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記念硬貨は価値がないって本当?今後記念硬貨の価値はどうなる?

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記念硬貨は価値がないって本当?今後記念硬貨の価値はどうなる?
国内で大きな行事があったときに発行される記念硬貨。持っていると将来的に価値が上がるのでは?と考えるかもしれませんが、実際どうなのでしょうか。

記念硬貨を持っているけど、価値は上がるの?記念硬貨は価値がないと聞くけど、実際はどうなの?と疑問をお持ちの方に向けて、記念硬貨の価値について徹底解説していきます。

この記事を読むことで、記念硬貨の価値や今後どうなっていくのかを理解することができます。記念硬貨の価値について気になる方は、ぜひ最後までご覧ください。

1.記念硬貨は価値がないって本当?


記念硬貨は、オリンピックなどの国家的な行事や、皇室に関連する行事があったときに記念として発行される貴重な硬貨です。しかしなかには、「記念硬貨には価値がない」という意見もあります。

ここでは、記念硬貨に実際どのような価値があるのか解説していきます。

1-1.額面以上の価値を持つ記念硬貨は少ない

記念硬貨は、額面通りの価値である場合がほとんどです。

記念硬貨は、通常流通している硬貨と大きく見た目が異なりますが、通常に使用することももちろん可能です。500円の記念硬貨であれば、500円として使用できます。

そのため記念硬貨だからといって、額面以上の価値があるわけではないのです。

1-2.一部の記念硬貨は高値で売れることも十分ある

記念硬貨は、基本的には額面通りの価値ですが、なかには額面以上の価値がある記念硬貨も存在します。

記念硬貨のなかには、素材に金や銀を使用した金貨、銀貨の記念硬貨があります。それぞれ素材そのものが評価される場合は、額面以上の金額になることがあるのです。

また、発行枚数が少ない希少なものは、コレクターの間での需要があるため、高価格で取引される可能性があります。

貨幣としては額面金額であっても、コレクションとしての価値が上がり、高値が付く記念硬貨があるのです。

もちろんすべての記念硬貨に当てはまるわけではありません。「記念硬貨自体の価値が上がる」わけではなく、「コレクションとして需要がある」という点がポイントです。

2.一般的に価値の高い記念硬貨一覧


記念硬貨のなかで、どの記念硬貨が価値が高いのか気になっている方もいるでしょう。そこで以下について解説していきます。

  • 日本の記念硬貨で価値の高いもの
  • 海外の記念硬貨で価値が高いもの

それぞれご紹介していきます。

2-1.日本の記念硬貨で価値の高いもの

日本では、皇室関連の記念金貨や、過去のオリンピック記念硬貨(とくに金貨や銀貨)に高い価値がつく傾向があります。これらは国家的な慶事やイベントを記念して発行され、素材に貴金属が使われることや、発行枚数が限られていることが多いため、天皇陛下の御即位や御在位を記念した金貨、長野オリンピックの金貨などが高値で取引されています。

以下で、代表的な価値の高い日本の記念硬貨を見ていきましょう。

  • 天皇陛下御在位60年記念硬貨(10万円金貨など)
  • 皇太子殿下御成婚記念硬貨(5万円金貨など)
  • 天皇陛下御在位10年記念硬貨(1万円金貨など)
  • 東京オリンピック記念硬貨(1964年・1,000円銀貨など)
  • 長野オリンピック記念硬貨(1万円金貨など)

ひとつずつご紹介します。

2-1-1.天皇陛下御在位60年記念硬貨(10万円金貨など)

昭和天皇の在位60年記念10万円金貨は、純金製(20g)であり、金相場の上昇に伴い、額面を大幅に超える価格(例:18万円前後〜)で取引されています。

1986年に発行されたこの金貨は、日本で初めて発行された記念金貨であり、純金(K24)を20グラムも使用しているため素材価値が非常に高いです。

現在の金相場は発行当時よりも遥かに高騰しているため、額面の10万円を大きく超える価値がついています。

金貨は額面よりも「使用されている金の量」が価値を決定する重要な要素となります。

2-1-2.皇太子殿下御成婚記念硬貨(5万円金貨など)

平成5年に発行された皇太子殿下御成婚記念5万円金貨(純金18g)も、金としての資産価値が高く、額面(5万円)を大きく上回る価格(例:30万円以上)で取引されています。

この金貨も純金(K24)を18グラム使用しており、素材である金の価値が額面を大幅に超えているため、買取業者によっては保存状態が良ければ30万円以上の査定額が提示されるケースも報告されています。

皇室関連の記念金貨は、総じて高い資産価値を持つ代表例でしょう。

2-1-3.天皇陛下御在位10年記念硬貨(1万円金貨など)

天皇陛下御在位10年記念1万円金貨(純金20g)も同様に、素材である金の価値が非常に高く、額面の1万円を遥かに超える高値(例:30万円以上)がついています。

額面は1万円ですが、10万円金貨と同じ20グラムの純金(K24)が使用されており、発行枚数も比較的少ないため、希少価値も加わっています。金相場の高騰を受け、この金貨の買取価格も非常に高水準で推移しています。

