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銀投資の魅力とは?メリット・デメリット・金投資との違いを徹底解説

#金・貴金属

銀投資の魅力とは?メリット・デメリット・金投資との違いを徹底解説
金(ゴールド)の価格が高騰する中、今「銀(シルバー)」投資に注目が集まっているのをご存じですか?

銀は、金に比べて歴史的な割安水準にあるだけでなく、太陽光パネルやEV(電気自動車)といった「脱炭素」分野で、その工業需要が急増しています。そして需要の増加に伴い、投資家からの関心を集めているのです。

この記事では、そんな銀投資のメリット・デメリットから、金との決定的な違い、そして未来の将来性までを徹底解説します。

銀への投資を検討している方や、金投資との違いを知りたい方などは、ぜひ最後までご覧ください。

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1.銀の特徴


銀(シルバー)は、その美しい白い輝きから金(ゴールド)と並び、古くから宝飾品や貨幣として使用されてきた貴金属です。元素記号は「Ag」で、金やプラチナと同様に地球上の埋蔵量に限りがある「実物資産」となります。

銀の最も大きな特徴は、ほかの貴金属と異なり、その需要の半分以上が「工業用」である点です。とくに、電気を最もよく通す金属であるため、スマートフォンや太陽光パネルといったハイテク製品に不可欠な素材となっています。

2.なぜ今銀投資は注目されるのか?

「銀投資」が今、多くの投資家から注目を集めている理由は、主に以下の3つです。

  • 「金に比べて割安」と見られているから
  • 脱炭素・電動化による工業需要の急増しているから
  • インフレ・通貨安へのリスクヘッジになるから

詳しく見ていきましょう。

2-1.「金に比べて割安」と見られているから

銀は金と比較した際、その価格が歴史的に見ても非常に「割安」な水準にあります。とくに、2025年に入ってから金価格は歴史上の最高価格を記録したことで、その価格差は顕著になっています。

参考:田中貴金属工業株式会社|貴金属価格情報

このため多くの投資家が、「いずれこの価格差は是正される(銀の価値が見直される)のではないか」と考え、将来の値上がりを期待して割安な銀への投資をおこなっています。

2-2.脱炭素・電動化による工業需要の急増しているから

銀の将来性で最も注目されているのが、脱炭素化・電動化にともなう爆発的な工業需要の増加です。

銀は、電気伝導率が全金属中で最も高いため、太陽光パネルの電極や電気自動車(EV)の電子部品になくてはならない素材です。世界中で再生可能エネルギーへの移行やEV化が加速するほど、銀の需要は今後ますます高まっていくと予想されています。

この「未来の需要」が、銀投資の大きな魅力となっています。

2-3.インフレ・通貨安へのリスクヘッジになるから

銀は、金と同様にそれ自体が価値を持つ「実物資産」です。そのため、インフレや通貨安への有効なリスクヘッジ手段となります。

世界中の中央銀行が紙幣を大量に発行すると、お金の価値は相対的に下がるインフレの状態になります。このようなとき、埋蔵量に限りがある銀は価値が下がりにくいため、資産の守り先として機能します。とくに、日本円の価値が下がる「円安」の局面では、円建ての銀価格は上昇しやすくなります。

3.銀に投資するメリット・デメリット


銀投資のメリットとデメリットの両方を正しく理解することが、後悔しない投資をおこなうための第一歩です。それぞれを詳しく見ていきましょう。

3-1.銀に投資するメリット

銀に投資するメリットは、主に以下の5つです。

  • 少額から始めやすい
  • 工業需要が安定している
  • インフレ・通貨安へのヘッジ効果がある
  • 価値がなくならない
  • 換金性が高い

これらのメリットが、銀を金とは一味違う、魅力的な投資対象にしています。それぞれ解説します。

3-1-1.少額から始めやすい

銀投資最大のメリットは、金に比べて1gあたりの価格がはるかに安価であるため、少額から投資を始めやすい点です。たとえば、同じ10万円の予算でも、金なら数グラムしか買えませんが、銀であればその数十倍の量の地金(インゴット)を手元に持つことができます。

