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ダイヤモンドがくすむ原因とは?くすみを取り除く方法や予防法も解説

#ダイヤ・宝石

ダイヤモンドがくすむ原因とは?くすみを取り除く方法や予防法も解説
「お気に入りのダイヤモンドジュエリーの表面がくすんでしまった」と悩んでいる方はいませんか?ダイヤモンドは、日常的なお手入れを怠っている場合、表面がくすんだり白く濁ったりしてしまうことがあります。

そこでこの記事では、以下の内容を解説していきます。

  • ダイヤモンドがくすんでしまう原因
  • ダイヤモンドのくすみを取り除く方法
  • ダイヤモンドのくすみを予防する方法
  • ダイヤモンドのメンテナンス・お手入れをする際の注意点

この記事を読むことで、ダイヤモンドのくすみを取り除く方法だけでなく、これからくすみを予防するためにすべきこともわかります。

お気に入りのダイヤモンドがくすんでしまった方は、ぜひ最後までご覧ください。

1.ダイヤモンドがくすむ原因

ダイヤモンドがくすむ原因は、皮脂をはじめとした「油系の汚れ」です。

ダイヤモンドは油分になじみやすい「親油性」という性質を持っています。親油性があると、皮脂などの油分が付着した時に表面に薄い膜である「被膜」が形成されます。

ダイヤモンドを触ったときについた皮脂や、化粧品に含まれる油分によって、ダイヤモンドの輝きが失われてしまうのです。油分による被膜は、くすみだけではなく、ダイヤモンドの表面を白く濁らせてしまうこともあります。

指輪をつけたまま家事をしたり、外出後に着用していたジュエリーをふきとらなかったりすることで、指輪やネックレスがくすみやすくなるため注意が必要です。

2.ダイヤモンドのくすみを取り除く方法


ダイヤモンドが皮脂や油系の汚れによるくすみを取り除く際は、以下の方法を試してみてください。

  • 宝石専門店で洗浄してもらう
  • 中性洗剤を使う
  • 重曹を使う

それぞれ解説していきます。

2-1.宝石専門店で洗浄してもらう

宝石専門店では宝石のクリーニング洗浄をおこなっています。クリーニングは超音波による洗浄であり、無料で行ってくれるお店もあるのでぜひ利用しましょう。

ただし超音波洗浄によって、小傷があるジュエリーやセッティングが緩んでいるジュエリーは台座が取れる場合があるので、注意が必要です。

2-2.中性洗剤を使う

自宅でできるダイヤモンドのくすみを取り除く方法として、中性洗剤による洗浄があります。皮脂汚れによってくすんでいる場合であれば、中性洗剤で洗うことで綺麗になります。ただし頑固な汚れには対応できない場合もあるので注意が必要です。

また、中性洗剤で洗う場合には、傷がつかないように優しく丁寧に洗いましょう。中性洗剤で洗ったあとは柔らかい布で磨くと簡単に輝きが戻ってきます。

2-3.重曹を使う

中世洗剤の代わりに重曹を使用して洗浄した場合もくすみが取れます。重曹とは炭酸水素ナトリウムのことで、お掃除アイテムとして人気です。

重曹は弱アルカリの性質を持っています。くすみの原因となる皮脂などの油分は酸性なので、弱アルカリ性の重曹と酸性の油分が中和されて汚れを落とします。

歯ブラシに重曹を付けて、優しく擦るように洗いましょう。強い摩擦を加えると表面に傷がついてしまうので、優しく洗うのがポイントです。また重曹をつけ過ぎて洗うと傷がつきやすいので少量の重曹で洗うようにしましょう。

3.ダイヤモンドは定期的なお手入れによってくすみ予防できる

ダイヤモンドのくすみは、定期的なメンテナンスによって予防できます。ここではメンテナンス方法について解説します。

3-1.お手入れで用意するもの

定期的なメンテナンスで必要になるものは以下の通りです。

  • 中性洗剤または重曹
  • 洗面器などの容器(プラスチック製)
  • 歯ブラシ(毛先が柔らかいもの)
  • ぬるま湯
  • 柔らかい布やタオルまたはキッチンペーパー

中性洗剤は普段使用している食器用洗剤で問題ありません。また中性洗剤の代用として重曹でもお手入れ可能です。

歯ブラシは、硬めのブラシを使用すると台座部分を傷つけるリスクがあるため、必ず柔らかめのものを用意してください。

3-2.お手入れの手順

ダイヤモンドのメンテナンスは以下の手順でおこないましょう。

  1. 洗面器などの容器にぬるま湯を入れて、少量の中性洗剤を加えて混ぜる(研磨剤入りの洗剤は使用しない)
  2. ぬるま湯と中性洗剤をまぜた液にジュエリーを入れる
  3. 歯ブラシを使って優しく丁寧に磨く
  4. 台座を傷つけないように磨き、裏面も忘れずに磨く
  5. 容器にぬるま湯を入れてしっかりとすすぐ(台座からダイヤモンドが取れていないか必ず確認する)
  6. 柔らかい布かキッチンペーパーで優しく水分を拭き取る
  7. よく乾燥させる