記念硬貨の価値は、額面では決まらないことがよくわかります。

2-1-4.東京オリンピック記念硬貨(1964年・1,000円銀貨など)

1964年の東京オリンピック記念1,000円銀貨は、発行枚数が1,500万枚と多いため希少価値は低いですが、銀としての価値や状態によっては額面(1,000円)を上回る価格(例:1,500円前後)で取引されます。

日本で初めて発行された記念銀貨であり、銀(品位925)を含んでいるため、銀相場やコレクター需要によって価値が変動するためです。

発行枚数が多いためプレミア価値はつきにくいものの、未使用品など状態が良ければ額面以上の買取価格が期待できます。

すべてのオリンピック記念硬貨が高額になるわけではなく、希少性や素材が重要視されます。

2-1-5.長野オリンピック記念硬貨(1万円金貨など)

長野オリンピック記念硬貨では、とくに1万円金貨(純金15.6g)が発行枚数の少なさ(5万5千枚)と金の価値から高値で取引されています。

この金貨は発行枚数が少なく希少価値が高いことに加え、15.6グラムの純金(K24)が使用されているため、素材価値も非常に高いです。

第一次から第三次まで3種類のデザインがあり、セットで保有している場合はさらに高い査定額がつく場合もあります。

オリンピック記念硬貨の中でも、金貨はとくに高い価値が認められる傾向にあります。

2-2.海外の記念硬貨で価値の高いもの

海外では、投資用に発行される「地金型金貨」が資産価値として高く評価されており、コレクター需要も高いです。これらは各国の政府(造幣局)が発行する信頼性の高い金貨であり、金相場に連動した価格で取引されるため、世界共通の資産として認められているためです。カナダのメイプルリーフ金貨や中国のパンダ金貨などが有名で、日本国内でも広く売買されています。

代表的な海外の地金型金貨を5つご紹介します。

  • メイプルリーフ金貨
  • パンダ金貨
  • カンガルー金貨
  • ブリタニア金貨
  • ウィーン金貨

2-2-1.メイプルリーフ金貨

カナダ王室造幣局が発行するメイプルリーフ金貨は、国際的に信頼性が高い純金(K24)の地金型金貨であり、金相場に応じた高い資産価値を持ちます。

純度99.99%以上の純金を保証しており、世界で最も流通している地金型金貨の一つであるため、換金性が非常に高いです。

1オンスや1/2オンスなど様々なサイズが発行されており、金投資の対象として広く認知されています。

投資目的で金(ゴールド)を保有する際に選ばれる、代表的な金貨です。


2-2-2.パンダ金貨

中国造幣公司が発行するパンダ金貨は、毎年デザインが変わるためコレクター人気が高く、地金価値に加えてデザインによる付加価値がつく場合もあります。

愛らしいジャイアントパンダのデザインが毎年変更されるため、収集型の金貨としての側面も持ち合わせているためです。

特定の発行年やデザインによっては、金相場以上のプレミア価格で取引されることも珍しくありません。

資産価値とコレクション性の両方を兼ね備えた金貨として人気があります。

2-2-3.カンガルー金貨

オーストラリアのパース造幣局が発行するカンガルー金貨も、純金(K24)の地金型金貨であり、デザインが毎年変わるため収集家からの人気も高いです。

パンダ金貨と同様に、毎年カンガルーのデザインが変更されるため、コレクターズアイテムとしての価値も持っているためです。

高い純度と美しいデザインから、世界中の投資家や収集家に愛好されています。

オーストラリアを象徴するデザインが魅力的な地金型金貨です。

2-2-4.ブリタニア金貨

イギリス王立造幣局が発行するブリタニア金貨は、イギリスを象徴するデザインが特徴で、地金型金貨としての価値とデザイン性が評価されています。

表面には英国君主(エリザベス女王など)、裏面には女神ブリタニア像が描かれ、イギリスの伝統と信頼性を示しているため、2013年以降は純金(K24)で製造されており、地金型金貨としての資産価値がさらに高まっています。

英国の品格を感じさせるデザインが、投資家だけでなくコレクターにも支持されています。

2-2-5.ウィーン金貨

オーストリア造幣局が発行するウィーン金貨ハーモニーは、「音楽の都ウィーン」を象徴する楽器のデザインが特徴で、純金(K24)の地金型金貨として高い人気を誇ります。

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団をモチーフにした優雅なデザインと、純金(K24)の高い品位が世界的に認められているためです。

表面にはパイプオルガン、裏面には様々な楽器が精巧に描かれています。

芸術性の高いデザインから「世界で最も美しい金貨」の一つとも称されています。

3.今後記念硬貨の価値はどうなる?

