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翡翠の見分け方とは?硬石と軟石・偽物・価値の高さなどに分けて解説


翡翠は、美しい緑色が特徴的で、市場でも人気の高い鉱石です。ですがその分、多くの偽物も流通しています。そこで気になるのが、「翡翠の硬石と軟石、本物と偽物などはどのように見分ければよいのだろう」という点ではないでしょうか。

翡翠を見分ける際は、実際に手に持って感触を確かめたり、硬度を確認したりとさまざまな方法があります。そこでこの記事では、翡翠の基本的な情報と、翡翠のさまざまな見分け方について詳しく解説します。

翡翠の購入や買取を検討している方は、ぜひこの記事を参考にしてください。

1.そもそも翡翠とは?


翡翠は英語ではJadeと表され、特に中国国内で人気の高い緑色が特徴的な宝石です。日本国内では、新潟県の糸魚川流域で見つかることが多いです。

5月の誕生石としても有名な翡翠は、パワーストーンとしての側面もあり、贈り物としての人気もあります。

色合いで価値が変わる翡翠ですが、翡翠に似た宝石は数多く存在するため、間違わないように特徴を把握しておく必要があります。

1-1.翡翠は大きく分けて2種類

翡翠の種類は以下の2つです。

  • ジェダイト(硬石)
  • ネフライト(軟石)

1-1-1.ジェダイト(硬石)

ジェダイトは翡翠のなかでも価値が高いとされており、以下のような性質を持っています。

  • 透明度が高く、光を当てることで美しい輝きを放つ
  • 鉄やクロムが含まれており、緑色や黄緑、紫など成分の違いでさまざまな色合いに見られる
  • 硬度が高く、耐久性が高い

色鮮やかかつ透明度の高いジェダイトは特に価値が高く、高値で取引されています。

1-1-2.ネフライト(軟石)

ネフライト(軟石)は、黒や茶色、白など比較的淡い色が多く、主に中国で採掘されています。もともと中国ではネフライトのみが採掘されていたこともあり、当時は価値の高い石として重宝されていました。しかしその後ジェダイトが見つかり、ジェダイトとネフライトが分けられるようになったのです。

中国国内でよくあるのが、ネフライトがジェダイトとして売られているケースです。そんなとき、ジェダイトとネフライトを見分ける力が必要になります。

ネフライトはあまり価値が高くありませんが、白く透明度が高い「羊脂玉」に限っては高値で取引される傾向にあります。

2.翡翠の偽物に注意

翡翠は似ている石が多く、売られているもののなかには偽物もあるので注意しなければいけません。主に以下の2種類のものが翡翠の偽物としてよくありがちなものです。

  • キツネ石
  • フォルスネーム

それぞれ解説をしていきます。

2-1.キツネ石

キツネ石とは、翡翠と似ている石をいいます。実際はキツネ石という名称の鉱石があるわけではなく、価値の高いジェダイトと区別するために、キツネ石と呼ばれています。

キツネ石は市場にパワーストーンとして出回っている場合が多いですが、なかにはキツネ石をジェダイトと偽って流通しているものもあるため、十分に注意しなければなりません。

