
「イエローゴールドと18金って何が違うの?」と気になっていませんか?イエローゴールドと18金は、どちらも金の一種ですが、その定義に違いがあります。
この記事では、以下の内容を中心に解説しています。
- この記事で解説していること
- イエローゴールドと18金の特徴
- イエローゴールドと18金の違い
この記事を読むことで、イエローゴールドと18金の特徴と違いを理解し、ジュエリー選びの際に役立つ知識が身につきます。
イエローゴールドと18金について詳しく知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
1.イエローゴールドと18金とは?
金には色々な種類があり、18金などさまざまな名前を聞いたことがあるでしょう。しかし実際にその違いをしっかりと理解している人は少ないです。
ここではそれぞれの特徴をまとめてみましょう。
1-1.イエローゴールドの特徴
イエローゴールドは、純金に銀と銅を主な割金(わりがね)として混ぜ合わせた、華やかで温かみのある黄色い色合いを持つカラーゴールドです。イエローゴールドの場合、金以外の場合は銀・銅しか含まれていません。
純金(K24)はとても柔らかいため、他の金属を混ぜることで、ジュエリーに必要な硬さや耐久性を持たせているのがイエローゴールドの特徴です。
イエローゴールドは、日本人の肌の色にもなじみやすく、指輪やネックレス、ピアスなど、様々な種類のジュエリーに広く使われている人気のカラーゴールドです。ファッション性の高さからどんな服装にも合わせやすく、日常使いしやすい点が魅力といえます。
1-2.18金の特徴
18金の18は、全体に対する金の割合を表しています。18金は「K18」と同じ意味であり、金の割合が75%です。(「K18」の「K」は「カラット」という単位です)
金の純度が高ければ高いほど、金の含有量は多くなり価値も高くなります。18金の金含有量は75%で、残り25%は混合物です。銀や銅、ニッケル、パラジウムなどさまざまな金属が配合されています。この混合物の配分割合によって、さまざまな色味が生まれるのが特徴です。
2.イエローゴールドと18金の違い
イエローゴールドと18金は、そもそも言葉の意味が異なります。イエローゴールドは「色」の種類を指し、18金は「金の純度」を表す言葉です。
たとえば、「K18YG」と刻印されたネックレスは、「金の純度が75%で、色がイエローゴールド」の素材で作られている、という意味になります。一方、「K18」という刻印だけなら、純度が75%の金であることを示しています(色については特定されません)。
この違いを整理すると、以下のようになります。
このように、イエローゴールドは色の選択肢、18金は純度の基準と理解すると、ジュエリー選びの際に役立ちます。
3.イエローゴールド以外のカラーゴールド
金に混ぜる金属(割金)を変えることで、様々な色のカラーゴールドが作られます。代表的なものを以下の表にまとめました。
カラーゴールド名(表記) | 主な割金 | 色合い・特徴 |
---|---|---|
イエローゴールド(YG) | 銀、銅 | 華やかで明るい黄色 |
ピンクゴールド(PG) | 銅、(銀、パラジウム) | 銅を多く含み、温かみのあるピンク 色肌なじみが良く、とくに女性に人気がある |
ホワイトゴールド(WG) | パラジウム、銀 | 白い輝きを持つ ロジウムコーティングをおこなうのが一般的で、上品な印象がある |
グリーンゴールド(GG) | 銀 | 銀の割合が多く、わずかに緑がかった落ち着いた色合いが特徴 |
レッドゴールド(RG) | 銅 | 銅の割合が非常に高く、赤みが強い色合いが特徴 |
同じカラーゴールドでも、ブランドやジュエリーの種類によって色味や割金の割合が異なります。お気に入りのカラーゴールドやブランドのジュエリーを見つけてみてください。
4.18金以外の金の純度
金には18金以外にもたくさんの純度が存在します。主な金純度とその特徴を以下にまとめました。
純度 | 金の含有率(約) | 特徴 | 主な用途例 |
---|---|---|---|
K24(24金) | 99.99%以上 | ほぼ純金で、非常に柔らかく傷つきやすい 資産価値が最も高いです |
インゴットやコイン |
K22(22金) | 91.70% | K24よりは硬いが、まだ柔らかめ 純度が高く、金の色味が濃い |
コインや一部の高級ジュエリー |
K18(18金) | 75% | ジュエリーとして一般的な純度 適度な硬さと輝きを持つ |
リングやネックレス、ピアス等 |
K14(14金) | 58.50% | K18より硬く、傷つきにくい 価格がより手頃になる |
日常使いのアクセサリー |
K10(10金) | 41.70% | K14よりさらに硬い 変形しにくいが、金の輝きはやや淡くなる |
ファッションジュエリー |
金の純度については、以下の記事でさらに詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
5.まとめ
イエローゴールドと18金はそもそもの定義が異なります。
イエローゴールドとはカラーゴールドの一種で、銀や銅などのほかの金属を混ぜた合金であり、金に近い色味をしているのが特徴です。一方、18金の「18」は金の純度を表しており、18金の場合は金の含有量が75%です。
この違いを理解し、ジュエリー選びの参考にしてください。
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