記念硬貨の価値は、主に「金や銀などの貴金属相場」と「コレクター市場での需要(希少性)」によって決まるため、今後もこれらの要因によって変動すると予想されます。

貴金属製の硬貨は、素材価格が上昇すれば硬貨の価値も上昇しますし、発行枚数が少なく人気のある硬貨は、時間が経つにつれて希少性が高まる可能性があるためです。

たとえば、金相場が今後も上昇し続ければ、日本の記念金貨の価値もさらに上がる可能性が高いです。特定のイベント(例:大阪・関西万博)の記念硬貨は、将来的にコレクター需要が高まることも考えられます。

記念硬貨の将来的な価値は、経済情勢や市場の需要次第で変わっていきます。

4.記念硬貨をお金に換える方法

ここからは、記念硬貨をお金に換える方法について、以下2つの方法を解説していきます。

  • 銀行で換金する
  • 買取業者に売却する

それぞれ見ていきましょう。

4-1.銀行で換金する

銀行では、記念硬貨の額面通りの金額で換金ができます。そのため、プレミアの付くような記念硬貨であっても、銀行での換金では加味されません。

換金するには、窓口での手続きが必要です。交換する枚数によっては手数料が発生する場合もあり、手元に来る金額としては減ってしまう場合もあります。

多少手間はかかりますが、「記念硬貨をお金に換えたい」「それほど価値がある記念硬貨ではない」という場合には、銀行での換金が一番早いでしょう。

4-2.買取業者に売却する

買い取り業者に依頼する場合には、希少な記念硬貨であれば、額面以上の金額になるケースもあります。

金や銀を使用した記念硬貨は、金属として評価され、高価格になることも考えられます。ただしプレミアが付く記念硬貨は一部ですので、買い取り業者だからといって、すべての硬貨が額面以上になるわけではありません。

また、買取業者によっては、手数料がかかる場合もあります。記念硬貨がそれほど高値にならない、または額面通りの価値しかない場合の買取では、額面以下の金額での受け取りになる可能性もあるため注意してください。

5.記念硬貨を1円でも高く売る方法


では最後に、記念硬貨を1円でも高く売りたいという方向けに、以下4つの方法をご紹介します。

  • 付属品を用意する
  • 劣化を防止する
  • セットで買取に出す
  • 買取業者を見極める

詳しく解説していきます。

5-1.付属品を用意する

記念硬貨には、保管するためのケース、保証書などが付属品としてあります。この付属品がきちんとそろっているかどうかは、記念硬貨の価値に関わるため、買取の際は用意しておきましょう。

記念硬貨がコレクションとしての価値を高めるには、保証書があり本物であると証明できる、保管のための箱やケースといった付属品がちゃんとそろっている点が重要です。

もしも付属品がない、一部しかないという場合では、買取業者での見積もりも低くなると考えられます。

記念硬貨の売却を考えている方は、付属品もきちんと保管しておきましょう。

5-2.劣化を防止する

買い取りに出す際に、記念硬貨の状態は重要なポイントです。発売当時と同じく、きれいなままの状態であればあるほど高額での買い取りが期待できます。
希少な記念硬貨であっても、硬貨自体の劣化がひどければ、価値は下がってしまうでしょう。プレミアが付かず、額面金額のみの査定になるかもしれません。

硬貨の劣化を防ぐには、保管ケースに入れ、湿度や直射日光を避けた環境で保管しましょう。

手で触れると、劣化の原因にもなるので、できるだけ触れずに保管するのもポイントです。「未使用」と認められれば、評価も高くなります。

また、汚れに対して過度に手入れをすると、かえって傷をつける要因になる場合もあるため、十分に注意してください。

5-3.セットで買取に出す

記念硬貨は、多くの場合金貨と銀貨など、複数種類があり、個別やセットで販売されています。セット販売は単体販売より少ない数で販売されるので、希少価値が高まるでしょう。

一例としては、平成天皇即位の際に発行された天皇陛下御即位記念硬貨です。金貨・白銅貨があり、単体販売のほかにセット販売もされました。

コレクションとしても、セットのほうが需要が高い傾向なので、買取時の査定も高くなるでしょう。セットで所有している場合は、できるだけセットのまま買取に出してください。

5-4.買取業者を見極める

記念硬貨の査定は、買取業者によって異なります。少しでも高額で売るためには、業者選びも大切です。

以下のような買取業者を選択し、可能であれば複数の業者で査定を受けると良いです。

  • 硬貨専門の査定士が在籍しているか
  • 口コミは良いか
  • 買取実績は豊富か

信頼でき適切な価値を見極めてもらえる業者を選ぶことが、記念硬貨の高価買取に繋がります。

6.まとめ

記念硬貨とは、時代やその国を象徴するような行事があったときに発行される硬貨のことです。額面通りの金額として扱われる記念硬貨も多く、「記念硬貨には価値がない」といわれることもあります。

ですが一方で、金や銀など使用されている素材の相場が高かったり、発行部数が少なかったりするものは、プレミアがつき高額で取り引きされることもあるのです。

記念硬貨の今後の価値については、どのように変動していくのか予測を立てづらいため、今現在高値で取り引きされている記念硬貨をお持ちの方は、ぜひ売却も検討してみてください。

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