2-2.フォルスネーム

フォルスネームとは、翡翠として販売されているものの実は別の種類の宝石というものです。たとえば、フォルスネームには以下のような種類があります。

フォルスネーム 宝石の種類
アフリカ翡翠 グロッシュガーネット
インド翡翠 アベンチュリン
オーストラリア翡翠 クリソプレース

上記のほかにも翡翠と偽って販売している別の宝石があるので、気をつけましょう。

3.【目的別】翡翠の見分け方


翡翠を見分けるために、以下の3つの項目に分類して解説します。

  • 硬石と軟石の見分け方
  • 偽物との見分け方
  • 価値の高さの見分け方

3-1.硬石と軟石の見分け方

硬石と軟石は、光を当てて繊維で見えるようにすれば見分けられますが、素人には難易度が高くなっています。

見分け方がわからない場合は、専門家にお願いして鑑定してもらいましょう。

3-2.偽物との見分け方

偽物は、以下の5つの方法を実践すれば見分けられます。

  1. 手に持って感触を確かめる
  2. 光を当てる
  3. 重量感を確認する
  4. 硬度を確認する
  5. 質感を確認する

3-2-1.手に持って感触を確かめる

実際に手に持ったときの感触が以下のようなものであれば、本物の翡翠である可能性が高いです。

  • ひんやりとしていて、しばらく手に持っていても冷たい
  • 表面にザラつきがなく、ツヤ感がある

まずは感触を確かめてみてください。

3-2-2.光を当てる

翡翠に光を当てると内包物や色の濃淡が確認でき、本物の場合は、透明度が高くても必ず色の濃淡や内包物があります。

光を当てても全く内包物がない場合は、翡翠の偽物である可能性が高いです。

3-2-3.重量感を確認する

翡翠は比重が比較的高く、見た目の重さよりも重く感じられるので、重量感を確認しましょう。

もし、見た目以上の重さを感じられなかったら、偽物の可能性があります。

3-2-4.硬度を確認する

硬度を確認するのも、偽物を見分けるうえで大切です。偽物は本物より柔らかい特徴があります。

硬度の確認には、翡翠とガラスやその他の金属を擦り合わせるのがおすすめ。擦り合わせたときに翡翠が削れる=硬度が低いということになり、高度の低い別の石だという判断ができます。

ただ翡翠が本物の場合は、この方法によって石が削れるリスクもあるため、実施される際は注意してください。

3-2-5.質感を確認する

翡翠を偽物と見分けるためには、質感を確認してください。

本物の翡翠はなめらかな質感なのに対し、偽物は余分なほどに表面上がツルツルしているからです。

また、本物は全体的に硬くて角張っている特徴があります。

3-3.価値の高さの見分け方

翡翠の価値の高さは、以下の3つのポイントで見分けられます。

  • 透明度を確認する
  • 大きさを確認する
  • 鑑別書を確認する

翡翠の価値を決めるうえで、色の鮮やかさと透明度の高さは重要です。特に鮮やかな緑色と紫色は価値が高い傾向にあります。

また、美しくて大きい形状の翡翠も高い価値を誇っています。鑑別書には品質の高さが記録されているので、具体的な価値を把握しやすいです。

4.買取業者に査定してもらうのもおすすめ

翡翠の価値がわからないときは、買取業者に査定してもらうのもおすすめです。買取業者であれば、プロの目線で査定をしてもらえるため、正確な価値がわかる可能性が高いです。

4-1.翡翠を少しでも高く買取ってもらうポイント

買取業者に提示された買取金額が想定よりも高ければ、そのまま買い取ってもらうのも一つの手段です。ここからは、翡翠を少しでも高く買い取ってもらうポイントを解説します。

  • 査定前にきれいにしておく
  • 付属品を用意しておく
  • まとめて査定に出す
  • 複数の買取業者に査定してもらう

詳しく見ていきましょう。

4-1-1.査定前にきれいにしておく

翡翠の表面に汚れやほこりが付着していると、査定時の印象が悪くなり、評価が下がる可能性があります。

柔らかい布で優しく拭き取り、清潔な状態で査定に出しましょう。

4-1-2.付属品を用意しておく

購入時の箱やケース、鑑別書などの付属品が揃っていると、信頼性が高まり、査定額が上がる傾向があります。

特に鑑別書は、翡翠の品質や真贋を証明する重要な書類ですので、必ず用意しておきましょう。

4-1-3.まとめて査定に出す

翡翠以外にも売却を検討している宝石や貴金属がある場合、まとめて査定に出すようにしてください。

査定対象のものが複数あることで、業者側の手間が省けるため、好条件を提示される可能性があります。

4-1-4.複数の買取業者に査定してもらう

買取業者のなかには、本来の価値をわかっていながらそれよりも低い査定価格を提示する悪徳な業者も存在します。そのため買取業者を選ぶときは、一店舗だけでなく複数店舗を回り、口コミや査定士との相性も確認しながら信頼できる業者を選ぶようにしてください。

複数の買取業者から査定を受けることで、少しでも高い金額を提示された買取業者に売ることが可能です。

5.まとめ

この記事では、翡翠の見分け方を解説しました。

翡翠の名前を騙った別の種類の宝石が数多く存在します。本記事を参考にして手に持って感触を確かめたり、重量感を確認したりしたうえで、偽物かどうかを見分けましょう。

玉光堂では、翡翠の原石買取を実施中です。翡翠をはじめとした宝石の売却を検討している方は、ぜひ玉光堂の宝石買取をご利用ください。

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