中どこへ行っても通用する普遍的な価値を持っているのです。

価格の変動はあるものの、「無価値になるリスク」がないという安心感は、長期的な資産形成をおこなううえで心の支えとなるでしょう。

3-4.多様な投資手段がある

銀投資には、自分のライフスタイルや予算に合わせて選べる多様な投資手段が用意されています。主に以下のような投資手段です。

  • 現物投資
  • 銀ETF
  • 純銀積立

もっとも一般的なのは、コインやインゴットを購入して手元に置く「現物投資」ですが、保管場所が心配な場合は「銀ETF(上場投資信託)」や「純銀積立」という選択肢があります。Web上で取引が完結するETFなら保管コストがかからず、積立なら毎月一定額を自動で購入し続けることが可能です。

コレクションとして現物を楽しむか、効率重視で積み立てるか、目的に応じて自由にスタイルを選べるのもメリットの一つです。

3-5.分散投資になる

銀をポートフォリオの一部に組み入れると、リスクを分散させる効果が期待できます。

資産を現金や株だけで持つのはリスクが高いです。そこで金とは異なる値動きをする銀を持つと、金価格が停滞しているときに銀が上昇するなど、資産全体のバランスを整える役割を果たしてくれます。

とくに、金・銀・プラチナをバランスよく保有するのは、貴金属投資におけるリスクヘッジの王道とされています。

4.保有している銀を損せず手放す際のポイント


銀は購入時と売却時の価格差(スプレッド)が大きいため、利益を出して手放すにはいくつかのコツを押さえておく必要があります。ここでは、銀を少しでも高く売り、納得のいく取引をおこなうための5つのポイントを解説します。

  • 銀相場が高騰しているタイミングを見逃さない
  • 売却前に付属品を必ず揃える
  • 変色・汚れは軽く落としてから売る
  • 銀の買取実績が豊富な業者を選ぶ
  • 複数の業者で見積もりを取る

一つずつ解説します。

4-1.銀相場が高騰しているタイミングを見逃さない

銀を売却する際は、日々の銀相場をチェックし、価格が高騰しているタイミングを見逃さないことがもっとも重要です。

銀の価格は毎日変動しており、数カ月で数十円〜数百円単位の差が出ることも珍しくありません。Webサイトで公開されている貴金属チャートを確認し、過去と比較して高値圏にあるときに売却するのが鉄則です。

とくに、円安が進んでいる時期や、工業需要が高まっているニュースが出たときは売り時です。焦って売るのではなく、じっくりと相場の波を見極める余裕を持ちましょう。

4-2.売却前に付属品を必ず揃える

購入時に付属していた箱や保証書などがある場合は、必ず品物と一緒に査定に出してください。

とくに記念コインやブランドもののシルバー製品の場合、付属品の有無がコレクション価値を大きく左右します。地金としての価値は変わりませんが、コレクター向けのアイテムであれば、箱一つで査定額に数千円の差がつくこともあります。

付属品は、本物であることを証明する根拠にもなりますので、家の中を探してできる限り揃えておきましょう。

4-3.変色・汚れは軽く落としてから売る

銀特有の黒ずみや汚れがある場合は、柔らかい布で軽く拭き取ってから査定に出すと、印象が良くなり査定額アップにつながりやすいです。

ただし、研磨剤入りのクロスで強く磨いたり、専用の洗浄液に長時間浸したりするのは避けてください。逆に表面に細かい傷がついたり、いぶし銀のような加工まで落ちてしまったりして、製品としての価値を損なう恐れがあるからです。

あくまで「表面のホコリや手垢を落とす」程度のお手入れにとどめ、無理にピカピカにしようとしないのがコツです。

4-4.銀の買取実績が豊富な業者を選ぶ

銀を売る際は、リサイクルショップではなく、銀をはじめ貴金属の買取実績が豊富な専門店を選ぶことが不可欠です。

銀は金に比べて単価が安いため、知識のない店舗では利益が出ないという理由で買取を断られたり、極端に安いグラム単価で買い叩かれたりするケースがあります。とくに工業用シルバーや、刻印のない銀製品などは、専門の分析機器がある業者でないと正確な査定がおこなえません。

Webサイトを確認し、銀買取に力を入れている業者かどうかを事前にチェックしましょう。

4-5.複数の業者で見積もりを取る

少しでも高く売りたい場合は、一社だけで即決せず、必ず複数の買取業者で見積もりを取るようにしてください。

銀の買取価格は、業者によって大きく異なります。A店とB店で、同じ銀貨の買取価格に倍以上の差が出ることも珍しくありません。

複数の見積もりを比較し、もっとも好条件を提示してくれた業者を選ぶのが、損をしないための確実な方法です。

5.まとめ

この記事では、「銀投資はやめとけ」といわれる理由や、金投資との違いについて解説しました。

銀は価格変動が激しく、黒ずみなどの管理の手間や手数料の高さといったデメリットがあります。そのため、長期的な安定資産を求める方には、やはり金のほうが適しているといえるでしょう。しかし、少額から始められる点や、景気回復時の爆発力といった銀ならではの魅力があるのも事実です。

重要なのは、これらの特性を理解したうえで、ご自身の目的に合った投資先を選ぶことです。

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