頑固なくすみの場合には中性洗剤を多めに溶かした液に半日~1日程度浸した後に磨くと汚れが取れやすいです。また、洗う時には間違って排水口に落とさないようにするために目の細かいザルを用意して洗いましょう。

水分を拭き取る時には、手が乾いていると皮脂が付着してしまいます。手を拭かないで水分を拭き取るようにしましょう。

3-3.お手入れの頻度

くすみを無くして、輝きを保ち続けるためには、定期的なお手入れが大切です。そのため、3ヶ月に1度を目安にお手入れをおこなってください。

頻繁に使用しないジュエリーであれば1年に1度のメンテナンスでも構いません。

自宅でのお手入れのほかに、専門業者でのクリーニングも定期的におこなうのが理想的です。専門業者でのクリーニングは1年に1度程度が望ましいです。

4.ダイヤモンドのメンテナンス・お手入れをする際の注意点


ダイヤモンドのメンテナンスをする際は、以下の4点に注意してください。

  • 取り外すたびにクロスで磨く
  • 優しくかつ丁寧に磨く
  • 磨きに研磨剤は使用しない
  • 不安があれば専門店を頼る

一つずつチェックしてください。

4-1.取り外すたびにクロスで磨く

指輪やネックレスは、取り外すたびにクロスで磨くようにしましょう。皮脂の汚れをそのままにしておくと、くすみの原因になります。

毎日取り外すたびにに柔らかいクロスで磨くことで、くすみの原因となる汚れを取り除くことができます。

4-2.優しくかつ丁寧に磨く

石を強く磨くと台座から外れてしまう可能性があるため、優しく丁寧に磨くようにしましょう。メンテナンスするときは、柔らかいブラシや布で磨くようにしてください。

優しく丁寧に磨くことで、ジュエリーを傷つけることなく表面についた汚れを取り除けます。

4-3.磨きに研磨剤は使用しない

ダイヤモンドを磨くときは、研磨剤を使用しないでください。研磨剤は台座部分の金属を傷つける可能性があります。

特に、塩素系の漂白剤や研磨剤などの強力な洗剤は使用不可です。歯磨き粉に含まれる研磨剤なども使わないようにしましょう。

4-4.不安があれば専門店を頼る

自分でメンテナンスすることに不安がある場合は、専門業者に依頼しましょう。専門業者ではれば、ダイヤモンドやジュエリーの部品に傷をつけることなく、表面のくすみや濁りを確実になくすことができます。
また専門業者に依頼する際は、口コミをよく確認し、信頼できる業者に依頼するのがおすすめです。

5.ダイヤモンドのくすみに関するよくある質問

以下では、ダイヤモンドのくすみについてよくある質問をまとめています。ぜひ参考にしてください。

5-1.ダイヤモンドがくすむ原因はなんですか?

ダイヤモンドがくすむ原因は皮脂などの「油汚れ」です。

ダイヤモンドは油脂と馴染みやすい親油性を持っており、手の皮脂が付着すると、表面に薄い膜が形成されます。この薄い膜がくすみを引き起こします。

5-2.ダイヤモンドのお手入れにアルコールは使えますか?

ダイヤモンドのお手入れにアルコールの使用は可能です。アルコール消毒をした場合でも、ダイヤモンドが変色したり変形するリスクはありません。

ただし、表面についたアルコールはそのままにせずに、中性洗剤や重曹で洗い流してください。

また、アルコールが含まれた除菌シートは使用しない方が望ましいです。アルコール除菌シートの繊維で、表面に傷がつく恐れがあります。

5-3.ダイヤモンドのくすみがないほうが高く買い取ってもらえますか?

ダイヤモンドはくすみがないほうが高額買取が期待できます。定期的なメンテナンスによって、輝きを保っているダイヤモンドは、買取価格が高くなる傾向にあります。

5-4.くすんだダイヤモンドは何で磨くと良いですか?

くすんでしまったダイヤモンドは、中性洗剤や重曹で磨きましょう。弱アルカリ性の成分で洗浄すると、酸性の皮脂汚れが中和されて汚れが落ちます。

お手入れには塩素系漂白剤や研磨剤は絶対に使用してはいけません。塩素系漂白剤に含まれる化学物質は、台座に使用している金属を損傷させる恐れがあります。

また家庭用洗剤や歯磨き粉などの研磨剤は金などの金属を傷つける可能性があり、メンテナンスの際には十分に注意してください。

6.まとめ

ダイヤモンドは日が経過するとともにくすみが生じます。このくすみは皮脂などの油汚れが原因です。とくに指輪やネックレスなど肌に触れるジュエリーはダイヤモンドがくすみやすいです。

くすみを除去するには日々のお手入れが重要です。適切なメンテナンス方法を覚えておけば簡単にセルフケアができます。メンテナンスに不安がある場合は、信頼できる専門業者にクリーニングを依頼しましょう。

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