
「18金(K18)と24金(K24)って具体的に何が違うのだろう」と疑問に思っている方も多いでしょう。
そこで今回は、18金と24金の8つの違いと、あなたにとって18金と24金のどちらがおすすめなのかを解説します。
18金や24金について興味がある方や、購入・投資を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。
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1.18金と24金の8つの違い
18金と24金が具体的に違うポイントは、以下の8つです。
- 純度
- 色味
- 比重
- 硬さ・強度
- 使用用途
- 価値・価格
- 劣化のしやすさ
- 金属アレルギーのリスク
一つずつ、詳しく解説していきます。
1-1.違い①純度
18金と24金の最大の違いは、金の純度です。基本的に金の純度を表す際は「24分率」が使用されており、数字が小さくなるほど含まれている純金の割合が少なくなります。
18金の場合は18/24で計算をして純度が75%となるのに対し、24金の純度は99.9%です。
24金は、現在の科学技術では金のなかから全ての不純物を完全除去できないことから、純度99.9%となっています。「純金」として扱われるのは、金純度99.9%の24金のみです。
金の純度については、以下の記事でさらに詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
1-2.違い②色味
18金と24金の純度の違いは、色味の違いにも繋がります。
両者ともほとんど似ている色ではあるものの、よく見ると、18金は明るい黄色なのに対して24金は山吹色のように落ち着きのある色合いになっています。
また、18金の場合は混ぜる金属の割合を変えることで、色味をさらに変えることが可能です。それらはカラーゴールドと呼ばれており、代表的なカラーゴールドとしては以下の3種類があります。
ホワイトゴールド(K18WG)・・・プラチナに似ている白銀色
ピンクゴールド(K18PG)・・・暖色系統のピンク色
上記のように、一言で18金といっても金以外の金属の配合割合によって色合いは千差万別です。肌馴染みの良いものからゴージャス感を演出できるものまで様々なカラーゴールドがありますので、ぜひお気に入りの色味を探してください。
1-3.違い③比重
18金と24金では、24金のほうが比重が大きいです。
比重とは、ある物質の密度と同体積の標準物質との差のことを指します。つまり、同じ体積の18金と24金を比較すると、24金のほうが重いということです。
18金の比重は15.22ですが、24金では19.3もあります。
鉄の比重は約8なので、24金と鉄を比較すると同じ体積でも24金のほうが2倍以上重く、かなりの重量感があることがわかります。
1-4.違い④硬さ・強度
18金と24金では、硬さや強度が異なります。
24金は純度99.99%以上の純金で、非常に柔らかく、ビッカース硬さは約22Hvです。そのため、傷や変形が生じやすく、ジュエリーとして普段使いするのには適していません。
一方、18金は純金75%に他の金属を25%混ぜた合金で、ビッカース硬さは約120~160Hvとされています。
ビッカース硬さ試験は、金をはじめとした金属材料だけでなく、セラミックスなどの硬質材料の硬さ評価に広く用いられています。
ビッカース硬さの単位である「Hv」が高ければ高いほど、硬い材質であることがわかります。
1-5.違い⑤使用用途
前述した18金と24金の硬さの違いは、使用用途の違いにもつながります。
いわゆる純金である24金は、柔軟性があり傷つきやすい素材のため、資産価値を持つ投資用の地金や金貨に加工される場合が多いです。
一方金よりも硬い金属を混ぜて作られる18金の場合は、24金よりも硬度が高いため、宝石やアクセサリーといった普段使いできるものに使用される傾向にあります。
普段お店で見かけるようなアクセサリー類に18金(もしくは14金)が使用されることが多いのは、硬さに違いがあるためです。
1-6.違い⑥価値・価格
18金と24では、24金のほうが価値が高く、実際の相場や買取価格も24金のほうが高くなっています。24金のほうが、金の含有量が高いためです。
買取店によって正確な買取価格は異なるものの、18金の買取価格は11,263円程度なのに対し、24金が15,078円です。(1gあたり・2025年3月7日現在)
また、金の取引価格は年々上昇しており、金の割合が高い24金の価格を筆頭にさらに高騰していくことが予測されます。
1-7.違い⑦劣化のしやすさ
18金と24金では、24金のほうが劣化しにくい傾向にあります。