銀は、投資の初心者や、まずは少額から試してみたいという方に最適な貴金属です。

3-1-2.工業需要が安定している

銀は、その需要の半分以上が太陽光パネルや電子機器といった「工業用」であるため、景気が良い局面では工業需要が価格を力強く下支えします。

金の需要が宝飾品や投資といった人々の心理的な要因に左右されやすいのに対し、銀は、産業活動に不可欠な「モノ」としての実用的な需要に支えられているのが強みです。

3-1-3.インフレ・通貨安へのヘッジ効果がある

銀は、金と同様に地球上の埋蔵量に限りがある「実物資産」です。そのため、インフレや通貨価値の下落に対する有効なヘッジ(リスク回避)手段となります。

紙幣の価値がインフレによって目減りしても、銀そのものの価値がなくなることはありません。とくに、銀は歴史的に通貨としても使われてきた実績があるため、万が一の経済危機や通貨不安の際には「金の弟分」として資産の避難先となることが期待できます。

3-1-4.価値がなくならない

銀は、金やプラチナと同じ貴金属であり、それ自体が希少な「実物」です。そのため、その価値が株式のようにゼロになることはありません。

企業の業績や国の信用不安によって、価値が紙くずになる可能性がある「ペーパー資産」とは異なり、銀は、その物質そのものに普遍的な価値があります。この「価値がなくならない」という絶対的な安心感が、実物資産投資の最大の魅力といえるでしょう。

3-1-5.換金性が高い

銀は、金と同様に国際的な市場が確立されており、世界中でほぼ共通の価格で取引されていることから、非常に「換金性」が高い資産です。売りたいと思ったときに専門の買取業者や地金商に持ち込めば、その日の市場価格にもとづいてすぐに現金に換えることができます。

不動産のように、買い手を探すのに時間がかかるといったことがないのも大きなメリットです。

3-2.銀に投資するデメリット・注意点

メリットだけでなく特有のデメリットや注意点が存在するのも、銀投資の特徴です。銀投資を始める前に、4つのポイントを必ず理解しておく必要があります。

  • 価格変動が大きい
  • 売却時の手数料・スプレッドが高い
  • 金利や配当が発生しない
  • 景気変動の影響を受けやすい

詳しく解説します。

3-2-1.価格変動が大きい

銀投資最大のデメリットは、金と比較して、価格の変動幅(ボラティリティ)が非常に大きい点です。これは、銀市場が金市場に比べて規模が小さいため、少しまとまった資金が流入するだけで価格が大きく上下に振れやすいためです。

そのため、短期間で大きな利益を狙える可能性がある反面、大きな損失を被るリスクも金より高いといえます。

3-2-2.売却時の手数料・スプレッドが高い

銀は、金に比べて1gあたりの単価が安いため、売買時にかかる手数料の割合が相対的に高くなる傾向があります。

たとえば、同じ1%の手数料でも、単価が高い金に比べて単価が安い銀のほうが、手数料が利益に与える影響は大きくなります。また、現物で保管する際も同じ金額の金と比べて銀は体積が何十倍も大きくなるため、保管コストがかさむ場合があります。

3-2-3.金利や配当が発生しない

銀投資は、銀行預金の利息や株式の配当金といったインカムゲインを一切生まないという点も理解しておく必要があります。

銀投資で利益を出す方法は、原則として、買ったときよりも高い価格で売却することだけです。そのため、資産を長期的に「増やす」というよりは、インフレなどから資産の価値を「守る」という、守りの資産としての側面が強いです。

3-2-4.景気変動の影響を受けやすい

銀の需要の半分以上が工業用途であるため、金以上に世界経済の「景気変動」の影響を強く受けるというデメリットがあります。

景気が後退し、自動車や電子機器の生産が落ち込むと、銀の工業需要も減少し、価格の下落圧力となります。金が「不景気に強い」安全資産であるのに対し、銀は「景気に左右されやすい」工業用金属としての側面を色濃く持っているのです。

4.銀投資と金(ゴールド)投資の違い


銀投資と金投資は、値動きの背景となる「需要構造」と「市場規模」が全く異なるため、似ているようで非なる投資対象です。銀投資と金投資の違いを、3つの視点から解説します。

  • 銀のほうが価格変動幅が大きい
  • 「工業の銀」と「安全資産の金」
  • 銀は金よりも供給がタイトな構造になっている

この違いを理解することが、銀投資を成功させるための鍵となります。詳しく解説します。

4-1.銀のほうが価格変動幅が大きい

銀の価格は、金と比較して1日の変動幅が非常に大きいのが特徴です。これは、銀の市場規模が金の市場規模に比べてはるかに小さいためです。

市場が小さいと、まとまった投資資金が流入(あるいは流出)すると、価格がより敏感に、そしてより大きく上下に振れやすくなります。そのため、短期間で大きな利益を狙える可能性がある反面、大きな損失を被るリスクも金より高いといえるでしょう。