金自体が酸化しにくい性質があるため、純金である24金は変色しにくいです。一方18金は、複数の金属が混合していることにより、金以外の金属が酸化することで変色する恐れがあります。
特に銀や銅が混合している場合は、酸化によって変色する可能性が高いです。18金のアクセサリーの変色を防止したい方は、皮脂や化粧品などの汚れを除去することを心がけて使用しましょう。
1-8.違い⑧金属アレルギーのリスク
18金には金属アレルギーのリスクがあるため、取り扱いには注意する必要があります。
金そのものは金属アレルギーのリスクが低い金属のため、24金で金属アレルギーが出ることは基本的にありません。ですが18金の場合、金以外に含まれている金属が体質に合わないと、金属アレルギー反応が発生する可能性があるのです。
特にニッケルやパラジウムはアレルギー反応が発生しやすい金属です。金属アレルギーをお持ちの方が18金アクセサリーを購入する際は、含まれている金属を事前に確認するようにしましょう。
2.18金と24金のメリット・デメリットを比較
ここからは、18金と24金のメリットとデメリットをそれぞれご紹介していきます。
2-1.18金のメリット・デメリット
18金のメリット・デメリットは、以下の通りです。
- 18金のメリット
- 色の種類が豊富である
- 耐久性に優れている
- 金の美しさを比較的リーズナブルに楽しめる
- 18金のデメリット
- 変色しやすい
- 金属アレルギー反応が出る可能性がある
- 24金と比較して資産価値が低い
18金(K18)の特徴については、以下の記事でさらに詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
2-2.24金のメリット・デメリット
24金のメリット・デメリットは、以下の通りです。
- 24金のメリット
- 資産価値が高い
- 比較的金属アレルギーのリスクが低い
- 変色しにくい
- 24金のデメリット
- 購入する際の価格が高い
- 傷が付きやすい
24金(純金)については、以下の記事でさらに詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
3.18金と24金のどちらがおすすめ?4つの選び方
18金と24金を選ぶ際には、以下の4つのポイントを心がける必要があります。
- 使用用途
- 予算
- お手入れや保管方法
- 金属アレルギーの有無
3-1.選び方①使用用途
金を購入をする際は、使用用途によって18金か24金かを選びましょう。
たとえば、アクセサリーとして金を活用したいのであれば、18金を選ぶべきです。24金は柔らかく傷がつきやすいため、そもそもアクセサリーに利用されるシーンは少ないでしょう。
しかし、投資用のインゴットとして金を使用する場合は、24金が適しています。
自身がどのような用途で金を所有したいのかを確認し、目的に合ったほうを選ぶようにしてください。
3-2.選び方②予算
18金か24金を購入する際は、、あらかじめ予算を決めておくことが大切です。
18金はさまざまな金属が混ざっているので、比較的リーズナブルな価格で購入できます。
一方24金は純金なので、購入価格が高くなりやすいです。ですがその分、投資対象として24金を購入する人も多くなっています。
金への投資について気になる方は、以下の記事を参考にしてください。
3-3.選び方③お手入れや保管方法
18金と24金を選ぶ際は、正しくお手入れや保管ができるかも基準にしてください。
18金の場合は変色しやすいので、定期的に専用のクロスで磨いたり、別のアクセサリーに触れないように保管したりしなければなりません。
一方24金は変色しにくいので、お手入れや保管方法にあまり気をつける必要がなく、手軽に保管できるという特徴があります。
3-4.選び方④金属アレルギーの有無
金属アレルギーがある方は、アレルギーの有無で18金と24金を選びましょう。
18金は金以外の金属(銅や銀、ニッケルなど)が含まれていて、金属アレルギーを引き起こす可能性があります。一方24金は純金のため、金属アレルギーを引き起こす心配がほとんどありません。
金属アレルギーの方が18金のアクセサリーを購入する際は、含まれている金属や金属アレルギーのリスクを正しく理解してから購入することをおすすめします。
4.まとめ
この記事では、18金と24金の違いや購入する金の選び方を解説しました。
18金と24金では、金の純度や比重、強度などさまざまな違いがあります。自分の用途に合わせて、購入する金を選びましょう。
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