4-2.「工業の銀」と「安全資産の金」

金と銀の最大の違いは、需要です。金の需要は、その多くが宝飾品や投資といった価値の保存(安全資産)が目的です。一方銀の需要は、その半分以上が、太陽光パネルや電子機器といった「工業用途」で占められています。

そのため、金は「不景気」や「金融危機」の際に買われやすいのに対し、銀は「世界経済の景気」が良く、工業生産が活発なときに需要が高まり、価格が上昇しやすいという異なる値動きの傾向を持ちます。

4-3.銀は金よりも供給がタイトな構造になっている

銀は、金と比べて年間の供給量が需要量に対してギリギリであるか、あるいは不足している状態が慢性的に続いています。これは、太陽光パネルやEVといった脱炭素化に向けた分野での銀の工業需要が世界的に急増しているためです。

この構造的な「供給不足」の状態が、将来的に銀価格を大きく押し上げるのではないかという強力な上昇要因として、多くの投資家から注目されています。

5.銀投資の4つの主な方法

銀に投資する方法は、一つではありません。ここでは、以下の4つに分けて銀への投資方法をご紹介します。

  • 現物(地金・銀貨)
  • ETF(上場投資信託)
  • 純銀積立
  • CFD(差金決済取引)

それぞれのメリット・デメリットを理解し、ご自身の投資スタイルや目的に合った最適な方法を選ぶことが大切です。一つずつ見ていきましょう。

5-1.現物(地金・銀貨)

銀の地金や銀貨を実際に購入し手元で保有する方法が、「現物投資」です。現物投資最大のメリットは、金よりもはるかに安価に「実物資産」を所有できるという満足感と安心感です。

ただし、金に比べて同じ価値でも体積が非常に大きくなるため、自宅や貸金庫での「保管場所」をあらかじめ確保しておく必要があります。また、購入時には金と同様に消費税がかかります。

5-2.ETF(上場投資信託)

銀のETF(上場投資信託)は、証券取引所に上場している銀の価格に連動する投資信託を、株式と同じように売買する方法です。

証券口座さえあれば、数千円程度の少額からリアルタイムで手軽に取引できるのが最大のメリットです。また、現物購入時にかかる消費税が不要であり、信託報酬(保有コスト)も比較的安価です。

ただし、原則として本物の銀の地金に交換することはできません。

5-3.純銀積立

純銀積立は、毎月1,000円や3,000円といった一定の金額を決めて、銀をコツコツと買い増していく方法です。

価格が高い日には少なく、安い日には多く買う「ドルコスト平均法」が実践できるため、価格変動リスクを抑えながら長期的な資産形成をおこなうのに適しています。少額から始められるため、投資初心者にも人気です。

一定量が貯まれば、現物の銀として引き出すことも可能な場合があります。

5-4.CFD(差金決済取引)

CFD(差金決済取引)は、実際に銀の現物を保有するのではなく、将来の価格変動を予測しその「売買差益」だけを狙う、より投機的な取引方法です。

「レバレッジ」をかけることで、手元の資金の何倍もの金額の取引が可能になるため、短期間で大きな利益を狙える可能性があります。しかし、その反面、予測が外れた場合の損失も同様に大きくなる、ハイリスク・ハイリターンな上級者向けの投資方法です。

6.銀価格の今後はどうなるのか

今後の銀価格は、短期的には金利や景気動向によって価格変動の激しい展開が予想されるものの、長期的には「脱炭素化」という世界的な巨大トレンドが、その需要を強力に下支えすると考えられます。

太陽光パネルやEVの生産が世界的に拡大すればするほど、代替のきかない素材である銀の需要は今後ますます高まっていくことが確実視されています。この「未来の産業需要」が、銀の将来性を占ううえで最大の注目ポイントとなっています。

今後の銀価格動向については、以下の記事でさらに詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

7.まとめ

この記事では、銀投資のメリット・デメリットから、金との違い、そして将来性まで網羅的に解説しました。

銀は「安全資産」と「工業金属」の二つの顔を持ち、金に比べて価格変動が大きいのが特徴です。しかし、脱炭素社会という巨大なトレンドが、その工業需要を長期的に支える可能性があります。

この記事を参考に、ご自身の投資戦略の一つとして、銀への投資を検討してみてはいかがでしょうか。

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